ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

スポーツと不況

2008-12-29 12:09:31 | スポーツ一般
今朝の読売新聞、「不況とスポーツ 競技力の低下が懸念される」との社説を読んでひとこと。

景気の悪化が企業スポーツを直撃している。運営から撤退する企業が、これ以上増えれば、日本スポーツ界の地番沈下が心配されると懸念している。

ホンダは日本の自動車レース界をトヨタとともに牽引してきた。そのホンダが最高峰のF1世界選手権から撤退を表明したのは衝撃だった。1980年代後半から90年代初めにかけて、年間優勝をを果たすなど一時代をを築き、市販社の技術向上に、その成果を生かしてきていた。しかし年間500億円を要する費用負担を吸収すべき道がないと決断した。

一方ではアイスホッケーの名門チーム、西武も今季限りでの撤退を表明している。日本リーグを支えてきて、多くの日本代表選手も抱えてきている。2010年に迫ったバンクーバー五輪に向け、日本アイスホッケー連盟などが選手の受け皿の確保に努める必要が出てきた。

さらにスポーツ大会を支援してきた企業のスポンサー撤退も表面化している。東京で開催のテニス大会が米国大手保険会社の撤退の危機に晒されている。また近年、人気が高まっていた女子プロゴルフも、来季は3試合が減ずる。しかし男子プロゴルフは石川遼人選手の人気に支えられ、現状維持が続く。良かった。

社説が説くように、企業が景気悪化のなか、生き残り策としてスポーツに見切りを付けることに批判が出来ない。しかし企業は一方で自社のブランドイメージ向上にスポーツを利用してきた。同時に日本のスポーツの競技力を支える重要な役割も担ってきている。

企業にとって「健全な赤字部門は必要だ」との先人の言葉もある。この未曾有の不況の中だからこそ、多くの企業に日本の明るい未来を担って頂く義務があると思うのだ。是非、企業の各社は日本スポーツ界のための援助を続けて欲しいものだ。









コメント (4)
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