イズミル近郊のBAYINDIR(バユンドゥル)で毎年開かれるフラワーフェスティバル、BAYINDIRはイズミル市内から約85km、土曜日も半日仕事のある夫が家に帰ってからゆっくりと出かけました。
BAYINDIRは人口20500人ほどの小さな街ですが、かつてアケメネス朝ペルシア帝国の大王ダレイオス1世によって紀元前5世紀に建造された「王の道」が通っており、郊外の村にはBAYINDIR城址の痕跡が残っているそうです。またオスマン帝国時代には最初の造幣局がBAYINDIRに作られたそうです。
その名も「温泉通り」
せっかくなので以前にも泊まったことのある近くの温泉で一泊の予定、でももちろん予約なし。もし部屋がなくてもその日のうちに帰ってこれる距離です。BAYINDIRに入ると道路の両側一面に花卉農家が広がり、色とりどりで美しく気持ちがぱっと華やぎます。
花を栽培するのも大変でしょうが、きっと心が平穏になるんじゃないのかなあといつも思います。BAYINDIRの人たちが穏やかに見えるのは気のせいでしょうか。
まずは温泉宿のあるDERE(デレ)村へ。食事も何もついていない素泊まりの温泉宿。湯治に来る長期宿泊の人も多いのか部屋は一応自炊設備があります。部屋があったので荷物を降ろしてすぐにフラワーフェスティバル会場へ。
市役所、市民に開放中。
ほぼ毎年来ているので、取り立てて珍しいことはありませんが、華やかな花を見たり縁日のような出店をのんびり見て歩くだけで楽しいのです。今年のフラワーフェスティバルの目玉?は、夫が昔(今でも?)ファンだったギュルベン・エルゲンと言う歌手のコンサートでした。
私達が行った頃にはすでに椅子席は満員で立ち見、20時に始まったものの前座が4人くらいいて長い長い、疲れた頃にギュルベン・エルゲン登場でした。コンサートも最後の花火も間近で、こじんまりと見ることが出来て、このくらいの街で住むのが頃合かなあと思ったのでした。
もちろん働く車も売っています。
毎年何かしら花を買って帰りますが、今年はトルコ語でKUPE CICEGI(イヤリングの花)、日本ではフクシアと呼ばれている花を買いました。その名の通り本当にイヤリングがぶら下がっているような可憐な花です。
タバコどころかごみもポイ捨てのトルコですが、BAYINDIRには灰皿ボックスがあります。
☆現在のイズミル☆
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