イズミル便り

IZMIR'DEN MERHABA

TURK LIRASI(トュルク リラス=トルコリラ)

2008-09-24 15:03:48 | Weblog


近所のマーケットの壁に貼ってあったこのポスター、「トルコリラが来ます」「私たちのお金が新しくなります」と書いてあります。数年前までトルコは激しいインフレのせいでお札に0(ゼロ)がたくさんありました。ただでさえトルコ語で数字を数えることが苦手でいちいち頭の中で日本語に置き換えないと計算できなかった私、買い物する時も手持ちのお金を見せて「持ってけ」状態。計算のできない日本人だと思われていたに違いありません。


現在使われているトルコの紙幣と硬貨。
表には必ずアタトュルク初代大統領の顔。


2005年に実施された1,000,000トルコリラを1新トルコリラとするデノミでお金から0が一気に6個も消え、さっぱりすっきり!ようやく自分でぱっぱとお金をだすことが出来るようになりました。私は0の多い昔のお金はさっさと頭から消してしまいましたがアンネ(義母)などは未だに以前のお金の単位で計算するので、いつも会話が混乱します。でもこういう人はもちろんまだまだたくさんいるので、パザルやお店などで未だに昔のお金の単位で金額を言う人もいます。売る側の人たちも昔の単位を使っている人と区別して金額を言うようにしているようです。2005年に導入された新紙幣、新貨幣はYENI TURK LIRASI(イェニトュルクリラス=新トルコリラ)、YTL(イェーテーレー)と呼ばれています。これを来年1月1日から再びただのTURK LIRASI(トュルクリラス)に代えますよ、というのがこのポスターの趣旨。またまた新しいお金が印刷されます。いままでのYTLからY(新の意)が取れて再び昔のTLが復活です。トルコへ旅行をした時のお金が残っているわ、という方も1年間はYTLが使えます。紙幣は色で区別しているのでわかりやすいのですが、硬貨は大きさが微妙に違うだけなので慣れるまでは、いちいち裏ッ返したりして数字を確かめていたものです。

さて新しいTURK LIRASIの導入HAYIRLI OLSUN(ハユル オルスン=うまくいきますように)!


食べかけの写真で失礼。でも中のチーズをお見せしたかったので・・・。

ところで話は変わって書かずにいられない食べ物の話、今日はKUNEFE(キュネフェ)です。イフタルの食事を食べるとなんだか甘いものが食べたくなるんです。手作りのデザートや果物がなかったある日、デザートを食べる為だけに近所のレストランへ出かけました。


この日出かけたのは「TONTONアムジャ(トントンおじさん)のお店」。

このKUNEFEはトルコの南東部のお菓子、カダユフ(最近日本のフランス料理屋さんやイタリア料理屋さんでもカダユフを使った揚げ物などのメニューが見られるようです。世界で頑張るトルコ素材ですね。)という細い麺の間に塩気のないチーズをはさみ、オーブンで焼きシロップをかけて熱々を頂くデザートです。それはそれは甘い!でもカリカリとして美味しい!毎日は食べたくないけれど3ケ月に一度くらいは(いや2ヶ月に一度かな?)食べたいデザートです。これはイズミルでは普通の甘いもの屋さんやケーキ屋さんには置いていません。オーブンを使うせいかお肉料理を扱うレストランで食べることができます。ちなみに一皿6YTL(約510円)でした。







テイゼ(夫の叔母)の家のイフタルで。
ピデ(トルコ風ピザ)にかぶりつくエリフ。すごい顔!

     






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