ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

又 盲導犬ユーザーの鉄道死亡事故

2017年01月14日 | 日記

 もう 芽が出ていたチューリップの球根

 遅れに遅れて植えてもらった100球の球根。誕生日のプレゼントとして贈られた。中にムスカリも入っていたらしく、5本のプランターに収まったらしい。
 球根は年内に植えて春を待つと言われるが、年明けでもチューリップは季節になると芽を出してくれる。
  10種類だ。どんな花が咲くのか楽しみだ。
 芽が出てきて心配なのはジャネットにかじられるのではないかということ。
今、ジャネットはプリムラやパンジーやビオラを狙っている。
 花屋さんが道に張り出してパンジーの植えた鉢を並べている。チラチラ横目に見ながら歩いているジャネット。パクリと花を食べたら弁償しなければならないのかな。おかあさんには見えない花。道路に置いて有る物は置くほうに問題があるのではと考えるがどうだろう。

 近頃の花作りは怖い薬剤を使うらしい。人間は食べてはいけないと警告されているが、毒でも平気で口にする犬にとっては安心して歩けない世の中になった。

 

 安心して歩けない所に電車のホームがある。
 今朝 又 盲導犬のユーザーが転落しした。
 おかあさんのいつも利用している京浜東北線 蕨駅でのこと。階段横の狭い部分の線路側を歩いていて落ちたとの事。盲導犬は無事だった。
 まだ どこの誰とも分らない。同じ協会かもしれない。
 それにしても、最近、立て続けに視覚障害者の鉄道死亡事故が続く
 今回も 本人が線路側を歩いていたらしい。これは歩行の基本に反している必ず 盲導犬が線路側になるように歩かなければ鳴らない。しかし 、いつのまにか、ホームの右側を歩いていたという告白もある。

 今回の事故で思うが、昨年から京浜東北線の駅には極端に駅の係員が少ない。
 事故の遭った蕨駅のことは知らないが、おかあさんの最寄り駅には、普段、JR東日本の駅員ではなく、契約しているJESという会社の社員が一人いるだけだ。
 こんなお寒い状況で、一人歩きの出来ている盲導犬使用の視覚障害者がホームへの介助を頼んだりはしにくいし、しないだろうと思う。
 お母さんのようにホームへは絶対に一人では降りない場合は別だが。
 こうなると、ホームで誰かに声を掛けて援助以来をするほか安全に鉄道を利用できない。
 
 他人の死亡事故を自分のこととして基本に則った歩行をすることだ
 盲導犬ユーザーも高齢化している。おかあさんも細心の注意を払うように気をつけよう。
 無くなった方の冥福を祈る。