ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

夫の7回忌が間近

2018年08月26日 | 日記


 ジャネットと教会に行ってきた。
 今日は殊の外炎暑の一日であったが、有難いことに車で送り迎えをしていただけて大して暑さへの不安もなかった。
今夏はあまりの暑さでジャネットに留守番をさせることも多かったので、用意していた靴を履かせる機会も少なかったので、靴になれず、どうしても座り込むことが出来ない。車の中では立ちっぱなしで不安定この上なし。 犬にとって足の裏は呼吸する大事な部分なので、すぐにはあはあと短く息を吸うようになる。
 ブーツスタイルのものは脱げにくいが長くは履かせられない。 

 8月30日は大切な夫が天国に旅立ってから7回忌となる。あの5か月間のがんとの闘いの日々を思いが鮮やかに蘇る。
 
 実に美しく散った。
「僕の遺影はどの写真を使えばいいだろうかとか 僕は君と同じ墓に入りたいな。」と言った。まだ私は生きながらえているけれど、まあ そんなに時間はかからずに同じ所に収まるわよ。
「」待っているからね。と何度も言っていた。私だって、そういわれても「はい そうですか。とはいかないのに。
全ては神の思し召し。
死の床に就く1か月前に洗礼を受けた。今は天国だ。行所がわかっているから、こちらもうろたえることなく時を過ごしてこられた。これは精神面では大変楽であった。

 あれもこれもやってあげたら良かったという反省もなかった。一所懸命に生きてきたからだ。
丸7年経過した一人暮らしも、人様の助けで何とかなっている。
 二頭目の盲導犬もおかあさんの大事なパートナー。
 それもこれもみんな夫が残してくれた遺産。感謝感謝。ありがたいことだ。


ジュピター登場のチャリティホームコンサート

2018年08月20日 | 日記

ジャネットと共にチャリティホームコンサート開催

盲導犬が4頭と訓練権が4頭 と26人の人間が集まった昨日の我が家のチャリティ ホームコンサートのにぎやかさ。
 昨日は御縁からお願いして実現した声楽科のご夫妻の出演で大いに盛り上がったコンサートも早 8回目を数えた。
 最初は治療院のベッドや机をそのままにして、狭い所で催した。
 仕事を辞めてからは部屋の誂えを直して狭いながらのワンルームにしたのでこれだけの人数が入っても納まった
私はお客様との挨拶で動けずにいたところ、
ジャネットは瞬間湯沸かし器のような性質をいかんなく発揮して、東京からわざわざ聞きに来られたパピーウオーカーのMご夫妻を熱烈歓迎して大暴れをしたとみえて 、重いはずのケージが動いていた。 ジャネット
飛び跳ねないようにハーネスを装着しておいたのに、ね。
 ハーネスを付けたらペットから盲導犬に早変わりをするはずなのに そこにユーザーがいなければ、ハーネスは静かにする道具ではなかったのだ。
 始まってからもおかあさんの歌と一緒にヒーヒーと花慣らしをして、又おかあさんの歌を邪魔したのだよ。
又今度も入念なレッスンで完ぺきだったはずが、、途中で歌詞を忘れてしまった。その後 おかあさんは恥ずかしかったが 仕方ないね。
 又 チャレンジでーす。

 チャリティと銘打っているので 毎回参加者から1000円の盲導犬協会あての寄付を集めている。今回は出演者から何と大きなお金を寄付にと託されて、他にも寄付をしてくれた人がいたので合計73000円寄付することが出来た。
 訓練権を連れて来ていた訓練士さんに早速託して協会に持ち帰っていただいた。
 これって社会貢献だよね。おかあさんも含めてコンサートの場にいる全員が絡んでいるのだから。
さらに プロの音楽家に公演の場を提供出来ることもおかあさんは社会貢献だと考えている。

 あちらこちらの家で こんなホームコンサートを開けたらいいのに。とはいえ、聞きに来てくれる人を探すのもそんなに楽ではないので まあ 年に2回くらい開ければいい。

 さて 次回はいつ頃 どなたをお招きするか。出演者は。
 早めに決めなければいけない。
 さて今回の訓練権だが なんだか名前を思えにくく ジュピターしか覚えていない。
 そして ジュピターってとてつもなく大きい名前だなと思ってネットで検索してみた結果 面白いことが判明。
ここにネットから引用してみよう

クラシック音楽に関する限り、日本では「ジュピター」といえばモーツァルトの交響曲ハ長調K.551、「木星」といえばホルストの作品を指します。

ホルストの作品は、中間部のメロディがJ-POPなどに転用された結果「ジュピター」と呼ばれる機会が増えましたが、モーツァルトの交響曲は「木星」とは呼ばれません。

モーツァルトの交響曲の「Jupiter」と、ホルストの「惑星」の中の「Jupiter」、そもそも別のものを指しているのです。

モーツァルトの交響曲の「Jupiter」は、ハイドンをロンドンに招いたことでその名を知られているヨハン・ペーター・ザロモン(1745-1815)によって命名されたとされており、この曲の持つスケールの大きさ、荘厳なイメージなどを、ギリシャ神話の最高神であるゼウス(ローマ神話ではユピテル)になぞらえたものです。
名づけられた経緯からも、この作品を「木星」と呼ぶことはありません。

ホルストの「惑星」は、太陽系の惑星のうち占星術に使用される星を題材に、各惑星のキャラクターを描き分けながら作曲されたもので、ここでの「Jupiter」は、神様ではなく「星」を指します。

従って、ホルストの「惑星」の第4曲を「木星」のほかに「ジュピター」と呼ぶことはあっても、モーツァルトの交響曲は「ジュピター」のみで「木星」と呼ばれることはないのです。
ここまでが引用。
 もし ゼウス神からとったとしても 星の木製から取ったとしてもとてつもなく大きいスケールだ。
 さて彼が無事に盲導犬デビュウーするかどうか。見守っていてあげよう。


カルピスの落とし穴

2018年08月15日 | 日記

カルピスの思わぬ落とし穴

丑三つ時まで朗読を聞いているおかあさんは、このところ 昼間は寝てばかりいる。今日も正体もなく寝込んでいたら ピンポーンと誰かがやってきた。
 この暑い日に誰かなとインターフォンに出てみたら 、あれ 声楽の先生とピアニストさんだ。

寝ぼけまなこで雨戸を空けて、朝作っておいたカルピスを用意。
 私も飲んだら、いやはや 痰が次から次へと出て全く切れないという非常事態に陥ってしまった。

 そこで先生がこう言った。
 カルピスは去痰剤の役割をするのだと。

 そう言えば 昔からカルピスを飲むと痰が出ていた。それは自分だけのことかと思っていた。
 そこで この話を聞いて そうだったのか と納得した。

 歌を歌う前には水を飲むと良いと聞いていたが、まさか カルピスでこんなひどい状態になるとは思わなかった。

 結局、レッスンが終わるころになって、漸く 息が吸えて、声が出て来た。

 ピアニストさんも先生も平気だったので良かったが、ちょっと来客に勧めにくくなってしまったカルピス。発酵食品だからとテレビでは盛んに宣伝しているが、こんな例もあるのだ。


 先代の盲導犬のニッキーは外出時に水を飲んでくれないので薄くしたカルピスを持って外出していた。
 ある時、ぶどう味の物を飲ませたら、吐いてしまった。その時、学んだのだが、正直な犬の胃は吐くことでこれは危ない物だと言えた。
 一方、おかあさんなどの人間はその危険な事に気づかずに、人体に本当は入れたくない物でも平気でせっしゅしているのではないかと思った。
 
 甘いものが大好きなおかあさん。中でも好きなのはカスタード クリームだ。
 不二家の焼き菓子でぺこちゃんのホッペというものがある。
 基本は中身がカスタード。他にも抹茶味だの数種類の物があるが、幾つか味わってみて、結局は基本の味の物を買っている。多分、それが最も体に優しいのではなかろうか。
 シンプルなのが最も良い。それに値段も少し安い。
 
 ジャネットは口に入る物なら何でもくわえてみる悪癖がある。
 以前レッスンに通っていた伊勢崎モール付近はたばこの吸い殻がやたらと捨てて会って、5回ほどもくわえたことがある。多分 その都度 ヘルパーさんが見つけてくれて事なきを得た。
 最近恐ろしいのは蝉の死骸。この辺りは緑が多く沢山の蝉がいる。ジャネットは小さいので、頭を下げて地面にある物を食べてもハーネスが傾かないのでおかあさんは気づかないことが多い。
 中には泥や小石を食べてしまう子もいて、しかも健康を害さないと聞くと、同じ犬でも個体によって 強い子弱い子がいることがわかる。
 おそらく、ジャネットは強い子に入るのだろう。
 でも 先日、蝉を食べて吐いたっけ。
 困ったものだねえ。


USBメモリーへコピー-

2018年08月04日 | 日記

USBメモリーのコピー

 先日、うっかりして大事な編集途中の会報の原稿を消してしまった。
今まで長い間、ダウンロードしなければと思いつつ、人頼みで動かしているパソコンゆえ、放置していたつけがまわってきたようだ。
 幸い、元のおのおのの原稿はメールで受信しているので、探せば何とかなったが、一時はストレスがかかった。

 そこでUSBメモリーを出してきてみたが、これ、どうするの????
 そこで頼りになるのが、盲導犬のユーザーの会のメイリングリストへの投稿。今までにもお世話になっている。

 投稿するとすぐに4名から入ってきた。。
 分かったことは、人それぞれに違ったソフトを利用している。どうも、元々パソコンに入っているものを使うらしいが、おかあさんたちは音声ソフトなので、特定のソフトが必要だ。

 教えてくれた方法でやってみたらどうやらコピーできたらしいが、これを 又PCに戻すのはどうするのだろう。

 視覚障碍者が簡単に良いソフトを入手して駆使できるようになって 約20年くらいか。
それにしても 多くの視覚障碍者がアイフォーンを使って独り歩きを楽しんだり、カメラで映して物の色を確かめたり便利なアプリが結構あるらしい。
 5日には是枝監督の映画「万引き家族」を見に行く。映画には既に場面解説などの情報が入っているので、それを聞くためにUDキャストと呼ばれるアプリをアイフォーンに入れてもらった。
 今度がUDキャストデビューになるかどうか。ちょっと心配だがきれいな音声で映画を楽しめるのは愉快だろう。
 ついでに映画を見ながら、録画が出来るといいのにね。家庭のビデオみたいに。