ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

視覚障碍者に対する声掛けの実際 動画にて説明

2019年04月20日 | 日記

 目の不自由な方に対する声かけサポート普及啓発動画 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=v9-EqfQv5MI&feature=youtu.be です。

 という動画を見てくださいとのメールが届きました。

 今 、開いてみたが、おおぬね OK。ただし、ひとそれぞれのやり方があるので、基本となる動画だ。  それにしても どこの施設が作った動画なのか分からない。  最近は見えないと同時に聞こえない人もユーザーとして盲導犬を使用している人も増えてきている。声掛けをする方はそれなりに工夫も必要であろう。

 おかあさんの印象として、横浜で声を掛けられるよりも、東京での声掛けの方が数は多い。  しかし、東京人は急いでいる人も多いので、逆に、こちらからは声を掛けにくいめんもある人は走っている。  とにかく 駅のプラットホームは怖いので、おかあさんはほとんど一人でホームにいることは無いが、、もし 一人の場合は絶対にホームの先端に近づいたり、一人で乗車しないように気を配っている。  皆様もこの動画を覗いてみて欲しい。


詩集 智恵子の歌

2019年04月14日 | 日記

 好転の東京、二子玉川で開かれた歌の先生の出演するコンサートに出かけた、  初めて行った二子玉川にの駅周辺の賑わいにちょっと驚く。何と、多くの人々が、立ち止まって話をしていではないか。人の流れというより、止まっている。土曜日の午後はあんな風に立ち止まって話をするような素敵な雰囲気があるのかな。歩いているおかあさんには理解できなかったが、他では経験したことが無い駅周辺の人の在り方であった。

 さて、智恵子抄の詩集を田中まさあき氏が曲を付けた歌が今日の内容。ナレーションもあって、先導されて唄う歌は、どれも心に響いてくる。智恵子の悲しみや 高村光太郎の智恵子を想う心がたんたんと歌われてゆく。  時間も1時間半くらいのコンサートであったので、軽くて良かった。  ジャネットは大好きな先生の歌を聞きながら、鼻鳴らしをした。おかあさんの歌ではしょっちゅううるさいなあと鼻鳴らしをするが、今日のは一緒に歌っている用であった。静かな会場に響いたと見えて、ピアニストの渚さんもあれと思ったと終わってから言った。  コンサート会場で鼻鳴らしをしたのは初めてだ。これは困る。声を出されては困るのだ。

  夜 詩集を聞いたせいか俳句が作りたくなった  昔 まだ母や夫が存命中の頃、裏磐梯に出かけた。  母は75歳で日本舞踊をやっていたので結構健脚であった。おかあさんは光が見える程度でニッキーと山道を歩き、母は完全失明の夫の手を引いて、石や根っこの延びている山道を景色を教えてくれつつ、歩いたことを思い出す。  5式沼の色は若かりし頃友人たちと歩いた同じ道に変わらぬ色で道行く人の目を楽しませていた。昔、あるいていて良かった。思いだした事柄は沢山あった。  その時の写真は無いが、おかあさんの心の中に何枚ものカラー写真が刻まれていて、それを俳句の題材に引っ張り出してくれるのが、感動を受けた心だと感じた次第。 安達太良のさくら若葉や天高し 葉は75歳盲いし吾と初夏の山 カタクリや二つに避けた磐梯山 左手にハーネス右に白杖初夏の山 夫と吾と盲いて久し山笑う

失ってから見えてくるもの蔦若葉

 

 最後の句のうしなったものは視覚であり、視覚障害となって与えられたものは、聴覚であり、見えると言う装飾を取り去った生の人間の姿ではないだろうか。  一番見えないのが自分自身だ。  いつもそばにいるジャネットは盲人としてのおかあさんをどんな目でみているのだろうか。聞いてみたいものだ。  いや、何も言わない所が人生の妙なのかな。  ジャネット 明日もよろしくね。


季節外れの寒さ到来

2019年04月11日 | 日記

季節外れの寒さ

 昨日の雨と寒さは冬本番と変わらないくらいの寒さであった。  東京タワー周辺を巡るウオーキングの会はお流れとなり、午後は本の代読をしてもらった。  目の前での代読は分からない言葉を直に聞けるし、内容も分かりやすい時代物であったので心に残った。  そのうちに映画になって登場するとのこと。  おかあさんはありがたいことに本などの代読をしてくれる制度のお陰で毎月届く本が読めているが、佐渡に住む友人の盲導犬のユーザーは、定期的に来てくれるホームヘルパーさんに依頼する他に方法がないのでと嘆く。  松江市では社会福祉協議会が中心となり友愛の活動の一つに相互扶助で掃除 選択から外出支援や代読代筆など生活全般の幼用事を時間単位800円 入会金1000円で行っている。利用者は150人ほど。会員同士の助け合いと聞いている。  中には支援する側とされる側に特化するかもとは思うが、助けたり助けられたりは美しい光景だと思う。

 おかあさんが、今 欲しい支援は食事作り。多めに作って保存するたびに食べ忘れて捨てることを無くしたいので、作った物を2回分くらい持ってきてくれるのが好都合だ。一人暮らしの人が増えて、どこの家でも作りすぎて、やれやれ と思っている人は多いはず。  最初から分け合うことにしていたら、無駄にもならず、ご近所での相互扶助となる。 いつも頂いているばかりでは気が引けるし、差し上げることが多くても、先方の気が重くなる。  とはいえ、各人の味の好みは個人個人で違いがあるし、年を取ってくると、作るのも面倒になるので、そう思うようにはいかない。

 ということは、近所で高齢者の為のお弁当作りをしているグループを探せばいいのだ。業者の宅配するお弁当はすぐに飽きが来る。

昨日は新タケノコと香りの高い蕗の煮物を頂いた。ほっくりと美味しい筍に舌鼓を打った。有難い。


新宿御苑んの桜

2019年04月05日 | 日記

新宿御苑に行きました。

 長持ちする今年の桜

 横浜にも桜の開花宣言が出た2日後に新宿御苑にお花見に出かけた。  広い苑内には桜だけで65種1100本の木があるとのこと。染井吉野は2部から3分咲きであったが、陽水という桜(花の色は緋色)がほぼ満開。目の見えないおかあさんにも、同じ満開と言えども鼻の色により、そのあでやかさとか華やかさが違うのだなと実感させられた。やはり、染井吉野の華やかさは群を抜いている。今回は陽のよく当たる場所ではかなり花をつけていたが全体ではまだまだ寂しい感じだったが、大木が多いので染井吉野と言えども枝が下に垂れて地面近くまで満開の花をつけた枝が伸びてきてそれはそれは美しい。  枝が下に向かって降りているので、枝垂れ桜かと間違える人がいるが、一本一本の枝はまるでピンク色の滝のみずが流れ落ちているような風情だ。  おかあさんはこれほどの桜を他では見たことが無い。山桜とか大島さくらとは大いに枝ぶりが異なる。  先日桜の樹木医が言っていたが、桜は一つの蕾から4から5本の花を咲かせるのだそうだ。花数が減ることは、木が弱ってきている証拠。老木でも優しくいたわってあげると又元気になって花を咲かせるようだ。  今 上空を飛んでいる鳥たちは、あちらこちらに白やピンクのモザイク模様の地上の風景にうっとりしているかもね。  そうそう、公園の中のどの当たりが花がよく咲いているかしらと思ったとき、小鳥の 鳴き声に耳を澄ませると、その下には美しく花が咲いているだろう。

 今年はジャネットの鼻先にまでたわわに花をつけた枝が延びていて、おかあさんともども大いに花見を楽しんだ。 じっと 美しい桜を見ていた。 街中で 路上のパンジーを食べてしまうジャネットが、桜には全く喰いつかなかったのは何故だろう。そんなことはしてはいけないことだからね。  御苑でおかあさんが最も気にしていたことは地面の臭いからジャネットが大きい方をしてしまう事だった。そこで、かわいそうだが、ワンツー袋を着ている洋服に忍ばせて装着した。案の定、御苑を出る前に排せつを済ませようと思ったら、既に大きい方を済ませてぶら下がっている。え どこで。 そんな気配は無かったのに。まあ 数時間を苑内で過ごすのだから、トイレにも行きたいわね。  事前に袋をつけておいてよかった。

 帰りに新宿高島屋のトリイユキさんの店によって、ブラウスとジャケットを買った。ここでもカラーコーディネートしていることが役に立って、似合う色の物を買うことが出来た。。  アクセスだが、今では副都心線に乗れば新宿御苑でおりるととても簡単に行けることが判明。時代は確実に進歩している。


新元号 令和 に思う

2019年04月01日 | 日記

新元号 令和 に思う

それほど意識することも無く、待っていた新元号。  今日 発表されて、 「令和」と分かった。  午前11時半過ぎに発表された時、官房長官は書いたものをかざして「令和だと言った。  おかあさんは、どんな字を書くのだろうと、説明を待っていたが、メヂアもテレビでも一切どんな文字七日の説明がなかった。  おかあさんは、仕方なく姉に電話をして聞いた。命令の例だと言ってくれたら瞬時に分かった物の、見えている人にしか分からないような報道はいかがなものか。と普段は使わない言葉のいかがなものかがつい出てしまった。  その時 ラジオをつけたら、少なくともアナウンサーがどんな文字が使われているかを説明したと思うが。

 それにしても、多くの国民が注視していたことに驚く。  平成の時は国民の反応がどうだったのか。というより、おかあさん自身がどう感じていたかだ。  特に感慨を持って新元号を待っていた記憶がない。それは何故か。  さて、この令和 という元号だが、最初に聞いた印象よりも、今の方が馴染みが良い。きれいな名前だなと思う。  今後、地球も宇宙も含めて、佳い平和が訪れてほしいものだ。まずはめでたい。下戸のおかあさんは珈琲で乾杯。」  ジャネットに教えてあげたら、キューンですって、分かったのかな