名前お覚えるには脳に限界がある
年と共に他人の名前を覚えにくくなるのは世の常。とはいえ、あの人の名前はいつも出てこないなんてこともある。これはどうしたことだろうかと脳の仕組みを疑ってしまうこともしょっちゅうだ。
視覚障碍者の友人や知人を見たら、まず 障碍者の名前を呼んでから、自分の名前を名乗るのがありがたい所作だ。ところが双方の名前は無視して、急にお声を掛けられる時、ああ 先日 お名前を聞いたばかりなのに何というお名前だっけ、と思うが もう出てこない。 今日もダンススタジオで、その方とお会いしたが、声は分かるが呼びかけられなかった。 そうだ。おかあさんは お名前を覚えるために出来るだけフルネームで、しかも文字まで聞くようにしているが、今日の方にはそこまで食い下がらなかったなあ。 今若くてなぜ 他人の名前を覚えられないのか分からないとこちらを馬鹿にしている方がおられたら、あなたも いつか おかあさんのいう事がお判りになるはず。 それを防ぐには、何度も相手の名前を呼んで口に出して、自分の名前も名乗って相手に印象を深くするように努めていたら、覚えられないと嘆くことは無くなるのではないかと思う。
おかあさんの名前を覚えるための脳のキャパシティはとても狭いように思う。DNAの問題ではないか。姉や妹はどうなのだろうか。知能の程度は同じなのだから。こんど会ったら聞いてみよう。 人を認知する犬の能力を考えてみると、ジャネットは一度出会った人は絶対に忘れないし、好きだと思った人には大好きの尻尾振りは欠かさない。 犬と話が出来たなら、このあたりのことも語ってくれるだろう。 私たちは名前を聞かれたら つい 苗字で名乗るが、フルネームで名乗る方が相手に自分の存在を印象付けられることを、もっと認識するといいなあ。ついでに 文字も伝えて。その方がより親密度も増すのにと思う。 忘れっぽいおかあさんの為には、まず こちらの名前を呼んで注意がその人に向くようにして、お名前を名乗ってください。毎回でも構いません。するといつの間にか忘れられない人になりますから。よろしく どうぞ。