ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

ボタン雪の後始末

2012年02月29日 | 日記
ボタン雪の後始末

 今朝 外に出たら 雪が積もっていた。
 何センチだろう。玄関先のアプローチをニッキーは嬉しそうに走る。
 あれ やめて。ヒール スロウ スロウ。
漸く ニッキーは積もった雪を珍しそうに眺めて 大人しくなった。
 お陰さまで 危険もなく ツウを済ませた。

 それから おかあさんは何度か外を伺った。五語3時半ごろには 降り止んだので 
アプローチの雪かきをしていたら
ご近所の若いおかあさんが スコップで加勢をしてくれた。
 この方は 折に触れ 声を掛けてくれたり 手作りのお菓子を届けてくれたりして
くださる。嬉しい隣人だ。

 それにしても 今日のボタン雪の水分量の多いこと。おかあさんはデッキブラシで 雪かきだ。
 やはり スコップを買わなくては。必須だ。
 さて 明日の朝 何事もなくニッキーのトイレに出られるかな?
 都心では すぐに溶けてしまう雪も この地では そうはいかない。
 明日は 熱海の梅林に行く予定だったが ガイドさんはキャンセルしてしまった。

 そんな雪の日。雪の下には もう チューリップの芽が出ているそうだ。
  
春の雪に へっぴり腰や 吾も亦 悠佳 

油断大敵 ニッキーの口に注意

2012年02月28日 | 日記
おかあさんの油断

 今日の昼食で作ったやきそばが一人で食べるには多かったので
明日のために残しておこうと タッパーウエアーに入れたが 油断から ふたをし忘れてしまったおかあさん。
 おまけに 使いの腰の豚肉 100グラム もそのままにして 他の片づけを
していたら それお尻目に 
 あっけなく ニッキーの胃袋に納まってしまった。
やきそばの味付けはソースだったので からかったのか 水を飲む今年きり。
下痢でもしまいかと 思ったが
そんな気遣いは全く無駄だ。お腹がくちくなって 出先でも うつらうつら。
 夜の食事はいつもの半分を いつもより1時間半ずらしてあげたら 食べ終わっても 何だか 物足りない様子で食器から離れない。

 先日の桜餅といい 今日のヤキソバ プラス ブタニク 100グラム といい 体重増加につながる。
この頃 おせんべいをカリカリとおいしそうに食べるので 手からあげていたのも この盗み食いにつながったかも。
 つい 賢いので ニッキーが犬であることを忘れてしまうおかあさん。ニッキーに悪いことをさせているのは 私だ。反省。

 それにしても ヤキソバに沢山入れた野菜 (もやしとキャベツ)で明日の朝のツウがどうなるか。気をつけなくっちゃあ。

さて  ニッキーの朝のツウを室内でやらせるか 室外に出て 道でやらせるかについて 周りの人は 犬だから外でやりたがるのは当然と言う。
そんな意見と ニッキーの頑固さもあって 室内での快挙は2日間であえなく終了。又外でやっている。
 でも 明日は 雪かも。困ったなあ。

 

遂にやった。室内でのニッキーのトイレ ワンとツウ

2012年02月26日 | 日記
遂にやった 室内でのワンツウ

一昨日の夜 ニッキーの歯磨きと耳掃除が終わって やれやれ 。おかあさんは食後の スイーツの道明寺の桜餅を食べて台所の片付けをしていた。
そのとき ニッキーが何となく テーブルに伸び上ったような気がしたので ニッキーを見たら  慌てて ハウスに戻った。

 後で気が付いたが 残っていた 桜餅を 一個ペロリ。
お腹に入ってしまったものは もう どうすることも出来ないので 又 歯磨きをして寝かせた。

 そして 昨日の朝 雨が降っていたので ワンだけでも室内でさせようと袋を着けてぐるぐるさせていたら マズ ツウをしてくれた。ワンは室内でもするように
なっていたので その朝のトイレはあっけなく済ませることが出来た。
いつもより ツウが柔らかだったが 多分 桜餅のせいだと思う。
 でも 道明寺のお陰で 雨の中を外に出ないで済んだ。

 そして 今朝 同じようにツウ、 ワンの順序で済ませた。

 こんなに2日続けて室内で済ませるとは。
有難い。有難い。

 だ明日も続けられるといいけれど。。

 おかあさんが なぜ このことを重大視するのかというと
ニッキーが貸与されてから 4年3ヶ月の間亜 毎日 毎日 外でトイレをさせてきたからだ。
だから この2日間の快挙は おかあさんにとっては 何よりのビッグニュース。

 さて 今後の様子はどうだろうか。楽しみと心配と 二つの気持ちがないまぜになっている。

村木厚子さん 素晴らしくて 何て 太っ腹な女性でしょう

2012年02月24日 | 日記
素晴らしくて なお 且つ 太っ腹な女性だなあ

障害者に与えられた権利の乱用

 おかあさんは新聞を取っていないので 福祉に関する新聞記事は 二本盲人会連合から配信される福祉ニュースを見ている
 そこに 下記のニュースが出ていて 正直 感動した。
 部下の嘘から出た言葉の所為で長い間収監された村木さんの言動を見ていると
 よく まあ 恨みがましいことも言わずにいられるものだと おかあさんは感心しきり。

 

すばらしいなと感心していたら 全ての賠償金を寄付するとの事。何て 太っ腹なの。

 すがすがしい気持ちになりました。
 こんな女性が今の腐りきった政治家の上に立って 浄化してくれたらいいのにと思う。

 刑務所と聞いて思い出すのは 島根県浜田市に出来た刑務所とリンクした盲導犬訓練センターでの 更正事業。
 受刑者がグループで盲導犬候補の子犬を育てている 
 そのうち一頭がPR犬になったと聞いている。
これらのニュースもこの福祉ニュースに配信される。

 おかあさんは 一日も早く 彼らの中から盲導犬が生まれてこないかなと願っている。
そうなれば 多くの関係する受刑者に喜びを与えられると思うからだ。



以下 新聞記事

 5.障害者郵便割引不正:無罪確定の村木さん賠償全額寄付
2012年2月16日 毎日新聞 夕刊
 郵便不正事件で無罪が確定した村木厚子・元厚生労働省局長(56)=現内
閣府政策統
括官=が、違法捜査の責任を認めた国側から得た賠償金を長崎県雲仙市の社会
福祉法人
「南高愛隣会」(田島良昭理事長)に寄付すると明らかにした。同会側は、刑
務所への出
入所を繰り返す「累犯」障害者や高齢者の更生を支える活動などに役立てようと、
3月に
も「共生社会を創る愛の基金」を創設する。
 同会関係者などによると、約3770万円の賠償金から弁護士費用を除いた
全額が寄付
される。村木さんは捜査の真相を明らかにしたいと国家賠償訴訟を起こしたが
、国側は昨
年10月、捜査の責任を全面的に認めて賠償金を支払う異例の対応をとった。
村木さんは
「お金をもらうのは本意ではない」として、累犯障害者の支援で知られる同会
側への寄付
を決めたという。
 田島さんが公平に寄付金を役立てられるように基金創設を提案し、村木さん
も賛同。具
体的な使い道は、外部の実務家らでつくる企画委員会が中心に検討するが、長
崎県内で罪
を犯した知的障害者の受け皿確保に必要な調査や調整を行う「障がい者審査委
員会」(仮
称)の運営支援などが柱になりそうだ。
 村木さんは関係者に宛てたメールで「ハンディキャップを持った人が適正な
取り調べを
受け、公正な裁判を受けられるようにするための活動や、自立することを助け
る活動を支
援する基金を作っていただくことになりました」などと報告している。田島さ
んは「村木
さんがつらい思いをした中から生まれたものなので、社会に役立つよう最善の
努力をした
い」と話す。3月10日に東京都内で基金創設の報告も兼ねたシンポジウムを
開く。

単独世帯の落とし穴

2012年02月22日 | 日記
日本の家族形態の実情に 今頃 驚いたおかあさん

 今朝 ラジオから聞こえてきた国会での質問の無いように耳をそばだてたおかあさん。
 多分 その理由は 自分自身が高齢者と呼ばれる年齢隣 更に 一人暮らしとなったことがそうさせたと思う。
 なぜなら 人は自分がその立場にならないと 分らないことが多いからだ。

 質問内容は 現在の日本の家族形態についてだった。そこで インターネットを覗いてみたら
こんな記事が半年以上も前に出されていた。
以下 産経新聞の記事

2011年06月29日 | ニュースあれこれ
65歳以上、過去最高に 30代女性未婚率も記録更新
産経新聞 6月29日(水)21時19分配信
 日本の総人口に占める65歳以上の高齢者の割合(高齢化率)が23.1%に上昇して過去最高を更新したことが、総務省が29日発表した平成22年国勢調査の「1%抽出速報」で分かった。30歳代女性の未婚率も過去最高を記録。15歳未満の年少人口の割合も13.2%に低下しており、少子高齢化がさらに深刻化していることを裏付けた。
世帯構成別では、単身世帯(31.2%)が、夫婦と子供の世帯(28.7%)を初めて上回った。65歳以上の1人暮らしは457万人で、調査開始以来初めて400万人を
突破。特別養護老人ホームなどの施設入所者は121万人に達し、17年の1.5倍に
急増した。 出産適齢期後半にあたる30歳代から40歳代前半の女性の未婚率も過去
最高となった。35~39歳女性は22.4%で10年前(12年)と比べて
8.4ポイント増。40~44歳で7.9ポイント増(16.6%)、30~34歳で6.8ポイント増(33.3%)だった。

以上が記事の内容。

 今 おかあさんが一番期に掛けているのは 一人暮らしをしていて 突然の病気で死んでしまったら ニッキーがどうなるのだろうかということ。
孤独氏は仕方ないだろう。
 今 2日に一度ホームヘルパーさんが来ているが チェーンをかけているとすぐには
家の中には入れないし などと 色々考える。

 この統計に出てくるびっくりするほどの一人暮らしの人々は 日々 どんな思いで生きているのか。
 何んとも 震かんとさせられる事実だ。

 今日も45歳のおかあさんがくも膜下出血で死亡して残された知的障害の4歳児が衰弱死していることが報道された。
 離婚家族だったのか父親はどうしたのか などと考えていると 流行語と鳴った 
「絆」は東北だけのものではないと 切実に思う。

 みんだで仲良く助け合って生きてゆくには どう 働きかけてゆけばいいのか。
ニッキーのためにも何とかしなければと真剣に考えるおかあさん。
皆さん よろしくね。

ワンダーネットってなあに?

2012年02月18日 | 日記
ワンダー ネット

 北風が冷たい今日。まだ まだ 大雪が降っている日本海側。
このあたりは雪が降らない。寒いだけでは 文句は言えない。

 さて 寒い時 鳥はどこで どうしているのか。

 寒くても 羽毛に覆われているのだから 結構元気だ。しかし あの鳥の足。爬虫類みたいな足。 どうみても あれが暖かいとは思えないのだが....。
 足は凍傷にならないのだろうか?

 そんな疑門がを払された。
鳥の足には冷たい血液が通っていて 決して 温かくはならないように出来ている。では その冷たい血液がそのまま心臓に戻ってゆくのかというと それは違う。

 どこにあるか知らないが 「ワンダーネットと言われる器官があって 冷たい血液を暖かくして 鳥の体に運ぶシステムになっているのだそうだ。

 逆に暖かい血液はワンダーネットを通って 冷たくして足に運ばれる。

 だから 水の中にいても 極寒のシベリアにいても凍えないで生きているのだ。
 すごい。神様の御手にようるとしか思えない。

 私達だって この寒さにかじかんだ手や足が ワンダーネットで暖められるなら もっと 寒さに耐えられるのにと思う。

 ということはワンダーネットの器を持っているかいないかが
かっての地球規模の慣例期の生死を分けたのかも知れない。

 宇宙から巨大な隕石が地球に落下して 地球規模の寒冷化を引起した時
 爬虫類は死に絶えた。
しかし 始祖鳥にワンダーネットの仕組みが備わっていれば 寒冷を物ともせずに 生き延びたと推定できる
 そして その子孫が 今の鳥類なのではないか。
足は爬虫類みたいだ。

これからは鳥達の恋の季節。
特にうぐいすの泣き声を聞くと幸福感に満たされる
 さて 八丈島には 嘴長鶯 (はしながうぐいす)という ぐいすが生息している。
その 鳴き声は
ホー ホケ と聞こえるらしい。
ホケ の後にケキョみたいにも聞こえるとか。
その後に ジイサンのような音が続くのだが おかあさん自身で聞いたわけではないので 自信を持っては言えない。
ホー ホケ (けきょ) ジーサン この聞きなしは
ホー 起きろよ 爺さんだとか。だから八丈島の爺さんは早起きぞろいだ。 とすると 去年の夏まで 前の団地で泣いていた うぐいすさん。彼は ホー ホケ と鳴いていた。
 おかあさんはきちんと鳴けない音痴の鶯だとばかり思っていたが もしかしたら あのうぐいすさんは こ ハシナガウグイス だったのかも。
 確かめられないのが残念だが 円海山に増えてきたのは ハシナガウグイスかもね。 
今年も来てくれるかな待っていますよ。


正しく体温を測るには

2012年02月17日 | 日記
体温計を正しく測るには

 一昨年の12月に オムロン社が新しいタイプの音声体温計を売り出した。
 おかあさんは それまで 自分の体温を測りたくても 
目盛りを読めなくて 計測が出来なかった。

 この音声で教えてくれる体温計の発売については 一日もはやっくと
会社を せっついていた。

 測ってみるとおかあさんの体温ひは 何だか とても低い

日本国民が総なめて低体温症になりつつあるようなことを聞いたが おかあさんは
悪い見本だ。
 ところが  昨夜 体温計を手にして はたと気付いた。それは体温計ののどこで体温を測るのかを考えてみると どう 見ても 先端部分だ。
 そこで 体温計を斜めに脇の下に入れるのではなく
その 先端お脇の下に押し付けたら体温が上昇した。
それに時間も短縮できた。
 そうか。体温とは 脇の下に先端をしっかりと押し込めば早く 性格に測れるのだと この年でわかった。嬉しいやら
情けないやら。
ちなみに いつも35度だったの 35.4度に上がった。

 目が見えているときに測っていた水銀の体温計は そんなに難しいことを言わなくても 脇の下に挟めばすんだようにも思うが 素材や 形態の変化で計測方法が変るのかも。

 そこで ニッキーの脇の下で試してみたが 全く反応しない。多分 毛が生えているからだろうと思う。
クリニックでは校門で測っている。
ニッキーの体温も蓮例が上がるに連れて
下ってきている。37度4分。

おかあさん達の2月の句会

2012年02月15日 | 日記
おかあさんの2月の俳句

啓蟄や 地球に似た星見つかりぬ
檀家でも氏子でもない 蕗の薹
雛月や 認めたくない吾が弱さ
 春風やポニーテールの私達
わが街の たそがれ通り梅ふふぬ
凍てし夜の消防自動車 近くかな 
 隠し事 出来ぬ性格 春帽子


今日の句会に出した句。先生に添削された句もある。
三段切れだったり 上下をひっくり返した方が良かったり いつまで経ってもこれで良しという訳にはいかないね。
 風景を詠むのは大の苦手。心に浮かぶ言葉を
あれこれ ひっくり返したり
別の言葉に置き換えたりするのはパソコンのお陰で楽だ。

 見えなくても文字を知らなくても出来るのだから嬉しい限りだ。

 今日は我が家での句会。ニッキーは玄関まで皆さんを迎えに出て 句海中は 自分のハウスの籐椅子に座って聞いている。選句もしているのかも。
ニッキーがしゃべれるといいなあ。どんな乾燥を持って生きているのかなあ。

 「えっ起きていたのは  うるさくて眠れなかっただけだって。」なあんだ。

セントバレンタインを恨みます

2012年02月14日 | 日記
セントバレンタイン デー

 思うにチョコレートを貰わない男性にとって この日は辛い一日となるのか。
 それとも 気にしないのか。その心情を 是非とも 聞きたいもの。

 今朝のラジオの投稿者 男性。
 今年は 自分の妻からしかチョコレートを貰えないだろうとの投稿の内容だった。
 それを その人の奥さんと聞いていたが
奥さん いわく 「買ってないよ」の一言。
 
 あー 夫婦間のチョコも義理チョコを通り越して 省略されてしまったとの再投稿に思わず 笑ってしまった。。
 彦根のキャラクター ヒコニャンは男の子だったらしく
何と手作りまで含めて 163個だか168個だか 全国各地からチョコレートが贈られた良し。
 ニュースでは それをどう処分するのか言わなかった。
 どこかの施設にでも持って行くのだろうか。
何んとも平和な日本だ。

 今 日本では女性の力が強大になってきているが
愛の告白だけは 男性に任せておくのか。
装飾男子にその力があるのかな?
 既婚者にとっては 愛情のあるなしを判断する良い機会かもしれない。

 明日は 遅くなって御免ね と書かれたカード付きのチョコが安く売られるので それを 義理チョコとして狙うのも経済的に済ませるやり方かも。
 ああ 男性はかわいそう。

 チョコレートを食べられないニッキーだが 昨日の具合の悪さは完全に克服。元気で いい顔をしている。
おかあさんとかくれんぼをして遊び ブチュとほっぺたにキスをしてくれた。
嬉しいやら 汚いやら。でも ありがとう。
元気になって良かった。

横浜発の写真館の設立から150年

2012年02月13日 | 日記
日本人の手による横浜初 の写真館

 横浜が写真館西端日本発。この情報を聞いて やはり 横浜は近代の発祥の地として 大いに栄えた街であったことを再認識

本当の日本発の写真館は外国人によって1859年に横浜に開館されているが

 1862年 日本人の手により 横浜が開港して3年後横浜の弁天通に写真家の下岡蓮杖(しもおかれんじょうが写真館を作った。
蓮杖は下だの生まれで 13歳に江戸に出て絵を学び その後 写真に出会ってその技術に驚嘆して 横浜に出て写真を勉強した
写真の技術を外国人から学んだが 最初は湿板方式 後に 乾板方式となり 写真技術の進歩著しかった。
蓮杖が40歳のとき 横浜の弁天通に写真館を会館。
そのころには 日本人も写真を写すことに抵抗が無くなって 写真館は 大いに繁盛した。
しかも  蓮杖は多くの弟弟子を育て 何人もの有名な写真家を世に送り出している。
今日の写真術や写真行の日本の祖として 毎年 彼の誕生日の2月12日に 聖誕祭が
行なわれて その業績が顕彰されているという。

 明治時代には「」横浜写真」と呼ばれる写真が外国への高尚な土産品として尊ばれた。それは写真の上に色を塗り 蒔絵の高価な表紙を付けたものだったとか。
それは 今でも鮮明な色が残り あたかもからー写真みたいだと驚くほどの技術だった。

 当時は 仕事が無くなった浮世絵師が焼き物の絵付けなどをして その陶磁器も日本からのみやげ物として又 輸出もされていたが
 それと同様に 美しく彩色された「横浜写真も
人気があったのだ。
横浜歴史博物館には焼き物が所蔵されているが 常設展示かどうかは分らない。

一方 横浜写真は 現在 横浜開港記念簡で展示されている。2月待つまで。の展示。

 下岡蓮杖は下だの生まれだが 当時の下田は アメリカから黒船が来航して 新しくて 物珍しいものを多く運んできた。おかあさんは 連声が下田でこの空気を大いに吸って たった13歳で江戸に出て新しいものに触れたい 勉強したいと思うに至ったことを想像してみる。
 進取の気を取り入れて 日本の写真の糸口を開いた下岡蓮杖のことを思って
ありがとう と言いたい。
彼は 晩年 キリスト教に帰依して幸せな晩年を送ったそうだ。

 さて 我が家のお姫様のニッキーは今朝から何だか変。
朝食は普通に食べて問題は無いと思ったが 11時半ごろ吐いた。
久しぶりだ。
その後 横になって 何だかぶったりしている。
 夕方 盲導犬教会から電話があり ニッキーの様子を聞かれた。そこで 今日の様子を話した。
 先方の電話の趣旨は このところ 体調を壊す盲導犬が続出しているから
ニッキーの様子を聞くための電話だった。タイムリー。

 夕飯は いつもの半分。それで少ないとの文句も出ないのでOK。
 しかし 胃の内容物が口に戻ってくるのか 何だか もぐもぐ。
 そこで おかあさんの鍼が登場。お脈拝見。
鍼を打ったら 何となくしゃぼくれて艶のなかった毛並みに艶が出てきた。
 胃の方も落ち着いてきたらしい。
おかあさんは まるで お姫様月の御典医みたいだ。
やれやれ。
 昨日の外出では体を冷やさないように細心の注意を払ったが 風邪かな。
今は静かに寝ている。


三陸海岸の津波の歴史 作家 吉村昭氏の「海の壁」を読んで

2012年02月09日 | 日記
作家 吉村昭氏の 「海の壁」 のご紹介 津波の歴史

 気象庁から津波の警報に関するマニュアルが新たに出されるとの報道に接した。
 今ほど 二本国民が 「津波」への関心を高めている時代は無いのではないかと思う。

作家 吉村昭氏が1945年に出版した「海の壁」を読んで おかあさんは改めて 三陸海岸に 何世紀にも亘って 押し寄せた津波の歴史を学んだ。
津波の歴史のすさまじさにに 肌に泡立ちを覚えながら読み終えた。
当時の様子を見ていると 昨年の大津波が千年に1回あるかないかの大津波だと報道
されていることに疑問を感じる。
ものすごい被害を何度も受けているではないか。
 世界の津波で最も波高が高かったのは 昭和33年にアラスカで発生したもので 
500メートルまで駆け上ったと記録にあるらしい。
明治8年4月24日には 沖縄の石垣島を襲い 大津波が発生し 85メートルの高さまで到達したと記されている。 島民17000名の内 8500名が死亡。
三陸沿岸の地震と津波の記録では
17世紀に何と9回もの地震と津波が記録されている。
18世紀には3回、19世紀に入ってからは2回津波を体験。
小さな津波は歴史書に残されていないことが考えられるので その回数はすごい。
明治に入ってからは 明治元年 と明治27年に津波。
明治29年6月15日に地震と大津波。算出された波高で最高は22メートルだが 実際は50メートルを越した地域もある。
宮古市の田老町では14メートルを超えている。

翌年の明治30年にも仙台地方で地震があり 小さい津波が発生。住民はいち早く逃げている。このころは まだ 相次ぐ津波から学んでいる。
明治29年6月に 地震と大津波が発生。
昭和に入ってからは昭和8年に地震と大津波が発生。又もや 多くの人命と家が根こそぎ津波に持ってゆかれている。

昭和35年には南米のチリ地震を原因とする津波に襲われているが
このときは 地震による揺れもない上 気象庁からは津波注意報も出されなかったので ある。
 この時の津波は北海道から九州まで日本の太平洋沿岸を襲っている。まさか 1万8000キロのはるか彼方に発生した地震の影響があるとは考えもしなかったらしい。
おかあさんが覚えているだけでも ここ数年の間に何回かの津波注意報が出されているが 住民の避難者はほんの一握りだったと記憶している。
それにしても こんなに何度も地震と津波に遭遇しているあのあたりの住民が どうして 津波を怖がらなかったのだろう。とても 不思議に思う。
 地形的にもリアス式の三陸海岸が大津波を招く大きな要素であると考えられている。
江戸時代やそれ以前にも何度も繰り返されている津波。これらの津波の歴史が 
ここ数十年の間に語り継がれなくなった理由は何だろう。
次に おかあさんの考えを述べてみる。
 かっての東北は貧しかった。家の主要人物が 出稼ぎで家を留守にしていた。一家団欒の場で親から子へと語り継がれる地震や津波の話は次第にされずにきたのではないか。
又 時代は移り 東北と言えども  核家族化が進んでいるだろう。そこでは 古い時代のお話を聞くチャンスは少ないのではないか。
多くの人が

 危険な海沿いに住んでいるところを見ると 二本腎がいかに過去から学ばない国民であることの証明だ。
経済を中心に考えるから 危険が見えなくなってしまう。
 本の中に書かれていたが 津波の後 一人の篤志家が高台の広い土地を住民に使うように薦めたがたった4戸が建築されただけで その4軒もすぐに海沿いに移転したとあった。

 遠くから第三者の目で見ているから おかあさんもこう言えるのだが 東北に住むには 強い危機意識を持たないと又 同じ憂き目に遭うだろう。
関東地方も 危ないところに大勢済んでいる。
おかあさんは鎌倉に行くたびにこんなに海に近いところに済んでいて怖くないのだろうか
と考える
 関東大震災の時だって 熱海で8メートル位の高さの津波を経験している。

 せめて どこに逃げるかを考えておきたいものだ。
最近の各県が出してきたハザードマップには その場所の標高と海からの距離が分るようなものも出てきている。

 しかし おかあさん達のような一人での移動が困難な人は 逃げられない。
 どうなるのだろう そんな時 どうするのだろう。

 せめて  海から自宅までの距離は知っておきたいと思う。

すねたニッキーの犬格

2012年02月07日 | 日記
すねたニッキー

 ニッキーのトイレ場は我が家の外にある。
 だから 今日のような雨と風邪の強い日は外に出たくないおかあさん。それに 昨日 シャンプーをしたばかりだし。
 そこで 昨日から試みている室内でのトイレに取り組んだ。
 朝 約30分 家の中でウロウロ。どうしてもしない。これじゃ スパルタ教育だと言わんばかりのニッキー。
ワンだけでツウは回転もしない。
そこへいつものホームヘルパーさんが来た。いつもなら ちぎれんばかりに尾っぽを振って挨拶するのに ハウスに寝転んで知らん顔のニッキー。
 へー こんなに犬格が変るくらい嫌だったのか。

しかし しつこいおかあさんは  昼過ぎに再チャレンジ。やはり しない。
外出を控えたおかあさんは根負けして外でやらせると 2回くるくる廻っただけで ツウをした。
 これって 何なの?ここが人間と違う所なのだ。臭いに関するものが室内では不足するからか。

 夜 再々チャレンジをしてツウを室内で試みた。朝とは行動が違って 何だかやる気を出してきたみたい。でも しなかったが
明日からのチャレンジに期待を抱かせるような態度に変っている。

 ニッキーとしても 何で 突然 室内でのトイレをおかあさんが強要するのか不思議だろう。狭い部屋で くるくる回るのは 大変なのよと言っているようだ。


さて どちらが先に根負けするか。負けないぞ。  の


話は変るが くるくる回った もう 一つのお話し。 おかあさんは相撲番組を結構 聴いている
これは 父親譲りだ。舞の海は今でもフアンだ。

今日 ラジオに舞の海が出ていて 聞いていたが 彼は とても お話が上手。あの
軽やかさは真似たいもの。
其の中での楽しいお話。

 舞の海と貴乃花との取り組み

 舞の海が貴乃花の左手を両手で掴んで技を掛けようとした。 これを「トッタリ」と
言うらしい。
さすが 横綱の貴乃花の左手は 硬くて どうしても 動かない。
焦った舞の海はもう一度とったりを掛けようとしたら 両手がすっぽりと外れ そのはずみで 土俵の上をくるくる回って外に飛び出してしまったそうな。
 本人はとても恥ずかしくて 一刻も早く衆人の目から逃れたかったとか。

 残念ながら おかあさんはこの取り組みを見ていない。

でも もう 忘れられない取り組みになったこの一番。
 こんな失敗談も爽やかにしゃべっている舞の海。いい男だね。


再度 塩湯のお奨め 寒い日だからこそ

2012年02月02日 | 日記
雪景色の日本列島で関東には雪が無い。その訳は?

 雪が無いと言うことは  空気が乾燥しているので 寒いだけで雪が降るほどの水分が上空に無いと言うこと?
火事も多い。
 そうとしか思えないこのあたりの天気。日光が入るととても気持ちが良くて ニッキーは体を伸ばして寝っころがっている。
 雪国も大変 2メートルも積もったら 見通しは利かないし 一人暮らしの人が苦労しているかと思うと 早く 春になって欲しい。

 

 さて おかあさんが天然塩の塩湯を始めて約1週間。とても調子が良いので改めて お奨めする。

 まず 塩が水道水のカルキを除去してくれる。つまり まろやかなお湯に鳴る
 全身浴をして 体を洗う。その後
半身浴をする。15分から20分と言われるがおかあさんは10分と持たないで出てくる。

最近の変化だが  第一に 一日中 肌がつるつる。
毎年 冬には皮膚がかゆくなって掻き損じていたのに このところ それが無い。
低体温で 何となく寒かったのが 何だか違う。
眠りも深くなった。
 今年の寒さを乗り切るために 暖かい身体に変えてゆくことはいいことだと思う。

 ただし 塩を浴槽に入れていいかどうかは 各家のお風呂の状況によって異なるだろう。
 あなたのお風呂が塩湯にしても大丈夫なら是非ともお奨めする。

マングローブが教えてくれたこと

2012年02月01日 | 日記
マングローブに関する無知と誤解

 最近 NHKのbSプレミアムを注意して聞くようになった。
先日 マングローブについての番組の中で なかなか 面白い事を伝えていた。
 海水と淡水の交わる地域 汽水息に生えているマングローブがどうして 海水に
漬かっても緑の葉を保てるのか。それは
一枚の葉が犠牲となって 根が吸い込んだ塩分を吸収して落葉となる。だから 他の葉は緑が保てるし 光合成も可能なのだとのことだった。

 更に根は 空中に呼吸根として膝を屈するように空気中に突出するとのことだった。

 これを聞いて おかあさんはとても面白いと思った。
犠牲となる葉はどのようにして選ばれるのかな?

おかあさんは 今までに 一度もマングローブを見たことが無かった。だから マングローブという名前の木の種類くらいにしか思っていなかった。


 今日 インターネットで調べてみたら おかあさんの知識は根本から間違っていた。
 マングローブとは汽水域に育つ木の総称である。又 呼吸根と呼ばれる根っこには支柱根とか筍根とか膝根等木の種類によって異なり 根で光合成をしたり 塩水を濾過したりしているそうだ。
 木の種類も70種類から120種類くらいもあるとのことで 地球の植生の豊かさを感じさせてくれた。

 こうして 色々調べてみると 知っていると思っていた知識や テレビから伝えられる事が あまりに少ないことに気付く。
今 視覚障害者であっても 感嘆にインターネットで詳しく調べられる。

 しかし ネットで調べたことが本当かどうかという面もあるので まあ 適当にしたいとも思う。

おかあさんは頭を使わないとすぐに パアになってしまうが ニッキーなどは テレビもラジオも聞かないし 本も読まないのに
随分折り降参だ。
ニッキーの頭脳はどんな仕組みに鳴っているのだろうか。 

お奨め本 吉村昭著 歴史小説 アメリカ彦蔵

今朝の室温 11度 湿度 36% 二誌風強し