今回のケアンズでは色々な鳥さんに出会うことが出来ました。小さくて、綺麗で、可愛い小鳥や、やたら色鮮やかな鳥さん、変わった習性の鳥さん等それは個性的な鳥さんでいっぱいでした、中でもこのズグロトサカゲリは個性的な風貌をしています、普通トサカというと鶏のように頭の上に突き出ているものと理解していましたが、この鳥の場合は顔から左右に垂れ下がるようになっています.一体どんな意味があるのだろうとまじまじと見てしまうほどでした。ヤブツカツクリはその風貌はともかく、この鳥は自分で卵を温めることをせず、オスが足で落ち葉を塚のように積み上げた中にメスがタマゴを生みつけます、落ち葉の塚が醗酵して熱を発するので、その熱を利用してタマゴを孵化させるそうです。
ズグロトサカゲリ 大きさ:35~38cm ケリの仲間でス、鳴き声は日本のケリと変わりません
ズグロトサカゲリ 翼角に小さな爪があります
ズグロトサカゲリ 白化個体
ヤブツカツクリ(メス) 大きさ:70cm
ヤブツカツクリ(メス)
ヤブツカツクリ(オス)人馴れというか人を恐れないようで人前を平気で歩いています
毎日寒い日が続いています。梅の花の開花は大幅に遅れそうです、毎年今頃は梅と鳥を絡めたシーンを撮影するのを楽しみにしていたのですが、今年は梅の花の開花はともかく、冬鳥そのものが少ない現状ではあまり期待できそうもありません。昨日はいつもの干潟でオオジュリンと出会いました。今年の鳥の少なさから半ば諦めていたのですが、いつものように葦原に姿を見かけたときは嬉しさでいっぱいでした。ここの芦原は干潟に沿って広がる小さな葦原なのですが、よく忘れずに今年も来てくれたものだと感謝したいくらいです。12-02-20 千葉県
5~6羽姿が見れました
葦原に潜り込んでいて中々抜けたところに出てきません
葦の皮を剥いで中の虫を食べます
葦の皮を剥ぐ音がパチパチと聞こえて来ます
あと一月もすると繁殖の為北国へ渡って行きます
早くも頭を黒くした夏羽に変わりかけている個体も居ました
ケアンンズ2日目、ミコマスケイでのグンカンドリの画像です。グンカンドリは全長100cm、翼開長は230cmに達する大型の海鳥です、大型のわりには体重は僅か1.2kg程度しかない。オスの成鳥は全身が光沢のある黒色で喉に赤い喉袋がある、メスは喉から胸にかけ白い、オス、メスの区別は明瞭である。今回のケアンズで胸の白いメスの個体しか見当たらなかったが、おそらく繁殖期を過ぎたタイミングでメスだけしか居なかったのかもしれません?グンカンドリは海鳥ですが水面に浮くことも潜水することも出来ません、羽毛はウ類同様油分が少なく防水性が無い、また地上を歩くことも苦手でおよそ海鳥らしからぬ海鳥で、自ずと自分で餌を捕るのも苦手なようで他の鳥が捕まえた獲物を横取りするのが得意技です。
獲物を横取りしようとカツオドリを襲うグンカンドリ、諦めて餌を吐き出すまで執拗に追いかけます