先週コロナの検体を出した後、熱も下がって気分も常態に戻ったのですが、コロナ感染の結果待ちの間に出歩くわけにもゆかず、家で久しぶりにレーザーディスク→HDDのダビングをしました。
ディスクは映画「フルトヴェングラーと巨匠たち」(写真)。1954年に制作された映画です。
フルトヴェングラーはフルート仲間でも「誰?それ」という人が居て驚かされますが、往年の名指揮者で、フルトヴェングラー協会と言うのが出来ていたり、彼に関する本(岩波新書だったか?)が出版されていたりしました。
フルトヴェングラーは1889年~1954年の人ですから動画が見られるだけでも有り難いのですが、「・・と巨匠たち」と付いているように、このディスクではその他に、リヒアルト・シュトラウス(!)、ブルーノ・ワルター、ハンス・クナッパーツブッシュの指揮ぶりも見られます。
話はそれますが、私は51年前この映画を会場(たしか新宿の文化センター)で観たのですが、それがmomoとの最初の出会い、というかお見合いでした。私の妹(もう亡くなりましたが)が同じ会社でmomoを知っている人と結託してmomoと私と会わせようとしてそれぞれチケットをくれたのでした。
その日私は会社で午後5時に突然来客が有り会議が始まったのです。「猛烈社員、根性、やる気!!」の時代でしたが、すっぽかすわけにも行かず「初めての人と会う約束が有って・・むにゃむにゃ・・」と言って飛び出してギリギリに駆けつけました。
momoはmomoでこの映画分かりそうもないならそっちの方詳しい友達に譲ろうと思っていたそうです。確かに「この映画面白くなかっただろうな」と思います。
ということで、もうちょっとの所で二人とも別な人生を歩んでいるところでした。
ところで、フルトヴェングラーは最初両手がブルブル震えて始まるのでどこから出て(アインザッツ)良いか分からず「振ると面食らう」と言われたりしました。(もちろん日本でだけでしょうが)
フルトヴェングラーの指揮姿を観られるのは、ほかにザルツブルク音楽祭での「ドン・ジョバンニ」序曲部分も有るのですが、どちらもきちっとしたむしろ分かりやすい指揮だと思います。出だしが分かりにくいのはプロの演奏会ではみなそうで、あれでどうやって出るのだろうか?と思います。
ただ「振ると面食らう」のはどこにでも有るらしく、私の初めのフルートのI先生は当時有名だったY指揮者が「自分で音楽に酔ってしまって何やっているのか分からないんだよ」と言っておられました。
我々アマチュアには「振ると面喰う」は困ります。盆踊り風でも良いですから「小節の頭は振り下ろす。小説の頭以外では振り下ろさないように」していただきたいものです。
ディスクは映画「フルトヴェングラーと巨匠たち」(写真)。1954年に制作された映画です。
フルトヴェングラーはフルート仲間でも「誰?それ」という人が居て驚かされますが、往年の名指揮者で、フルトヴェングラー協会と言うのが出来ていたり、彼に関する本(岩波新書だったか?)が出版されていたりしました。
フルトヴェングラーは1889年~1954年の人ですから動画が見られるだけでも有り難いのですが、「・・と巨匠たち」と付いているように、このディスクではその他に、リヒアルト・シュトラウス(!)、ブルーノ・ワルター、ハンス・クナッパーツブッシュの指揮ぶりも見られます。
話はそれますが、私は51年前この映画を会場(たしか新宿の文化センター)で観たのですが、それがmomoとの最初の出会い、というかお見合いでした。私の妹(もう亡くなりましたが)が同じ会社でmomoを知っている人と結託してmomoと私と会わせようとしてそれぞれチケットをくれたのでした。
その日私は会社で午後5時に突然来客が有り会議が始まったのです。「猛烈社員、根性、やる気!!」の時代でしたが、すっぽかすわけにも行かず「初めての人と会う約束が有って・・むにゃむにゃ・・」と言って飛び出してギリギリに駆けつけました。
momoはmomoでこの映画分かりそうもないならそっちの方詳しい友達に譲ろうと思っていたそうです。確かに「この映画面白くなかっただろうな」と思います。
ということで、もうちょっとの所で二人とも別な人生を歩んでいるところでした。
ところで、フルトヴェングラーは最初両手がブルブル震えて始まるのでどこから出て(アインザッツ)良いか分からず「振ると面食らう」と言われたりしました。(もちろん日本でだけでしょうが)
フルトヴェングラーの指揮姿を観られるのは、ほかにザルツブルク音楽祭での「ドン・ジョバンニ」序曲部分も有るのですが、どちらもきちっとしたむしろ分かりやすい指揮だと思います。出だしが分かりにくいのはプロの演奏会ではみなそうで、あれでどうやって出るのだろうか?と思います。
ただ「振ると面食らう」のはどこにでも有るらしく、私の初めのフルートのI先生は当時有名だったY指揮者が「自分で音楽に酔ってしまって何やっているのか分からないんだよ」と言っておられました。
我々アマチュアには「振ると面喰う」は困ります。盆踊り風でも良いですから「小節の頭は振り下ろす。小説の頭以外では振り下ろさないように」していただきたいものです。