日曜日に賃貸不動産経営管理士試験を受験した。場所は東京流通センター展示場とのこと。
最寄駅は羽田へモノレールで向かう途中にある流通センター駅である。これまで様々な研修会や会合に出席して来たが、ここへ来たのは降車するのも初めてで何でここでやるんだろう?と思いながら会場に入ると、奥が霞むほど広~い会場にぎっしりと受験生で埋め尽くされていて、納得の会場(それも2フロア)であった。とにかく座席を探すだけでもひと苦労で、ウロウロと会場内を彷徨い歩く。
ようやく席を探し出し、着席するとみなさんテキスト片手に最後の追い込みをしている。全国11都市で初めて一斉に実施された試験なので、不正防止の為、途中退出は出来ないとの説明を受ける。この日の為に飲酒を控え(飲めなかっただけだが)、外出を控え(飲めないから外出しなかっただけだが)、猛勉強して(そんな長い期間では無かったが)臨んだ試験が始まった。全40問のうち、事前に講習を受講したので、問題が4問免除される(ちなみに周りの受験者さんが「4問をお金で買ったようなもんだ」と話しているのを聞いて深く頷いてしまった)。それでも36問を90分で解くには1問あたり2.5分しかない。確実に回答出来る問題を先に解き、怪しい問題やあやふやな問題を後回しにする。約30分でひと通り回答し、怪しい問題に取り掛かる。問題は四択なのだが、どうも最後の二択が迷いが生ずる。じっくりとゆっくりと何度も読み返すと意地の悪い問題が少しずつほぐれていく。そして数問は未勉強の問題だったが、不動産屋歴約30年間の知識で補い(エイって感じで記入)、マークシートがすべて埋まったのが開始から1時間が過ぎていた。過去の経験から読み返すと迷うので、あとは記入漏れがないか?答えがずれていないかだけを確認して、静かに目を閉じる。
試験が終了し、解答用紙が回収される。問題用紙も回収されれてしまうので答え合わせが出来ないが、多分・・・大丈夫だろう。家族には「学歴は無いが学力はある」と豪語してしまった手前、「一発合格だろう」と胸を張りながら、心の中では来年1月15日の発表を戦々恐々と待とう。
ちなみにその夜から解禁されたビールは久し振りだったので、ほんの少しだけ苦く感じた・・・