東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「ザ・ウォード~監禁病棟」

2011年10月13日 09時21分28秒 | 映画の話

新聞の批評を読んで非常に面白そうだったので、休日に「ザ・ウォード~監禁病棟」を観に行った。

【解説】『ハロウィン』『遊星からの物体X』でホラー、SFの金字塔を打ちたてた鬼才ジョン・カーペンター監督。『ゼイリブ』『ザ・フォッグ』『ニューヨーク1997』『マウス・オブ・マッドネス』など挑戦的なテーマを扱い、画期的なビジュアルエフェクトや自らプロデュースするサウンドを巧みに操り、映画史に数多の軌跡を残してきた。2002年の『ゴースト・オブ・マーズ』から7年の時を経て沈黙を破る、ショッキング・サイコ・ホラー。主演は、『ゾンビランド』『スモーキング・ハイ』に出演し、『ドライブ・アングリー3D』でヒロインを務めたアンバー・ハード。そのほか、ダニエル・バナベイカー、メイミー・ガマー、リンジー・フォンセカ、ローラ・リー、ミカ・ブーレムなど若手気鋭女優が総出演している。(身に覚えのない罪で精神病棟に隔離され、奇妙な出来事に巻き込まれるヒロインの姿を描く「ゴースト・オブ・マーズ」のジョン・カーペンター監督作。出演は「ドライブ・アングリー 3D」のアンバー・ハード、「ウッドストクがやってくる!」のメイミー・ガマー、「クレイジーズ」のダニエル・パナベイカー、「キック・アス」のリンジー・フォンセカ。

 

東京での上映館はわずか2館しかなく、一番近い銀座シネパトスへと休日の朝に向かった。入口は晴海通りに面していて、銀座四丁目交差点と歌舞伎座の間の地下にある。これまで「ここに映画館があるんだ~」との認識はしていたが実際に入ったのは初めてだった。銀座の華やかさとは全くの別世界・・・と言うよりも異次元と言う言葉がピッタリで、昭和の雰囲気プンプンの地下道は非常に郷愁にかられる感じの素敵な映画館であった。

 

初回の上映時間の為、到着した時にはまだ開場しておらず、「同志」たちと劇場前の地下街通路で待つ。壁には映画に関する記事の切り抜きが貼り出されている。こんな手作り感は何だか嬉しい。私が読んだ記事を再度読み直ししながら煙草を吹かす。読み終える頃にちょうど開場時間となり、館内へと進む。館内はちょうど晴海通りの真下になるようで、こじんまりとした館内でまばらな入場者と絶妙な距離を取りながら腰を下ろす。時折上を走る車の音が聞こえる中、上映が始まる。音楽が非常に独特で恐怖を煽る。私が産まれた1966年の設定に親近感を覚えたものの、途中から前回同様のギョッとするホラーテイストの進行に「ん?そんなに好きだったんだっけ?ホラー?」と自問自答を繰り返しつつ、そう言えばポスターの後ろに誰かいたな~と今更ながら思い出す。

シャロン・ストーン似の主演のアンバー・ハードのクールでアクティブな所がとても良く、彼女の強さはあのサラ・コナーを彷彿させる。またダニエル・パナベイカーの小悪魔的な感じが何ともいい感じだった。またRun Baby Run(BACK INTO MY ARMS)~by The Newbeatsのレコードをかけて楽しそうに踊るシーンが実に可愛らしかった。

観終わった時は「何だかな~」と思ったものの、あとで色々と振り返ると「なるほど~」と釈然としなかった箇所が次々に繋がって行く・・・面白さが少しずつじわ~と沸いて来る感じの非常に不思議な映画であった。観終えたから数日経過したが、今も「あ~あのシーンは・・・」と新たな発見がある。「シックスセンス」にも似た感じでもう一度観直したい映画であった。開演前に読んだ記事の中で、「彼女の周りの人物の立場になって観ると・・・」と書いてあったが、なるほどな~と思った。でもそれは一回目ではかなり難しいだろうな。

有限会社やな瀬不動産

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