歌舞伎座で「秀山祭九月大歌舞伎」を観た。
昨年12月以来、今年初めての歌舞伎鑑賞である。
11時からの昼の部だったので、上演前に歌舞伎座名物のたい焼きとビールで準備万端で花道横の席に座る。
第一幕「彦山権現誓助剱(ひこさんごんげんちかいのすけだち)」から始まる。私にとっては昨年4月の仁左衛門での鑑賞以来である。今回は染五郎の六助が若く弾けるが、今回は杉坂墓所のシーンがなく、毛谷村のシーンのみだったので、肝心の御前試合で勝ちを譲る約束が今回は分かり難い。30分の幕間の後、第二幕「道行旅路の嫁入(みちゆきたびじのよめいり)」20分の幕間の後、第三幕は吉右衛門の「極付 幡随長兵衛(きわめつき ばんずいちょうべえ)」。
これまでたくさん歌舞伎を観て来たが、「同じ日本語ならば分かる筈」だとイヤホンガイドを借りる事を頑なに拒否して来たが、今回初めて借りてみたら・・・とっても便利だった。内容も非常に分かり易く解説してくれる。使用料は1700円(預かり金1000円含むので実質700円)なので、是非これは借りるべきである・・・と今更ながら気付くのであった。
【指折りあと1本】