JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

7MHz帯用アンテナチェック同軸ケーブル(MP&MP仕様)の製作

2021年08月15日 21時47分00秒 | 同軸ケーブル系

AM中盤からは雨が止んだ富山@自宅周辺であったが、外へ出る気にはなれず。こういう時はダラダラ過ごすのもアリだが何日もそういう過ごし方だったので、「盆休最終日くらいは…。」と心機一転?久々にアンテナチェックケーブルを製作することにした。

今回は7MHz用、前回の製作は2019年11月だ。この時は、モービルで使うホイップアンテナをターゲットにしていたため両端のコネクターはMP&MJ-Lであったが、今回はMP&MPで製作する。

その理由は、ここ数か月で行った装備の充実関連の取り組み(衝動買い予備軍?)&仲間の心遣いによって、7MHzに対応可能なダイポールアンテナ関連アイテムを幾つか手に入れた。で、それらを調整or使用するための同軸ケーブルが必要になったという訳だ。

前回&他の周波数用のチェックケーブルを踏まえると、ピンポイントでシビアにねらうことまではしなくて良さそうみたいなので、今回は7.100MHz@バンドセンターをねらうことにして、早速作業を始める。

まずは、同軸ケーブルの切り出し。1箱目100m巻き3D-2Vの残り長さを測定した結果、16m600mmであった。一瞬「歩留を上げるためには、今回はパスした方が先々おトクかも?」とも思ったが、玉突き@2箱目100m巻き温存に仕向けることを優先して13m800mmでカット。ちなみに必要長さは、前回@MP&MJ-L仕様の時に計算した長さデータをそのまま使用した。

次に、同軸ケーブルの外皮むき&芯線出し(誘電体のみ除去)。MP-3コネクターの寸法に合わせて、外皮むきの長さを25mm、芯線出しの長さを15mmとした。この時、網線は一時的に25mm全キープとした。

その状態で網線を潰すように芯線にくっつけて、洗濯ばさみで摘む。この状態でアンテナアナライザーに接続して、ボトムインピーダンス周波数を探す。正確なボトム値は直接読み取りづらいので、インピーダンスが12.5Ωになる上側の周波数と下側の周波数を読み取り、その平均をボトムインピーダンス周波数と見なしている。

・インピーダンス12.5Ω時の上側周波数=7.618[MHz]
・インピーダンス12.5Ω時の下側周波数=6.570[MHz]
    ↓
・ボトムインピーダンス周波数
  =(7.618+6.570)/2
  =7.094 [MHz]

ちなみに、アンテナアナライザーを見なした周波数に合わせてみたものがUP写真だ。当然カット&トライを想定していたので、計算結果を見た瞬間に思わず「お~っ!」と。しかし、相変わらずインピーダンスは約3Ω。何で0Ωにならんのかな~、これは今も謎のままだ。まぁそれは一旦横に置いといて、過度な深追いは行わずに誘電体の先端付近まで網線をカットし、MP-3コネクターをハンダ付けする。

最後に導通チェック。デジタル回路計で各コネクターの芯部と外周部に導通が無いこと、両端芯部同士に導通が有ること、両端外周部同士に導通が有ることを確認。結果、すべてがOKだったので合格、作業終了とした。

-・・・-
前回@MP&MJ-L仕様の実績を踏まえたとは言え、カット&トライ無しで出来るとは思っていなかった。今回は7MHz用だけ製作したが、これ以外にも必要なチェックケーブルが幾つかあるので、WXなどを見ながら手を付けるタイミングを模索したい。


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