去年の海の日3連休に購入した50W対応?PDモバイルバッテリーだが、早くも劣化の個人的な一線を超えたようだ。
このバッテリー、FT-891Mで50WのSSB運用でさえ1時間持てばイイ方という実績だったため、それ以降は50W運用での使用をパスして、TM-D710Gで10W(MIDレンジ)のFM運用を半余生的に担わせてきた。これで私の運用パターンだと1週間前後持ったので、アクティビティのバラツキを含めて概ね7~10日ほどのサイクルで充電して使用していた。
今回、走行モービル用ラックの電源配線を1本にまとめたことをきっかけに、UP写真のような充電によって満充電状態にした後、久々にFT-891Mに接続して50WのSSBで繰り返しCQ(連続@毎回約10秒受信で空振り、オートチューニングは1度も行わず。)を出しながら走行モービル運用していたところ、約20分で電源が落ちた。その後もう1度起動させてCQを出してみたが、再び電源が落ちた。
ちなみに、配線を1本にまとめたことでFTM-500DSも接続していたことになるが、電源はOFFにしていたので待機電流以外の負荷は無い状態だった。それと言うまでもないことだが、ディープサイクルバッテリーに接続した運用では何の問題も発生していないため、「電源@渦中のPDモバイルバッテリー以外の所に原因は無い!」と判断している。
これまで1時間弱持っていたものが20分しか持たないとなると、とてもじゃないけど“50W対応”という認識から抜け出すしかない。まぁ劣化によるとは言うものの、期間中の大半が20W機による10W運用、あとは初期の頃にFTDX10Sで10WのCW運用を満充電スタートで3チャージ分、同じく初期の頃にFT-891Mで50WのSSB運用を同パターンで2チャージ分行っただけで、1年持たんかったことになるね。
それと上記の使用パターンを踏まえると、充電は付属のACアダプタ(充電電流2A)で、充電回数は目いっぱい多く見ても60回ということになるので、デタラメな充電条件&大きくヘタる回数ではない。また充電開始直前の出力電圧を数回測定した値で言うと、低くても10Vを割り込んだことは無かった。実際、4段階表示のインジケーターは充電開始直後で3つ点灯&1つ点滅が毎回のパターンだったので、酷使して過放電させたものではないと思う。
う~ん、こうなってしまうと、もう動作電圧がシビアな12Vクラスのモデルに使用するのは無理で、9Vでも動くFT-818で使うか、照明など周辺アイテムで使うしかないねぇ。
まぁ1つの考え方だけど、購入当時にFTDX10Sで入手済みだったJARLありがとうクーポンを使って、実質5000円引きで買えたことが“不幸中の幸い”と言えるのかもしれない。今回の実績は事例の1つということで、本記事訪問者各位とシェアできればと思う。
で、この渦中モバイルバッテリー、
販売サイトのレビューや某洋菓子名YouTuberなど、多くの方々が肯定的な評価をなさっています。
でも個人的には「それ、本当に1チャージ分を使ってみた上でのレビューや評価なのか?」と思っています。
更に言えば「一体そのレビューや評価を、おいくら万円で引き受けたんだ?」とも思ったり思わなかったり。
叶うなら、その結果をFT-891Mによって私の目の前で実演して欲しいものです。
逆に、どんな使い方をすれば、高い評価に至る結果が得られるのか、大変興味があります。
実際問題、そのくらいの見学?立ち合い?は全く苦ではないので、是非ともご教授いただきたいものです。