JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HF20FX(14MHz用ホイップ)をシエンタで測定&調整

2022年04月22日 05時22分18秒 | 14MHzアンテナ

このシリーズのホイップアンテナは、かつて28MHzと50MHz以外の全てのバンドを積極的に使っていたものの、原因不明の漏水が最低2回発生(←12年前のことで、もう記憶が定かでない。)したために結局使用を止めた。それからしばらくして休眠期間に入り、前述の事案で“使えないアンテナ”と評価していたため、真っ先に断捨離した。

しかし、他の方から漏水の話を聞いたり、BLOG等でそのようなレポートを読んだりしたことことが無く、何かアンテナ以外の原因だった可能性も否定できない。一方、MAV-2Wを使ったダイポールアンテナの軽量化を進めるためにも、もう1度使ってみることにした。

それで、去年の10月下旬に行われた売り出しの際にHF40FXW@7MHz(2本@DP用)、HF30FX@10MHz、HF20FX@14MHzを購入した。その後、中々手を付けられない所へモービルの乗り換えが決まり、使用を先送りして現在に至っている。

という個人的経緯を踏まえ、測定&調整作業を進めていく。測定器はいつものアンテナアナライザー、同軸ケーブルは14MHz用チェックケーブルを使用していく。なお、SWRとZはf0における値で、帯域はSWR≦1.5の範囲とし、f0ねらい周波数は、富山の方々が比較的ワッチしている14.153MHzとする。

このアンテナは、エレメントをカットしないでスライドさせて調整する方式なので、まずはエレメントを最短にして測定。結果はf0=14.540MHz、SWR≒1.00、Z≒48Ω、帯域=14.470~14.610MHz(14.540MHz±70kHz)となり、バンド外の値が出た。

「これはかなり伸ばさないとダメそうだな~。」と思いながら、+30mm、+35mm、+2.5mmとエレメント伸ばして測定を繰り返し、最終的にはf0=14.154MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域=14.084~14.224MHz(14.154MHz±70kHz)となり、ねらい値+1KHzと言うことで調整終了とした。

ところでこのアンテナ、お試しで中央の金属色の部分に自己融着テープを巻いてみた。目的は“ステルス化”で、実際に取り付けてどう見えるか様々な天候や時間帯でチェックしてみたい。上手くいけば熱収縮チューブの適用など、次の段階に進めようと思う。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« HFB-20(14MHz用ホイップ)を... | トップ | HFB-30(10MHz用ホイップ)を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

14MHzアンテナ」カテゴリの最新記事