富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

富岡市産業祭での伝道師の活動

2016年12月01日 20時40分22秒 | 世界遺産伝道師協会

富岡市産業祭

富岡市恒例の第11回産業祭に参加しました。

11月20日10:00からでしたが、準備もあり8:30交流館を出発し15:00に帰りました。

訪れた人々は、富岡市民と近郊の方が多かった、皆さんは露店の食べ物や農産物に興味が主で我々のブースに立ち寄る方はほどほどでしたが、展示してあるパネルには興味も少なく声を掛けてみて思ったのですが、ほとんど知っている、行ったことがあるとのことでした。

まゆクラフトは子供たちや。女性連れの方が20組位参加してくれました。

活動伝道師はN嶋 弘・K沢壮子・T代良守でした。

(Y.T)記

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世界遺産 富岡製糸場と絹産業遺産広報活動 第5回上州藤岡蚕マラソン

2016年12月01日 20時29分14秒 | 世界遺産伝道師協会

世界遺産 富岡製糸場と絹産業遺産広報活動

第5回上州藤岡蚕マラソン

蚕マラソン会場の爆破予告の電話が数日前にあり 安全のため、中止も危ぶまれましたが、安全の確認がとれ 無事開催されました。更に安全を考慮して、小・中・高生の競技参加は中止されました。

第5回上州藤岡蚕マラソンは11月27日(日)8:00オープニング式典が開始され、スタートいたしました。

藤岡総合運動公園 陸上競技場に隣接された、イベントスペース広場にテント村が出来、その一角をお借りして、伝道師協会の活動は6:30集合 準備活動を行い世界遺産 富岡製糸場と絹産業遺産群パネル解説・チラシ配布・まゆクラフト無料体験の活動を行こなわさせていただきました。

例年の通り隣のテントは顔なじみの髙山社顕彰会の皆様で、意気投合して活動できました。

爆破予約の件で、家族連れのお客様の来場が心配されましたが、準備終了後から、お客様やゼッケン番号を付けた、競技参加者の方もお見えになられ、展示された構成資産の、パネルに目をやられ、ご質問等なされ、パンフをお持ち帰りになられました。

一方テント内のまゆクラフト無料体験コーナーは、いつも満席で、笑顔が絶えませんでした。

どちらから、お出でですかと、お聞きしますと、新潟・長野・埼玉・東京・鎌倉・遠くからは岐阜県から朝早く家族連れで出かけて来ましたと、話してくださいました。

このイベントは何で、お知りになりましたか?とお尋ねしますと、走りに興味のある人は走りの本で見て参加応募するのですと、答えが返って来ました。

競技は2時終了しました。

イベント会場に旅行券5万円が当たる抽選コーナーがあり、伝道師のメンバーも応募させていただきましたが、幸運はの女神は、藤岡市の女性の方に微笑みました。

本日の天気予報では、午後から雨と聞きましたが、空はドンヨリ曇り、気温は5℃吐く息は真っ白です、寒~い一日でした。2時から雨が降って来ましたので、後片付けをして、

伝道師協会の活動も終了いたしました。

本日の活動はI川武男・O田三枝子・Y井恵美子・M寺清江伝道師4名でした。

(T.I)記

 

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第16回富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座を開催

2016年12月01日 19時47分09秒 | 世界遺産伝道師協会

第16回 伝道師養成講座を開催

 

 富岡製糸場世界遺産伝道師協会と群馬県企画部世界遺産課の主催で「第16回富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座」が11月18日(金)~20日(日)の3日間、8名の受講者を対象に開催しました。

 養成講座1日目(18日)は、群馬県庁昭和庁舎21会議室で午前9時30分からの受付でしたが、受講者の皆さんは早めに受付を済ませておりました。

 午前9時45分からの開講式は、県世界遺産課活用推進係岡田係長の進行で富岡製糸場世界遺産伝道師協会近藤会長の挨拶に始まり、県世界遺産課活用推進携係島田主事による日程等のオリエンテーションで開講式を終え、休憩の後、1日目の講義が始まりました。

講義1:「世界遺産の基礎知識と日本の世界遺産」と題して富岡製糸場世界遺産伝道師協会井上理事(研修担当)から「世界遺産条約と世界遺産リスト」「世界遺産の義務とメリット」「世界遺産の登録プロセス」「世界遺産の登録基準」「世界遺産としての産業遺産」「日本の世界遺産」と「日本の世界遺産暫定一覧表記載資産」についての講義が行われました。

講義2:「文化財保護法の概要と近代化遺産」と題して富岡製糸場世界遺産伝道師協会近藤会長から「文化財保護法の概要」「近代化遺産」についての講義が行われました。

昼食休憩後、講義3:「『富岡製糸と絹産業遺産群』の価値と概要」と題して、引き続き富岡製糸場世界遺産伝道師協会近藤会長から、「顕著な普遍的価値」「各構成資産の概要」と「構成資産の関係」では技術革新と世界との技術の交流を示すもので、富岡製糸場を中心に「高山社跡」「田島弥平旧宅」「荒船風穴」は技術の集合体であるとの講義が行われました。

講義4:「富岡製糸場の歴史と文化について」と題して富岡製糸場名誉顧問兼富岡製糸場

総合研究センター今井幹夫所長より「近代的な製糸技術・技術者の導入」「近代的な工場制度の導入」「工女募集と派遣された工女」「富岡製糸場を模範として設立された器械製糸場」「労働時間と生産量との関係」「繰糸機の変遷」など、丁寧な講義を受けました。

講義5:「絹産業の基礎知識」と題して富岡製糸場世界遺産伝道師協会町田副会長から「蚕糸業のあらましーシルク産業の姿―」「製糸工程のあらましー生糸を作るにはー」「わが国の蚕糸絹業の概要」「群馬県蚕糸業の現状」「群馬県の主な絹産地」についての講義が行われました。

本日の締めくくりの講義6:「伝道師の心得について」と題して、富岡製糸場世界遺産伝道師協会日下部理事(企業担当)から、「伝道師の心得」について、まず「世界遺産“富岡製糸場と絹産業遺産群”」の価値の理解を深め、合わせて日本遺産「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」「ぐんま絹遺産」の普及啓発を行うこと、そして「個々の伝道活動や広報活動の具体例」を挙げながら、伝道師としての心得を話されました。

 午後5時近くの終了でしたが、受講者の皆さんには、疲れも見せず熱心に受講されていました。

養成講座2日目(19日)は現地研修です。

受講者7名と伝道師7名、県職員1名の15名が、午前8時に高崎駅東口を中型バスで出発しました。

発車後の車内では近藤会長からの挨拶と、それに引き続き、町田副会長から、車内で道々、これから向かう各構成資産について現地解説との重複がないように事前学習として基本的な説明を行いました。

 最初の研修地、伊勢崎市境島村の「田島弥平旧宅」には午前9時に到着しました。

ここで伊勢崎市の解説指導員(田島英雄さん)が出迎えてくれ挨拶をした後、早速「田島弥平

旧宅」に向かい約30分間のユーモアあふれる解説を聞きましたが、受講者の皆さんは、

これまでにあまり見たことのない総櫓の建物などを目の当たりにして見とれておりました。そして「高山社跡」に向かうバスの中で、この解説者は田島家の現在の当主であることを話しましたが、これにも受講者の皆さんは“びっくり”されていました。

 次に、藤岡市高山の「高山社跡」に向かいました。予定どおりの午前10時30分には到着です。「高山社顕彰会」の杢師解説員が待ち受けておりした。

「長屋門」は現在、解体修復中で、その姿を見ることはできませんでしたが、釜屋と便所は、すでに修復を終えており、きれいな姿を見ることができました。

母屋前での概要説明を聞いたのち後、母屋の中に入り蚕室の模様や高山長五郎の養蚕飼育法「清温育」など約40分間の丁寧な説明を受けました。初めての蚕室に受講者の皆さんは興味深げに見ておりました。

続いての見学地は、「富岡製糸場」ですが、その前に昼食を仲町駐車場近くの「かわら屋」でおいしく摂りました。

昼食後は「富岡製糸場」です。場内の解説は解説指導員の松本さんの案内で「東置繭所」「異人館」「女工館」「診療所」「繰糸所」「ブリュナ館」など一巡しました。また、帰り道に製糸場近くの伝道師協会が活動拠点としている「富岡銀座まちなか交流館」に短い時間でしたが立ち寄りました。

そして本日の最終見学地「荒船風穴」へ向かいますが、現地にはバスが乗り入れることが出来ないため上信電鉄下仁田駅前でタクシーに乗り換えての移動で「荒船風穴」に向かいました。     ここ「荒船風穴」では下仁田町文化財保護課の解説員から、詳細で丁寧な説明を受け、受講者の皆さんは、「風穴」について、大いに理解を深めた様子でした。

見学終了後、再びタクシーでバスの待つ下仁田駅へと向かいました。

 これで本日の現地研修はすべてが終わり、帰途のバス車内では、これまでの見学地を再確認するなど充実した研修を終えて、午後5時半頃には無事、高崎駅に到着し、2日目の現地研修を終えることができました。

養成講座3日目(20日)は、再び群馬県庁昭和庁舎21会議室で午前9時20分から、講義7として、「伝道師協会のあらまし」を、富岡製糸場世界遺産伝道師協会中島理事(広報担当)から資料に基づき伝道師として伝道活動を行うのにあたっての細かい決め事などの説明を行いました。引き続き「伝道師」が伝道活動のメインである「パネル解説」の方法についての説明を行いました。そして、伝道活動を円滑に行うための施策で実施する「上州座繰り体験」を富岡製糸場世界遺産伝道師協会安田理事(学校キャラバン担当)と岩崎理事(県関係担当)の両理事が、「繭クラフト(ぐんまちゃん)体験」を富岡製糸場世界遺産伝道師協会上原理事(富岡銀座まちなか交流館担当と岡田理事(会計担当)の両理事が、受講者を2班に分けて、それぞれの実技をとおして体験を行いました。

休憩後、講義8ですが、ここからは伝道師協会の会員も参加する「研修会」として位置づけとなり、多くの伝道師が加わっての受講となりました。

講義8:「世界遺産“富岡製糸場と絹産業遺産群”を建築から見る」と題して、群馬県文化財保護審議会委員村田敬一氏より、「建築から何を読み取るか」を主題に「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産としての建造物群について、まず「富岡製糸場」の歴史的価値に始まり、細かい部分をも含めた建造物の価値を、そして「田島弥平旧宅」「高山社跡」「荒船風穴」の構成3資産についても、それぞれの建築的な特徴を的確にとらえた説明がありました。この講義の内容は、受講者の皆さんには十分に理解がされたようでした。

昼食休憩後、養成講座としての最後となる講義9:「富岡製糸場(原時代)の技術革新と3資産の関連」と題して、元群馬県理事兼農業局長田中 修氏による講義が行われました。

講義の内容は、富岡製糸場の経営の変遷という視点から、1902(明治35)年に経営を引き継いだ原合名会社の富岡製糸場の経営時期は、日本の蚕糸業の大変革期、発展・飛躍の時期で、特に1909(明治42)年に富岡製糸場の経営責任者となった「大久保佐一」が所長(~1933年)の24年間にわたる取り組みの中で、田島弥平、高山社、庭屋清太郎などに蚕種製造を委託したことや、組合製糸「群馬社」の社長として「座繰り製糸」をも束ね、蚕糸業の発展や振興等の功績が、今回の世界遺産登録において、その評価基準から見て、これらのことが正当に評価されたと考えている。との説明がありました。           

これで全ての講座は終了しましたが、この研修を締めくくる「テスト」を行いました。持ち時間30分で、本講座の理解度を計る選択問題が30問で30点、「伝道師」として与えられた課題に自己の考えを述べる記述問題が70点の計100点です。この結果は閉講式の前となります。

 テストの後は「養成講座を受講して感じたこと」をテーマに受講者は2分間の持ち時間の中で発表を行いました。「受講前と今とでは世界遺産「『富岡製糸場と絹産業遺産群』の知識を含め、考え方が違ったことを実感した」、「伝道師協会に入会し、伝道活動に参加してみたい」などの心強い発表がそれぞれありました。

 テストの結果は、すべての受講生が好成績であったことの報告があり、修了証書が近藤会長から受講者一人ひとりに渡されました。

 閉講式では、近藤会長から全体の感想を含めての挨拶が述べられ、本講座の全日程を無事終えることができました。

(S.N 記)

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