旧加悦駅の近くに重要伝統的建造物群保存地区「ちりめん街道」があります。
ちりめん街道の北側の入口に「旧加悦町役場庁舎」があります。
1927年の丹後大震災でそれまでの庁舎が倒壊したため、1929(昭和4)年に建てられ、建設費の半分ほどを織物業の篤志家が寄付しました。
2002(平成14)年まで町役場として利用されていました。
木造2階建、寄棟造り、桟瓦葺き洋館。設計は大林組設計部長今林彦太郎。京都府指定文化財です。
玄関車寄せ前面の門の形の屋根にも瓦が乗せられ、変わった趣をしています。
3月末までは改修工事のため、中を見ることはできませんでしたが、2階の旧議場の天井は当時の新素材で高級品であったベニヤ板で貼られ、壁はクリーム色漆喰の当初の姿に戻されています。
4月1日からは、観光案内所や喫茶コーナー、イベント会場として活用されることになっています。 年末年始を除き年中無休 9時~17時