ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

2017年青春18春の旅(7)亀嵩駅

2017-04-07 01:18:55 | 建物(島根県)
やって来ました、はるばると!


松本清張の小説「砂の器」の舞台、島根県JR木次線の亀嵩駅です。
殺人事件の犯人を追う刑事二人が、東北弁「カメダ」を手がかりに羽後亀田を訪ねるも空振りで、実は島根県の奥出雲地方に東北弁に似た発音の地域があり、「カメダケ」が「カメダ」と聞こえたことに気付いてこの駅を訪ね、20年も前に放浪する親子が親切な巡査に助けられたことを知る重要な場面です。
しかし、映画「砂の器」では、別の駅が使われたそうです。



駅に降りたのは私ひとりだけ、


駅にも人の姿が見当たりません。






冬になると、ストーブが焚かれる穴が天井にあります。



駅は1934(昭和9)年の開業です。
長くあこがれだった亀嵩駅にやっと来ることができて感激ひとしおでした。






昔の券売場窓口。



駅員事務室は今はおそば屋さんになっていて、乗車券の販売を委託されているそうです。



ここでおそばを食べるのを楽しみにして来たのに、なんと、残念なことに「4月中旬頃までお休み」になっていました。後で聞いたところによると、店主の方が入院されていたのだそうです。
通常は1時間以上前に予約しておけば、列車の通過時刻にあわせてホームに蕎麦を届けてもらい、車内で食べることもできるそうです。


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2014年鳥取・島根の旅(6)旧大社駅

2014-01-05 01:50:17 | 建物(島根県)
出雲大社から20分程歩いて、今は廃駅になっている旧大社駅を見に行きました。



1912(明治45)年6月1日国鉄大社線 出雲今市駅として開業、この建物は1924(大正13)年2月28日に竣工した2代目駅舎で、木造平屋441平方メートル、出雲大社を模した造りです。
設計は曽田甚蔵。
1990年4月1日に大社線が廃止となりましたが、ホームや駅の掲示などすべてが当時のまま残されていて、無料公開されています。
2004年に国の重要文化財に指定され、近代化産業遺産にも認定されています。








駅舎内部も和風の格天井になっています。




一画を区切って囲われているのは観光案内所です。




天井のシャンデリア。





貴賓室。




プラットホーム。

1951年~1961年は東京⇔大社間の直通急行列車「出雲」が運行され、1980年代まで「大社」や「だいせん」といった急行列車や、参詣者の団体臨時列車などが乗り入れてきた終着駅だったため、ホームは非常に長くなっています。







ホーム側にある精算所。




木の改札口。




団体用(?)改札口。



蒸気機関車も保存展示されていました。

立派な駅舎を見ることができて、雨の中歩いて来た甲斐がありました。



2014年鳥取・島根の旅はこれで終わりです。
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レトロ温泉、薬師湯

2007-09-17 00:37:47 | 建物(島根県)
外湯で入浴した薬師湯のすぐ隣に薬師湯旧館の建物があります。

これぞ今回の旅の最大の目的。1919(大正8)年の建築、江戸時代からの温泉街になんともハイカラな浴場が建てられたものです。


やっと目にすることができて大感激です。



右は元は女湯でしたが、今はギャラリーに、左は男湯でしたがカフェになっています。残念ながら訪ねた時は営業時間でなくて、中に入ることができませんでした。

中央が元の入り口です。


軒下や窓の装飾が凝っています。




前日の夜の様子も。

新館の屋上では無料コーヒーのサービスがあり、旧館や温泉街の景色を楽しむことができるようになっていますが、これも残念ながら雨のためいただくことができませんでした。
コメント (2)
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