ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

2019年青春18冬の旅(4)多治見市モザイクタイルミュージアム(3)

2019-01-10 23:27:11 | 建物(岐阜県)
この時、3階ギャラリーでは特別展として、「まちかどの近代建築写真展~タイルに出会う旅~」が開催されていました。(2018年10月6日~2019年1月20日)
2004年から各地で巡回開催されている「まちかどの近代建築写真展」ですが、75回目となる今回は特に「商店建築」がテーマとなっており、建物の外観や内装にタイルが使われた建物の写真がたくさん展示されていました。







ミュージアムを後にして、付近を散策していると、さすがにタイルの産地だけあって、タイルでできたものがそこかしこにありました。

タイルの流し台や、



ゴミステーションもモザイクタイルの絵で飾られていました。




市内にはこのようなタイルのゴミステーションが、様々な意匠で11ケ所もあるそうです。


再びバスに乗ってJR多治見駅に帰り、15時37分多治見発、名古屋方面に向かい、16時8分金山着、16時21分金山発の快速電車に乗り換えて東海道線を東に向かい、17時7分に豊橋に着きました。


豊橋駅の食堂街で駿河地方の食材でできている駿河丼の夕食を食べ、駅近くのホテルで泊まりました。

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2019年青春18冬の旅(3)多治見市モザイクタイルミュージアム(2)

2019-01-10 23:26:08 | 建物(岐阜県)

ミュージアムの入口を入ると、1階は受付と体験工房、ショップがあり、ホールにモザイクタイルで飾られた自動車が置かれていました。



体験工房。モザイクタイルを並べて作品を作ることができます。



順路は大階段を上って4階に進みます。階段室は巨大な登り窯のような土のトンネルになっていました。4階から3階、2階とエレベーターで降りながら観てまわります。


4階に常設展示されているのは、1995年頃から笠原町の有志が全国各地から収集・保存してきたタイル貼りの製品や建物の一部分などです。

裸婦像は下呂温泉旅館の昭和35~36年のもの。
下段横長のは東京都文京区おとめ湯の絵タイル。昭和29年創業。



安芸の宮島の絵タイル。東京都荒川区の桜湯男湯にあったもの。昭和5年頃。



鯉の絵タイル。東京都荒川区の桜湯女湯にあったもの。昭和5年頃。



小野道風の絵タイル。東京都中野区の花の湯。昭和40年前後。



瑞浪市常盤湯のモザイクアート。昭和35年頃。



流し台。



流し台。
キュンとくるかわいさ。



流し台。昭和38年頃。



流し台。



浴槽(D型。笠原町。昭和35年頃)と洗い場(可児市。昭和38年頃)。



浴槽。団地用。



浴槽。団地用。



かまど。昭和10年頃。







便器。



便器。二つとも笠原町個人宅。明治時代のものか。




竹を模したモザイクタイルで作られたタワー。



3階に降りてくると、いくつかのテーマでの展示がされていました。

先ず、タイルの製造工程について。
成型→色付け→焼成をする過程で昭和30年頃に使っていた道具類。



現在のタイル製造の様子。裏面の紙の上にタイルが並べられていて、貼り付けた後、紙を剥がしていきます。




モザイクタイルの見本。


次に、笠原モザイクタイルの前史。


旧岐阜県庁総合庁舎床面。
大正13年。常滑焼か。



マジョリカタイル。昭和初期か。




緑の花の部分がマジョリカタイル。昭和2年頃。



静坐社の洗い場の吐水口。
静坐社は京都吉田山西麓にあったが、2016年に解体される時に昭和4年の棟札や泰山製陶所の銘のあるタイルが発見され、日本の伝統的な住宅様式に西洋の住宅様式を取り入れていたことがわかりました。



商店の陳列台。下部はタイル張り。中に代用陶器のナイフ・フォーク・キセル・手りゅう弾・笠原茶碗などが展示されています。



京都四条河原町近くの喫茶「築地」の壁面写真もありました。
創業は昭和9年。いろいろな形の窯変タイル、布目タイル、レリーフタイルをパッチワークのように組み合わせる池田泰山の集成モザイクタイルです。



そして、戦後笠原モザイクタイルのあゆみ。

タイル貼り浴槽。







調理台付き流し。昭和35年頃。
こんな風にタイルを貼った流しやお風呂がよくありましたね。なつかし~いです。
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2019年青春18冬の旅(2)多治見市モザイクタイルミュージアム(1)

2019-01-10 23:24:41 | 建物(岐阜県)
2019年1月8日、青春18切符で岐阜県多治見市笠原町にある「モザイクタイルミュージアム多治見」に行ってきました。
8時53分京都発の新快速で9時47分米原着、9時56分米原発で10時32分大垣着、10時41分大垣発の新快速で11時13分名古屋着、11時24分名古屋発11時59分多治見着と乗り継いで、

JR多治見駅。



駅前の広場にはタイルの町らしく、子供たちが作ったタイルがはめ込まれていました。多治見駅からバスに乗って、15分でモザイクタイルミュージアム前に12時47分に着きました。



藤森照信さん設計の変わった建物です。タイルを生み出す土をイメージした山型の外観の頂部には本物の松の木が植えられています。



裏側から見たところ。



全体の模型。



建物の前面は掘り下げられて盆地のようになった芝生の広場です。



入口のドアは小さなもので、ここが正式の入口とはちょっと思えませんでした。



壁の表面には陶器のかけらが埋め込まれて模様が表わされています。






モザイクタイルとは、表面積が50㎠以下の小ぶりなタイルのことを指します。多様な形を組み合わせて、パターンを作り出すことができる建築物の装飾として活用されています。
多治見では、大正時代からタイル産業が興り、戦後笠原町を拠点に盛んになりました。1955年頃から笠原町でモザイクタイルの収集が始まり、町の産業にとって貴重なコレクションとなり、これを展示するモザイクタイルミュージアムが2016年6月に出来上がったのです。

 岐阜県多治見市笠原町神戸2082−5
 入館料:310円
 9時~17時(入館は閉館の30分前まで)
 休館日:月曜日、年末年始:12/29~1/3の間
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郡上八幡のレトロ建物たち

2010-04-11 00:37:33 | 建物(岐阜県)
郡上八幡には町家風の建物の他にも、近代建築がたくさんありました。

先ずは、ツアーバスの到着場所になった「郡上八幡博覧館」。
大正時代の旧税務署の建物を改修して、郡上八幡の歴史、特産物の展示と郡上踊りの実演を行っています。入場料500円。
今回は時間がなくて郡上踊りは見ることができませんでした。


続いて、「郡上八幡旧庁舎記念館」。
昭和11年築で、国の登録文化財。
今は観光案内、特産品販売、無料休憩所になっていてます。

横から見たところ。


反対側の横から見たところ。


「郡上八幡楽藝館」。
元は明治時代の病院で、国の登録文化財になっています。

その裏側にもこんな素敵な建物がありました。


商店街にもこんなレトロなお店や、


塔のあるお店もありました。


郡上八幡、いつかもう一度訪ねて、踊りを見みたりゆっくり歩いてみたい町です。

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高山の近代建築

2007-10-22 02:03:38 | 建物(岐阜県)
通りがかりに見つけたちょっと古い建物をいくつか。

素敵な感じの喫茶店。



弘法湯さん。

タイルで書かれた文字とがおもしろい。
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