ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

京都市会会議場を見学

2018-06-17 01:33:08 | 建物(京大以外の京都府の)
政令指定都市で一番古い議場である京都市会議場、2019年度から始まる改修を前に、2018年6月14日~16日と7月30日~8月1日に一般公開されていたので、6月16日に見学に行ってきました。

議場は市役所本庁舎とともに建築家武田五一が設計し、1927(昭和2)年に完成しました。




工事中の本庁舎の周りに塀がめぐらされ、完成後の予想図などが書かれていました。



表入口側。



裏側突き出た部分の上部に市会会議場があります。



正面玄関内の階段。







市会会議場。



二階は傍聴席になっています。その手摺部には歴代議長の写真が並べられています。



見学者も議員席に座れました。



天井のステンドグラス。



正面アーチ部に細かい装飾が付けられています。







その前の議長席。会議の開催を知らせる鈴と、決定を告げる木槌が置いてありました。



壁は装飾布製でした。









換気口の装飾もおしゃれ。


市役所本庁舎の改修工事は2017年5月に着工され、2021年夏に完成する予定です。
耐震改修、バリアフリー化等はやむを得ませんが、この風格のある市役所の外観と歴史的意匠を壊さないでほしいものです。

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これでいいのか京都 シリーズ(1)壊される京都をウォッチング

2018-06-03 00:04:47 | これでいいのか京都
京都が京都でなくなる、最近の京都の町の破壊状況はひどいものですが、その兆しが顕著になってきた頃からの現場の様子を見に、2018年6月2日にウォッチングに行きました。


先ずは、下鴨神社の参道、両側に生えていた大木が切り倒されてマンションが建てられました。下鴨神社が土地を50年間貸し出して富裕層向けのマンションを建てたのです。しかし、出来上がって2年も経つのに分譲物件はまだ売り切れていなくて、未だに広告チラシがまかれています。



次は北白川天神裏の小山、住宅開発会社が山を削って宅地にして売り出そうとしていましたが、住民の反対運動で、かろうじて一部分だけの開発に止どめ、緑を残すことができました。



次は、京都御苑東にある梨木神社。鳥居の中の参道をつぶしてマンションが建てられました。鳥居の中にマンションがあるとは!京都人が呆れ果て、顰蹙を買った最初の事例です。



次に、京都会館。50年間のネーミングライツが企業に売られ、「ロームシアター京都」と名前が変えられてしまいました。



しかも、前川國男設計の文化財となろうとしていた貴重な建物が建て替えられて、変な色の巨大な壁の建物になってしまいました。



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