今日、市民の方からの相談を寺尾いずみ会館でお受けしていたのですが、その方が最後に、「この会館の女子トイレがひとつずっと故障していて使えなくなっている」と教えてくださいました。
すぐに会館の事務員の方と確認すると、女子トイレだけでなく男子トイレの個室もそれぞれドアにガムテープで目張りがしてあり開閉ができなくされていました。そして、ドアには使用不可の張り紙が・・・。
私は便器か水廻りの故障が原因なのかと思ったのですが、故障していたのはなんとドアだけだったのです。使用していないときもドアがしまった状態でなければならないのが、上の写真のように自然に開いたままになってしまうというだけの不具合です。あいたままだとお年寄りがぶつかってあぶないから、というのが使用禁止の理由でした。
しかも驚いたのがこの使用禁止は、昨年の秋からだったのです。
こんな簡単な修繕にこんなに時間がなぜかかる???
私は即座に寺尾いずみ会館を指定管理者として管理しているオーエンスの担当者(綾瀬市中央公民館内)に事情を確認し、即座の修繕を要請しました。
オーエンスの言い訳は、空調などの修繕など優先順位の高いものから行っている!! との珍回答!
そんな理由でこんなたいして予算もかからない修繕を後回しにすることは見逃せません。
さらに問題なのは、トイレが使用不可になっていることを市の生涯学習課に報告していなかったことです。
この事態を知った市の担当は、私と同じようにオーエンスの優先順位発言を否定し、即座の修理を指示しました。
(会議室のドアもきちんと閉まらない状態が放置されていました。ここの修繕も急がせました。下の写真)
こんな簡単なことが1年近くも止まったままになっていたのは、施設の管理を事実上民間の会社に丸投げしてしまう指定管理者制度に根っこがあります。
日本共産党綾瀬市議団は、公民館やコミュニティセンターの管理運営を市の直営に戻すことを求めていますが、その正当性がここでも明らかになったのではないでしょうか。