810929撮影
■ 棟端に馬の耳のような突起がある。これは「みんのす」と呼ばれる棟端飾り。民家 遠い昔の記録、今回は水郷の町として知られる柳川の「くど造り」。
コの字型のプランに寄せ棟の屋根を掛けるとちょうど「くど」のような形になるのでこう呼ばれる。有明湾に注ぐ筑後川流域に分布する民家。
閉鎖的なロの字型のプランは都市型住宅のプロトタイプのひとつとして定着しているが、このくど造りにもロの字型がみられる。構造的に非常に丈夫になるから台風に対応して出来た形だろうと解説する文献もある。
ここ柳川は福岡に所用で出かけた際訪れた。ゆったり流れる時間、川下りがなつかしい。
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そして柳川といえば『廃市』 福永武彦のこの秀作、既に絶版・・・。