透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「落城・足摺岬」田宮虎彦

2020-07-04 | H ぼくはこんな本を読んできた

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 まだまだ本の話。

『落城・足摺岬』田宮虎彦(新潮文庫1965年25刷) ずいぶん昔の本だからパラフィン紙のカバーが劣化している。この文庫本は表題2作の他に5作を納める短編集。いつ読んだのか不明だが高校生の頃か。

『足摺岬』はおよそ30頁の短編。実に暗いトーンのストーリーだが、どうもぼくにはこのような小説を好む傾向があるらしい。今読んでいる荷風の『夢の女』もタイトルのイメージに反し、薄幸の若い女性が主人公で、ストーリーが暗い。

『足摺岬』は再読したい。


 


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