透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

小さな幸せ

2020-10-06 | A 読書日記



 前稿に夕方「なぎさ」が目の前を通過して行ったから、今日(6日)はいいことがあるだろう、と書いた。日々の暮らしの中の「いいこと」は「小さな幸せ」と言い換えることもできよう。

**小さなしあわせ それさえも 捨ててしまった 自分の手から** こんな人もいるし、**僕は君といる時が一番幸せなんだ** という人もいる。 

幸せセンサーがどんなことに反応するかは人それぞれだし、センサー感度も人によって違う。

ぼくは今朝、書店で『ぼくは縄文大工』雨宮国広(平凡社新書2020年初版第1刷)を見かけて買うことができたし(この本には実に興味深いことが書かれている。読了後に書きたい)、スタバで顔なじみの店員さんに「木曜日の仕事帰りにスケッチ展に行きます」と言ってもらえた。ぼくにとって、どちらも小さな幸せだ。

帰宅すると、某ブロック紙から「火の見櫓のある風景 スケッチ展」のことが掲載された新聞が届いていた。これもありがたく、幸せなことだ。

幸せセンサーの感度を良好な状態に保って(もしかしたらこれが案外難しいのかもしれない)、日々あれこれ小さな幸せを感じながら暮らしたい。

追記:スタバでマグカップでのサービスが再開されている。これもぼくにとって小さな幸せだ。


 


本が好き

2020-10-06 | A 読書日記

 前稿で、一番好きで印象に残る藤沢周平作品として『橋ものがたり』(新潮文庫)に収録されている「約束」という短編を挙げた。では、やはり多くの作品を読んだ松本清張の作品を一作だけ挙げるとすれば何だろう。『ゼロの焦点』かな。この推理小説も買い求めるか。いや、これを続けると、減冊した意味が薄れてしまう。

南木佳士だと・・・、『阿弥陀堂だより』を挙げる。この作品は映画にもなった。では、川端康成は。川端作品をそれ程読んだわけではないが、ぼくは『雪国』、いや『伊豆の踊子』かな。三島由紀夫、『金閣寺』。

時々、こうして読書歴を振り返るのも楽しい。過去ログ

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昨日(5日)奈良井川に架かる鉄橋を「なぎさ」が通過していった。午後6時5分頃、上高地線の下り電車。彼女に出会うと良いことがある、と思うことにしている。今日はきっと何か良いことがあるに違いない。