あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

野生化

2017-06-23 23:41:50 | 植物
 そろそろ花も終わって目立たなくなりましたが、ひところあちこちに見られた黄色い花。



 特定外来生物に指定されて栽培を禁止されているオオキンケイギクです。


 重信川の土手はこんなになっています。



 この花、繁殖力が旺盛で、在来種の草花の存在をおびやかしているんだとか。以前、重信川下流では駆除も行われたようですが、上流のこのあたりは野放しね。そして、栽培禁止になっているにもかかわらずますます増えているような気がします。



 確かに、きれい。だけど放って置いたら景色が変わってしまうでしょうね。
 

 最近、園芸植物の野生化が問題になっているそうです。ムスカリなんかも場所によっては野生化して咲いているらしいです。たしかに、我が家でも、植えたはずのない場所に咲いていたりして。

 そういえば・・・・ちょっと気にかけて回りの景色を見ていると



 これ、道ばたのコンクリートとアスファルトのつなぎ目にずらっと生えていたんですけど、多分この花の種。



 この花、ムシトリナデシコっていうのかな? ここだけではなく、水のない河原一面に生えているんですよ。いっとき河原がピンクになっていたんですけど。

 それから



 ホテイアオイです。いずれこの池全面が薄紫に覆われるでしょう。花自体はとてもきれいで好きです。



 ただ、これも繁殖力が強くて、あちこちで困りものになっているようです。とにかく園芸植物を安易に捨てないことですよね。自分の家で愛でるだけにしておきたいものです。そうでなくても、自然に野生化するということもあるのですから。

 とある空き地で見つけた、ペチュニア


 あらあ~、どうしてこんなところに?と思ったら、近くのおうちの庭に見事に咲いておりました。



 それからこれは、田んぼの持ち主が人為的に植えたものでしょうか? とあるおうちでは、庭一面にこれが咲いていましたから、もとは園芸植物だったのでしょう。



 これもかなり向こうまで広がっています。よくみるとかわいい花。



 土手などがただの草原では気に入らなくて、花で飾りたいという人もいるようなのです。

 数年前、新聞の投書欄に「土手や空き地に草が生い茂っているのは見苦しい。ガザニアを植える運動を広めてはどうか。」という意見が載ったことがありました。どこもかしこも外来種の園芸植物で覆ってしまうって・・・・
 土手は特に要注意。なぜなら川に落ちた種が水に流れてどんどん広がっていくからです。そしてあっという間に強い植物に征服されてしまいます。コスモスなんかもう市民権を得てますね。昔はいい風情だなあと思っていましたが、川のそばがコスモスだらけになっていくのを見ると、はたしてこれでいいのか、と思ってしまいます。菜の花しかり。子どもの頃川の土手で見つけたねじ花やかわらなでしこも今はどこへ行ったやら。
 ともあれ、自分が育てている園芸植物は野生化しないように気をつけようと思います。 
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4 コメント

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確かに!(-_-;) (慧竿)
2017-06-25 01:50:52
釣り師として見る時
ホテイアオイ(ウォーターヒヤシンス)なんか
最悪ですね!!

水面全面を覆ってしまって
酸欠状態を引き起こして湖面全体に行き渡ったら
水生生物は全滅です!!

ナデシコ!確かに珍しくて画像を貼り付けましたが
外来種は強いですねぇ!!
散歩道もほぼメインは外来種ですが
渦井川はまだ野イチゴの群落も有りますが
どこもかしこも 葛がのさばってしもぅて・・・・

散歩道に伸びてきた奴は通りすがりに
最初の一節目はポキリッ!と折れるので
芽を摘んで通ってますσ(^_^;)

ちょっと心配なのは
蛇が多い理由です!!
蛙は確かにいますが
足元が凄く柔らかくて穴だらけ!!
土竜や野ネズミが凄く多いんだろぅなぁ!?

イタチもしょっちゅう見るし・・・・

散歩道は土手ですからねぇ・・・・

河川事務所も予算の関係も有るんだろうけど
昨秋は妙な時期に機械刈りして
センダン草だらけにされてしもたしなぁ(T_T)/ナンダカナァ?!
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慧竿さんへ (あた子)
2017-06-29 11:56:34
ホテイアオイだけの池がほうぼうにありますね。酸欠かぁ。生物は生きていられるのでしょうか。
葛は、昔からあって、根はくず粉や薬(葛根湯)に、茎の繊維も利用されていたそうですが、それが一般にはなくなってのさばってきたようですね。逆に外国へ進出していって、侵略的外来植物とかなんとかいわれてるそうですよ。
かわらなでしこは、有料道路が無料化される前は側道の土手に咲いていたんですけど、今はどうかな?あの鮮やかなピンクを見つけると心が躍ります。
センダングサも、花が咲く前にかりとってくれるといいんですけどね。
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追記!(^_^;) (慧竿)
2017-06-29 13:40:40
ホテイアオイですが
20数年前に住んでた徳島では
とんでもない事に成ってましたよ!(^_^;)
水流の無い場所に溜まって
水面を覆って他の植物を光合成できずに殺して
晩秋からホテイアオイが腐って沈澱して
メタンガスが発生して水底生物も全滅に追いやるし

もぅ一つおかしな事も!!

外来生物の取り扱いで法が出来たばかりに

徳島では水路が多く蚊が大問題に成ってから
外来種ですがメダカの代わりにカダヤシを
行政が配って成果を上げていたんですが・・・・

行政が法を犯すわけにはいかず

カダヤシの配布が無くなりました!!(^_^;)

アホヤナィン!?とか思ってましたが・・・
その後メダカがブームになったんで
少しは改善したかしらん!?(^_^;)
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慧竿さんへ (あた子)
2017-07-01 13:45:29
冬にホテイアオイを除去する作業、見たことがあります。これも一時は水を浄化するとか言って故意に増やしたことがあるそうですね。
今日の外来植物の繁殖、行政が絡んでいることが多いですよ。オオキンケイギクも元は高速道路の法面の緑化からはじまったし、そういえばいろいろな植物が混じった種の缶詰が輸入されてて、河川敷なんか外来種だらけです。わたしも買った記憶が(--;)ずぼらなもんで撒かなかったと思うんですが。
その水路、メダカが増えているといいですね。
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