情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

遅まきながら、鹿砦社にエールを!

2005-07-14 03:52:30 | メディア(知るための手段のあり方)
すでに、ご存じの方が多いとは思うが、鹿砦社の件には触れざるを得ない。

朝日によると、【パチスロ機製造会社の役員や、プロ野球の元球団職員を出版物やインターネットで中傷したなどとして、神戸地検特別刑事部は12日、兵庫県西宮市甲子園七番町の出版社「鹿砦(ろくさい)社」社長の松岡利康容疑者(53)を名誉棄損容疑で逮捕した。一般の書店で市販されている出版物の記事をめぐり、出版社の代表が同容疑で逮捕されるのは異例だ。松岡容疑者は「コメントは差し控える」と黙秘しているという】http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050712/K2005071200301.html

ちなみに、先日放火された山岡さんの見解は、【どうしてもアルゼ、そして同メーカーと癒着している警察人脈の政治力あってのことと思わざるを得ない。】とのこと。http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/

捜査当局が言論に介入することを認めると、権力に不都合な言論が封殺されることになる。そう、噂の真相をつぶしたのも、検察だった。
【出版社が記事の内容をめぐって刑事責任を問われたのは、東京地検特捜部が95年6月、月刊誌「噂(うわさ)の真相」の当時の編集長と編集部員を名誉棄損罪で在宅起訴した例がある。この事件では、2人は、推理作家が盗作しているとした記事を掲載したなどとして訴追された。元編集長は懲役8カ月執行猶予2年、元編集部員は懲役5カ月執行猶予2年の有罪判決が確定している。】前記朝日

起訴状をみてみないと何とも言えないが、アルゼに関する記事が真実もしくは真実だと誤信するだけの相当性があった場合、巨大なパチスロメーカーに関する記事は、名誉毀損たり得ないはずだ。検察は、何を根拠に誤信相当性がないと判断したのか?
しかも、逃亡の恐れや証拠隠滅の可能性はほとんどないにもかかわらず、なぜ、逮捕したのか?

パチンコ業界と警察の関係が深いことは、週刊誌などに繰り返し書かれている。検察が動けば、山岡氏のように考える人が多く出てくることは分かっているだろうに、なぜ、検察は動いたのか?

よほどの力が動いたと考えるほかないのではないだろうか。

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1 コメント

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警察と風営法業者の癒着 (トド)
2005-07-15 01:29:44
 警察が風営法に基づく許認可権を持ち、生活安全課の中でその権限を発揮した頃から、麻雀・パチンコ・深夜営業の飲み屋(クラブなど)など風営業者との付き合いが始まります。



 とりわけパチンコ店は、大きなお金が動きますので、各地の遊技場組合との癒着は近年強くなっています。何せ他の役所と違って警察はすぐ行政処分を発し営業停止などをしますので、営業店主もビビリます。



 接待も個々では周囲の目がありますので、遊技場組合の会議に来賓で招かれ、温泉+女+ゴルフの三点セツトで接待されているのが現状ですし、各地域の遊技場組合には警察の天下りが増えています。



 アルゼはパチンコ機種メーカーとしては大手で、機種毎に風営法の許可が必要ですから、当然企業防衛上も警察と血脈を持つことになります。



 かなりの大きな力が動いていると予測できますね。
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