情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

日本政府が英軍同行のイラク取材却下要請され引き下がったメディア~他方でプレスリーの真似は報道

2006-07-06 00:55:20 | メディア(知るための手段のあり方)
知らなかった…。【英外務省は29日までに、サマワを含むイラク南部への英軍同行取材を求める日本の報道機関数社の申請を却下した。日本政府が英外務省に対し、日本人記者に同行取材させないよう協力要請したため。ロンドンの日本大使館は要請の理由として「邦人にイラクからの退避勧告を出しており、邦人記者にも適用される」と説明。当初は受け入れに前向きだった英外務省も要請に外交的配慮を示した形だ。 英政府は英軍が管轄するイラク南部バスラなどへの訪問を極力避けるよう勧告しているが、報道関係者については同行取材などの便宜を図っており、日本政府の要請については「極めて異例」(英外務省当局者)との見方をしている。(共同通信社)】(東奥日報

これって,完璧な言論統制じゃないか?取材の機会を奪ったのだから,憲法が禁じている検閲と同じようなものだ。

メディアは,どうして政府に抗議しないのか?どうして,もっと報道しないのか?

メディア側が報復措置として,アメリカ同行取材を全員で拒否するぐらいのことをしなければならない事態に至っていることになぜ気づかないのか?

こういうときのためにこそ,記者クラブがあるのではないか?一丸となって,不当な政府の姿勢に抗議をするべきではないのか?

あなた達は記者クラブの由来を知っているのか?

サマワの情勢は報道しないで,小泉のパフォーマンスは垂れ流す…。

昨年,【「新聞研究」5月号に、読売新聞ロンドン支局飯塚恵子記者が「かなわなかった自衛隊取材」という記事を掲載している。英国外務省の招待で、今年3月、サマワでのオランダ軍撤収・英国軍への権限委譲を取材したが、肝心の自衛隊キャンプが取材できなかったということだ。】ということがあった。(こちら←クリック)

それなのに,今回のような事態を再び安易に受け入れたのか?

今からでも抗議をするべきではないのか?

凄いショックを受けています…。



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