湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

10/25 1回目連続セミナー講師無念、県行政に依頼、

2012-10-26 04:11:57 | 引きこもり
2012/10/25 記
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連続セミナーの第一回講師が決まらないであがいている。情けない話だが、テーマを守った上で、行政頼みということにした。自分がこの人をという選択肢をタイムリミットに入ったと判断したからだ。実践的な情報を大事にすれば、被災地で活躍している方という選択が強くなる。しかし交通費が出せない。

セミナーは、今、災害ボランティア活動がぶつかっている矛盾、被災者の生活再建はこれからであるにも関わらず、環境整備と産業復興支援という二本柱も被災地現地に滞在するボランティアでなければ役に立たない。気持ちはあっても、被災地まで出かけられない支援者の受け皿が枯れたまま、非被災地では、南海トラフと首都直下型地震に備えて「防災」活動に舵を切るという選択をしたのです。しかしこれでは東北の被災者は、現地滞在を決意した篤志家に任されることになるのです。

東北の被災の現実を、自分の足元でも起こりうることという論理で「防災」へと移行するが、震災発生と同時に、私にもやれることがあるとか、他者に必要とされるという磁場を感じたり、故郷の危機や人道的な危機という心の源泉が断ってしまいます。自分たちの必要の論理に依存すれば、平常性バイアスではないが、「必ず地震がくる『わけではない』、先にやることがある」という心のささやきが始まります。つまり東北の現実と、ボランティア力の源泉の放棄によって、地盤沈下が始まってしまう。このままで行けば、「生活再建困難」、「過疎化」、「超高齢化」、「無医地区拡大」というところに滑り落ちてしまう。

現在の「防災」は、東日本大地震以上の被害と原発危機の拡散という大事な阻止すべき課題があります。やらなければならないことです。しかしそれは、「東北の支援」と「防災」の両輪がまわってのこと。「東北の支援の壁」の解決をまさぐる彼方、非被災地と被災地の連携・交流が生まれる先にしか解決はないでしょう。この「非被災地と被災地の連携・交流」をめぐっての議論の契機として、セミナーの意味を持たせること。また福島では原発事故で分散移住を余儀なくされている方の課題はまだこれからで、連携の形が見えてこない。こういう災害ボランティアの転換期の意味が込められています。(災害ボランティア活動の局面の課題)

もうひとつは、東日本大震災について、災害時要援護者(高齢者・障碍者・傷病者・子ども・乳幼児の母子・外国人等)の情報がなかなか非被災地に伝わってきません。転居を繰り返す生活環境の変化の谷間に沈んでしまいがちな方の矛盾は、阪神・淡路大震災のときは被災後数年の孤独死(高齢者の病死が多い)が、手当ての厚い地域をあざ笑うように起きています。岩手・宮城を中心にその傾向が予測されます。障碍者の被災時の安全確保や、避難所生活と利用施設の状態を知り、防災にいかしていくこと。災害時要援護者の保護を支援活動・防災活動にしっかり入れ込んでいくこと、その情報収集と活動の枠組み作りの議論の口火をきることがセミナーに込められています。(災害時要援護者の状況把握と活動への組み込みの課題)

この二大テーマを見失うことなく、セミナーを実現する道を探しています。このために、何ヶ月も無策のままでいるというわけには行きません。状況はどんどん変化し、非被災地の熱は冷めていくのです。

そのために年内に、一度会を開きたいと考えています。今日打診したのは、昨日紹介した

●「東日本大震災 高齢者、障害者、子どもを支えた人たち」

の編纂を担当した東京都社会福祉協議会高齢者施設福祉部会・知的発達障害部会の担当者、身体リハビリテーション協会はいずれも埒があかなくて空転。帰りに神奈川県庁に立ち寄って保健福祉局をまわって、長期間現地支援に関わった保健師さんたちに適任者はいないか打診。これは手ごたえがあって、数日間待つことに。第一回目は12月に開催できるかという段階に入りました。

ただ県庁を回っていて感じるのは、災害対策活動では包括的な概念として「要援護者」という実践的くくりで語られる対象が、高齢者・障碍者・傷病者・子ども・乳幼児胎児を抱えた母子・外国人等それぞれ担当課が違い、横断的な要請は、縦割り行政に弾かれて、関係者が出てこないのです。今回は最後に心当たりがあるという、支援者チーム経験者の方を確認してみると言ってくださったことです。しかも二大テーマを踏まえてくれるというのです。

応答待ちの状態に入りました。

これが駄目なときは、横須賀に飛びます。今回の働きかけは、今月中になんとかしたいと考えているのです。


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もうひとつは、実行委作り。市障碍者連絡会や、特別支援校、高齢者地域包括センターや事業所、災害ボランティア団体・関連行政の個別巡回が必要なこと。今第三回は、被災地医療福祉ネットワーク作り関係者とモデル地域住民のふたりを予定。受注生産型産業復興支援・相互民泊推進民間交流活動(擬似親戚作り)や、高齢者外出支援(通院・買い物・訪問等)、防災ではQRコード個人情報カード利用・災害初期誘導員制度等提案の内容吟味。

11/13のボランティア塾への準備…やることが山積している。

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父の宗教仲間の**さんが庭師を始めた。従来の生活保護脱出労働をしていた++さんが脳梗塞で倒れてしまい、急遽依頼したのだが、期間が開いていたので枝葉のゴミが70リットルの袋で5つ出た。燃えるゴミで持って行ってくれるか心配と困っていると、携帯が鳴った。父の入所している老健からだった。父が風邪を引いたので、個室に移動して様子見してよいかという確認の電話だった。断れば病院行きになる。明日、立ち寄ることに決定。急いで訪問時間変更の連絡をいれた。こう変更が多いと信用問題となる。

●「月刊 ゆたかなくらし 2012年10月号 特集:広がる孤独死・孤立死」
  (本の泉社・刊)

注文済み。


夜間傾聴:なし


(校正一回目済み)


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