湘南オンラインフレネ日誌

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10/24 仮設住宅訪問(大船渡)/県立鶴嶺高に東海新報編集者の方が講師に

2011-10-25 05:14:31 | 引きこもり
2011/10/24 記
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出かければ、その間の後始末が待っている。授業や訪問の始末を済ませ、JR相模原の塾の方は、私の報告会が企画されていて、これ以上のキャパが私にないので、申し訳ないけれど断ってきた。加えて、まずいことに図書館の貸し出し延長HP操作を忘れていたために、あちこちの地域の図書館の書籍が期限切れになってしまった。月曜日は県立図書館の書籍を県サポの生涯学習コーナーと、辻堂図書館のポスト投函可能書籍を始末してきた。

県サポでは帰りに11Fのかながわ震災ボラステに立ち寄り、気仙地方再訪の簡単な成果報告をしてきた。講師選定と、作業所との交流の件である。

こういうときは、なぜか厄介な雑用が重なる。我が家のガスレンジが壊れ、明日一日、いつくるかわからないレンジ交換の為に一日が潰されていくのがたまらず、父のときにお世話になった浜見平の親子に母のサポートをお願いした。実は25日、父の入所している平塚の老健で、父の介護度認定の更新があり、家族立会いに行くのだ。思うに任せない。そんな状態、お許し願いたい。

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19日、私は訪問先大船渡の市議の**さんのご厚意で、車で、一番典型的な戸数の仮設住宅を訪問することが出来た。私が紹介されたのはその仮設の自治会長さんの御宅だった。70代ご夫妻は2DKタイプのお部屋で、狭いことは狭いが、周辺の音が筒抜けという状態ではなかった。畳もどきが4畳半2間に敷かれており、カーペットで畳と床板との滑りを防いでいた。防寒対策として二重窓工事が済んでおり、壁のむき出し断熱ボードは、工事用の紙粘着テープで止めただけの状態だった。

印象としては、炎がむき出しのストーブは狭くて使えないだろう。ボランティアからは、ところによっては、ホットカーペットが提供されている。気仙地方は、雪は太平洋側なので少なく、冷え切った北風に道路が凍るという。隙間が紙テープでは、隙間風が防ぎきれないだろう。入口から直線でキッチンに、出入りのときに、吹き込んだ風は家中を冷やしてしまう。衣類とこたつで乗り切るというお話だった。天井には部屋ごとに火災報知機が取り付けられている。仮設のような家作りでは、火災が発生したらたちどころに全焼してしまうだろう。トイレはタンク型洋式。大船渡は大・中規模の仮設には常駐の相談員を置いている。

屋根は豪雪地帯のものと違い、平坦なパネルのトタン屋根。棟ごとの間隔は狭く、通路としてしか共用空間が意識されていないことがわかる。高齢者と中年身体障がい者の混在する状態で、もとの生活集落の人々は散っているという。やっと最近、車椅子のスロープが出来た。しかし風呂場は仮設の場合床板が地表から浮いているため、風呂のへりが高く危ない。

さらにこの仮設の立地条件が悪い。中学校のグラウンドを使っているが、急坂の丘陵の頂点にグラウンドがある。ここを降りなければ商店に行くことは、高齢者には無理だ。帰りは急坂を登ることになる。やっと最近、食料品業者が週に1度巡回販売にやってくる。生協のような通販があっても、高齢者には使いこなしができないという。見守り支援は精神保健等の役割だけでなく、生活支援も必要という具合に、用事は山積している。

栗おこわとキノコ汁とリンゴをご馳走になって、気がついた。結構業者の出入りがあるのだ。これが防犯の問題になっているのだ。

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この後、私は丸森協働の美容室「絆」と東海新報社に送ってもらうのだが、東海新報社は大船渡・陸前高田・住田町・(釜石)をエリアにした地方紙で、同社の編集者の方が、11/22県立鶴嶺高校のボランティア塾で、高校生に語ることが実現した。地方紙だからこそ、地域の取材と、被災した高校生のエピソードを語ってもらう。人数が多いと無理だが、輪座討論のような意見交換型の会にしていけるといいがと考えている。これは今後の相談で煮詰めていく。

今回の講師の方には、このあと大人対象の講演会をしてもらうつもりでいる。被災救援期を追えて、仮設を中心とした日常生活期の支援の有り方を問う内容を考えている。(下記)

----- 鶴嶺高校ボランティア塾用企画書案 ------

塾のテーマ:
「東日本大震災:高校生たちの震災」

授業内容:
気仙地方(大船渡市・陸前高田市・住田町)の地方日刊紙「東海新報」の編集部の方をゲストに招待し、高校の被災や家族を失ったり、家が流されたりという過酷な実体験を高校生たちもしています。高校生たちの被災記事を中心に語っていただき、高校生にも自分たち自身の問題であることに気付いてもらおうと思います。

人数にも寄りますが、できるなら硬い講演会形式にせず、口火を講師と飛田のシンポジウム形式で語り、学生を巻き込んだ議論を生み出したいと考えています。よろしかったら先生も参加して下さい。

東海新報:発行部数2万の地方紙。「東海」の名は、地元では海が東側にあるので「東海」と呼ぶことに由来。  h
ttp://www.tohkaishimpo.com/


------- 以上 -------

大人向け地域講演会の方は、追って書き込みます。

p。s。 ご紹介・講演会のお知らせ

●11/13シンポジウム「震災、つながる、川崎」
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県ボラセン発

2011年3月11日。そのとき、人々はどう行動したのか。障害者への対応はどうだったのか。 被災地岩手県の方のお話をもとに、さまざまな立場の人が思いを語り合うことで、 ここ川崎で震災を乗り越えるネットワークが生まれることを目指します。

【ゲストスピーカー】
藤原伸哉さん(社会福祉法人豊心会 釜石・大槌地域指定相談支援事業所「トーク」相談支援専門員)

川上賢太さん(川崎市健康福祉局精神保健福祉センター)ほか

※特別ゲストとして、岩手県の被災者の方にも体験を語って
 いただきます。

【日時】11月13日(日)13:00~16:00(開場12時)
【場所】川崎市立養護学校体育館
   (東急溝の口駅 JR溝の口駅下車徒歩10分)
【定員】200名
【申込締切】11月11日(金)17:00


メール(KYP04423@nifty.ne.jp)、FAX(044-244-7610)
    またはお電話(044-244-7610)で、
    <1>名前、<2>連絡先
    <3>グループで話したい内容や関心のあるテーマを
     お知らせください。

【主催】「震災、つながる、川崎」実行委員会
構成団体:NPO法人療育ねっとわーく川崎
/社会福祉法人なごみ福祉会/社会政策研究会かわさき
【問い合わせ先】:社会政策研究会かわさき事務局
(川崎地方自治研究センター内)
TEL&FAX 044-244-7610 KYP04423@nifty.ne.jp
【後援】川崎市(予定)



夜間傾聴:橋本2君(仮名)


(校正3回目済み)



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