湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

8/23 後期夏期講習で南橋本へ/地域の絆考 他

2016-08-24 05:10:56 | 地震津波災害ボランティア

2016/08/23 記
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「懇話会ニュースNo.020」と「わーくNo.066」のそれぞれを、メール配信した。どうか読んでもらえるようにと、ぶつぶつひとりごとを言っているが、内容がケア関係者や、要援護者支援災害ボランティアの側からの提言であって、当事者からの話ではないことは、漸近線のようにどこまでも近づいていくが接しない透明な壁の向こうを感じる。

話は変わるが、パラリンピックの入場券販売率が12%と低迷しているということが、塾長との講習の合間の食事中に話題となった。会場は縮小統合なのだと聞いた。オリンピックの熱狂は、国別対向の煽りたてに例をみるように、ヒーロー待望と幻の絆のファンクラブ祝祭嗜好が背景にあり、彼らは、選手個々人の努力賞賛はおまけのような構造に支えられている。パラリンピックにその陶酔を期待していないことは、あまりに露骨だと思う。長丁場のオリンピックの飽きが、後続のパラリンピックに影響しているという話も出たが、障がいの世界は、それほどに健常者の日常から離れている。このことは、架橋を志向する者として、厳然とした現状認識を心しておかなくては、ならないだろう。

しかしそのことと、共生の活動の意義は全く実現不可能の話ではない。いや、その境界の活動は実は自然な活動なのであって、わからんちん健常者と共助に閉じる障がい当事者と家族の活動の谷間に放浪しているような、もうひとつの感じは、固定的に考える必要はないと思うのだ。人が生活の中で内省するとき、基底に誰もがつながり、だれもが孤独であるという二律背反に出会う。そのときに、谷間の活動は、この指とまれ式の呼びかけ活動であること、ともに生きるという前を向く活動であることが見えてくる。

災害ボランティア活動は、曖昧な仮定上の活動ではないが、今、現に身に起きている出来事そのものへの実践ではない。しかし、その活動自身が対岸の相手に向き合う活動ではなくて、空転を力に転じる、本来の地下茎(つながり)を確認していく営為なのだと知る。

塾長に語ったら、「お前坊主になれ」といわれた。しょうもない話であるが、差異は創造の源泉なのである。

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しかし、相模線に乗っている時間の方が長いのは、少々閉口するのだが、母の見守りのための早期帰宅が可能な仕事なので、まあ納得はしている。

家にもどったら、母が茅ヶ崎市から「敬老大会」の葉書が来ているが、いやだなあといいだした。9/14、懇話会と同日。市高齢福祉課は、これだと複数名来ないかなと、少し不安。しかし、母の不機嫌はダブルパンチによるものだった。もうひとつは、隣町の同世代の婆様と道で出会い、猛烈な招待を受けたのが原因だった。同じ町医者に行くところで、その世間話を聞かされたが、すぐ近くに高齢者のたまる公園があって、楽しいから来いと、やたら誘うのだという。ところがその話題が、近所の知り合いの家庭の事情の噂話を延々30分聞かされ、娘さん夫婦が家に戻ってきてから、その方が来なくなったのは、娘さんがいけないが、自分たちを疎遠にするその家族も、お高くとまっていると始まって、母は限界がきて、この婆様たちを拒絶。母は付き合いたくないと思ったのだという。ご近所さんの噂話で余生を送りたくないと、怒りにだんだん熱がこもってきた。

田舎に引きこもりの子が少ないのは、家族がかくしていたり、この世間のお節介軋轢に曝されるからだ。藤沢の特養に入っている母の友達が認知症を起こす前に、通所中、読書を引き金にした村八分にあって、もし有料老人ホームでこれがあったら地獄だろうと言っていたことを思い出した。私からみればその本は、趣味のhow to もののベストセラー本であって、なにもつっぱっているわけではないと思うのだが、結局、認知症が進んで読書への根気が失せ、先方も寝たきり状態になって、休戦終結したのだが、施設では、童謡・演歌・お遊戯路線は不動のものとしてあって、それがどれほどに医療的根拠を持っていても、番外以外のスタイルの選択肢がないのは、やはり地獄だろう。地域の絆と行ったとき、ねっとりといやなものを感じるのは、対人関係が平板同質だからだ。

母は鬱陶しいから、いつもと違う時間帯に通院すると言い出した。
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豆乳のクリームシチューを作り、どのみち不評だからとニンジンのキンピラを「八方だし」で濃いめに作って隠しておいた。シチューは脱脂肪粉乳で、コクをごまかしたが、具の野菜は皆食べた。しかし汁は手付かずで、後からキンピラを出して食事が成り立った。母は、いわく、「エンシャ・リキッドの方がまだうまい」と皮肉っていた。おかしいのは、ニンジンが嫌いな母が皆、具を食べたのだ。豆乳憎しがニンジンを忘れさせた。幼児のような反応だと思った。主夫ゆえの経験である。

後期夏期講習が始まったが、大半はオンライン上。少し相模線通いが増えるが、在宅ばかり。カロリー過多を警戒中。

夜間傾聴:ひとり+メール3通

(校正2回目済み)

 

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