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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

近藤史恵「歌舞伎座の怪紳士」

2020-07-24 09:54:30 | 日記
東京の感染者数300人超え。
な訳で、私、昨日は自粛生活。
読書などして、過ごしておりました。

近藤史恵さんの「歌舞伎座の怪紳士」です。

岩居久澄という27歳の女性が主人公。
学校出て働いたものの、職場の軋轢で、現在は無職 家事手伝い。
姉の香澄は、独立して、眼科医として働いていて
久澄は、母親と2人暮らし。

そんな久澄に、祖母のしのぶからアルバイトの話が。
彼女が知人から貰ったお芝居のチケット
行けなくなった時に、代わりに行って感想をメールして欲しい
というもの。
早速、送られてきた歌舞伎のチケット。
観に行くが、チケット詐欺の人間と間違われてしまう。
ドギマギする久澄を、老紳士が救ってくれる。
その後も、久澄が劇場に行くたびに、なにか事件が起きるのだが
その度に、堀口という その老紳士が救ってくれる。
果たして、老紳士と会うのは偶然なのか
それとも•••
というお話。

歌舞伎 オペラ ストレートプレイなど 登場するお芝居の話は
多岐にわたっています。
そのお芝居にまつわる蘊蓄など、演劇ファンにとっては、なかなか興味深い
話がいっぱい出てきます。
読み応えのある一冊でした。


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