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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

松本清張原作 十朱幸代主演「けものみち」

2018-02-09 10:35:09 | 日記
十朱幸代主演「けものみち」です。松本清張原作。1991年に「火曜サスペンス」で放送された作品。
寝たきりの夫を抱えた女が、愛人に唆され、夫を事故死に見せかけて殺してしまう。そして、愛人の世話で、政財界の黒幕の屋敷に厄介に。一方、この事故死に疑問を持った刑事は、執拗に女の後を追う。色と欲が絡み合った世界を描く松本清張お得意の作品。
女•民子を十朱幸代 愛人•小滝を草刈正雄 黒幕・鬼頭を大滝秀治 刑事を河原崎長一郎が演じています。上下2巻の原作を2時間ドラマにまとめたものですから、これまた清張お得意の政財界の裏側を描くシーンは、あまり出てこない。むしろ、若い女の身体に執着する鬼頭 小滝に縋って生きるしかない民子。裏切りを繰り返し、危ない世界を生き抜いていく小滝。この3人の関係を軸にドラマは進んでいきます。
最近は娘の露出も増え、3枚目の部分も見せる草刈ですが、今から30年近く前のこの作品では、正統派2枚目。そして、十朱幸代の色っぽいこと。で、それだけではなく 鬼頭の前の愛人である米子(江波杏子)への高飛車な態度 小滝へのしおらしさ。女の業を見せてくれました。


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