世界一面白いミュージカルの作り方

早稲田発小劇場系ミュージカルプロデュースユニットTipTapのブログです。
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ほったらかしてた2017年と2018年

2019-01-01 00:28:29 | 作・演出 上田の日記
あけましておめでとうございます。

ものすごく久しぶりに更新してみます。
ブログなんかあったのか?
と思うくらい開いていなかったのですが
久しぶりに大晦日に少しだけ余裕があったもので
ちょっと覗いてみたところ
何と、2016年の暮れから更新していなかったわけです。
ごめんなさい。

ってなわけでザーッと振り返ってみます。
2016年は確か10周年記念公演をやってましたね。
さて、次の2017年はどんな年だったのか。

私的2017年は

1月 お気に召すまま 演出助手
3月 キューティ・ブロンド 演出
5月 グレート・ギャツビー 演出助手
7月 ビューティフル 日本版演出アドバイザー ※ 謎の肩書きですよね。
9月 Play a Life ラジオ放送開始 
10月 レディ・ベス 演出部
11月 Play a Life 青森プレ公演 作・演出

な一年でした。
前半が怒涛でしたね。
あの頃はこんなに忙しいことはないと信じてました。
2ヶ月に一本開けていくってのはなかなか大変でした。
それから、忙しくてTipTapの活動があまりできない年でした。

青森放送さんに頂いたラジオはとても面白くいい経験になりました。
舞台以外での表現の可能性を感じたり。
後半もまあ忙しくて
11月などはレディ・ベスの本番をやりながらPlay a Lifeの
青森公演のリハーサルをやってプレ公演をやったり・・・
なかなかハードでした。確かその合間にニューヨーク〜ヒューストン出張とか。

それなりに忙しい1年でしたね。
とにかく自分の演出作品がクリエにかかるってのはとても感慨深かったです。
30歳の時の目標が35歳までにはクリエで!
だったので達成できてよかった。


さて、そんで今年2018年です。

私的2018年は

1月 Tenth / next to normal 演出
   Play a Life 青森公演
2月 ブロードウェイと銃弾 演出助手
3月 Play a Life 浜松公演 
   Suicide Party
5月 Play a Life 福岡・東京公演
7月 ナイツテイル 演出助手
10月 いまを生きる 演出
12月 オン・ユア・フィート 演出
High Fidelity

どこを切り取ってもめちゃくちゃなスケジュールです。
自分でもびっくりします。
Tipと仕事の共存感がハンパないです。

年始は2作同時に初日。

next は 本当に人生で一番影響を受けた作品。
本当に幸せでした。
こんな作品に携われて最高でした。
その代わり、青森公演には立ち会えず。
Tipの公演で初めて立ち会わない公演となりました。
柴田が無事に開けてくれてよかった。
青森いつか行ってみたいです。

3月は浜松公演と新作の稽古を同時進行・・・
生まれて初めて同時に2つのミュージカルを稽古してました。
神田恭兵くんすごいなあ。

新作のSuicideはいつか向き合ってみたかったテーマ。
賛否両論ありましたが自分なりには意義のある公演になったと。
家族がいる今の自分だから向き合えた作品だった気がします。

そんな折、キューティ・ブロンドで
神田沙也加さんが菊田一夫演劇賞を受賞されました。
とっても嬉しかったです。

5月は九州で初めて公演ができて感慨深かった。
普段見てもらえない九州の方々に作品を届けることができてよかった。
彩吹さん、岸さんと作品を作るのも楽しかったです。

そっから先は怒涛の執筆しながら稽古の日々。
上演台本やら訳詞やらの作業をこなしながら
稽古や打ち合わせをこなす毎日。
今年は本当に書き仕事が多かったです。

「いまを生きる」も人生に多大な影響を与えた映画。
この作品がなかったら今芝居をやっていないかもしれない作品。
奇跡が重なってこの作品を演出できたことはご褒美でした。

「オン・ユア・フィート」はなかなか難易度の高い作品。
日本で上演することが難しい要素てんこ盛りなので
策を沢山講じて臨みました。
なんとか日本のお客様に受け入れてもらえたのかな。

「High Fidelity」もとっても思い入れのある作品。
ずっとやりたかった作品だし。
沢山影響を受けて糧になっている作品。
上演できて本当に楽しかった。
でもね、その稽古と同時にテレビ番組のための稽古と収録もやってたもんで
すごく忙しかったですね。

とにかくハードなスケジュールでした。
11月以降はテレビの台本書いたり
2019年の作品の歌詞を書いたりしながらの稽古で
12月に入るとそこにテレビの稽古やら収録が入ってくる。
今が間違いなく人生で忙しいと思える毎日が続いてました。
昔ほど体力も続かなくなってきてますが
人間、限界を自分で決めてはいけないんだと痛感しました。
やるしかない時は限界の壁が勝手に壊れてできなかった無理をするもんですね。

それから手伝ってくれる仲間に本当に助けられました。
優秀な演出助手の皆様。
演出部、各スタッフの尽力のおかげで
なんとか乗り切ってこれたんだと思います。
本当にありがとうございました。

振り返ってみると2018年は本当に無謀なスケジュールでした。
このスケジュールを計画し、実際に遂行した
妻は超人かもしれません。

2019年の2月は第二子が誕生予定ですが
身重の身体で公演制作、美術、衣装、小道具などなど
子育てもこなしながら作品に臨む姿には頭が下がります。
感性が同じで絶大に信頼できるスタッフを見つけるのは
かなり至難の技ですが一番短にそんな人がいて
作品を一緒に作っていけるのはとても幸せなことです。
まあ、稽古場でも家でも四六時中芝居の話をするってのも
いいんだか悪いんだかわかりませんが
こんな関係も個人的には面白いなあと思っています。

彼女がいなければこんな短期間で公演と番組制作をこなすことは
できなかったと思います。
本当に感謝しております。

ザーッとではありますが振り返ってみました。
久しぶり過ぎてスケジュールの羅列で終わりましたが
まず年始は

「学べるミュージカる」

関東ローカルですがフジテレビ系列で
1月2日の24:40〜放送からです。


お正月のうちに少しでも溜まってる仕事を減らしておきたいと思いますが
久しぶりに家族でただ時間を過ごせる幸せをついつい噛み締めてしまいます。
もう少し3人から4人家族になってしまうので
あと1ヶ月くらいは長女に一人っ子気分を存分に味あわせてやろうと思っています。

さあ、2019年も4月くらいまではノンストップ。

2月 キューティ・ブロンド
4月 笑う男

と続きます。
気を引き締めて臨みます。

2017〜2018年 皆様には大変お世話になりました。

2019年も引き続きどうぞよろしくお願いします。