車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

金毘羅神社 in 兵庫県豊岡市野上尾崎

2023年08月17日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・兵庫県

豊岡市野上尾崎に鎮座される「金刀比羅神社」。御祭神『大物主大神』『大国主命』「幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)」とされ、別名『三輪明神』とも称します。

神社は丘の中腹にありますが、車に乗ったまま一の鳥居、二の鳥居を潜って参拝できます。駐車場から石段の参道があり、その途中に三の鳥居。さらに石段参道が続き遠くに社殿が見えています。

流石にこれだけの石段の昇り降りは、色んな意味できつい・・

由緒によれば「後西天皇の御代、寛文年間の創建で、城崎町結村の吉左エ門の勧請と伝う。もと当山山上に三本松と称する古末があり、夜毎奇光を放ち誰もが不思議がっていたが、円福寺の住持:源智上人が三夜にわたって霊夢を感じ「光輝を放つは象頭山金刀比羅の大神である。当山は有縁の霊地ゆえ来た。堂宇を建立すれば庶民の千載万難を救うであろう。」と告げられます。夢から覚めた上人の許に吉左エ門が来たので、霊夢を語り、力を合わせて堂宇を建立した。」

拝殿前の軒下、左右より神域を守護されるのは、文政3年(1820)10月10日建立の出雲丹後系の狛犬さん一対。傷も磨耗もない、完璧に美しいこの神獣さんが、170年以上も前に作られたものだなんて!

多くの神社で、何体もの出雲丹後系の狛犬さんを見てきましたが、まさに奇跡の出会いです。この感動をアップで(⌒∇⌒) 「(阿)どや!すごいやろ!」

「(吽)ムフフ~~ン。喜んでもらえて何より~💛

まるでお寺の堂宇を思わせる社殿、軒下には沢山の絵馬が奉納されています。

社殿の縁側左右より神域を守護されるのは、出雲丹後系の石製神殿狛犬さん一対。

社殿向拝の龍は迫力満点。『大物主』は蛇神であり水神ともされますが、まさに水神の使いとされるに相応しい姿。

木鼻には獅子と獏。ふさふさとした巻き毛は見るからに柔らかそうで、目には玉が嵌め込まれており、細部にわたるまで素晴らしい迫力。

境内には沢山の境内社が鎮座していますが、いかにもお寺に縁の「役行者」には妙に納得。

「境内社:三柱神社」。「境内社:貴船神社」

「境内社:伊崎神社」

「境内社:地神」

足元には春の季節を告げる「ふきのとう」

境内から見た豊岡の町並み、こうして見ると、随分と高い場所まで来たのがわかります。

参拝日:2011年3月30日

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする