寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2502話) ゆるゆる服

2017年09月13日 | 意見

 “ここ数年、特に女性が身に着ける服は裾や袖が大きく開いていてアンバランスなものが多い気がします。全体的にふわふわ、ずるずる、ゆるゆるといった印象を受けます。食事、トイレ、階段の上り下りなど日常生活の行動を制限されるのでは? 見ている方が心配になってきます。やはり緊急時は素早く動けないと大変です。
 性別を問わず締め付けすぎず、緩すぎず動きやすくて、温度調整も可能な機能的な服装が最も良いと私は思います。特に若い女性は自分の意思で服を選んでいるつもりでも、次々と流行をつくる商業主義に実は踊らされているだけかもしれません。街を行く皆が同じようなファッションを追い掛けているように私には映り、少し残念です。”(8月28日付け中日新聞)

 名古屋市の細川さん(女・76)の投稿文です。ボクは、服装とは身を守り機能性を持つものと定義付け、ファッションとは非機能性を以て人に見せびらかしたいもの、と定義付けたい。しかし、ただ見せびらかすだけの機会はファッションショーとか結婚式くらいしかない。服を着れば当然行動を伴うことがほとんどである。必ずと言っていいほど歩くことは伴う。階段もある。駅などの階段で、床にするほどの長い服装を着た女性を見るとヒヤヒヤする。少し引っかけたら転落である。かなりの気遣いだろう。逆にスケスケを見るとこれもまた気になる。とても身を守ることになっていない。痴漢を挑発しているのかという思う時さえある。作業服、労働服以外を合理的理由でもって説明できる服装は少ない。
 細川さんが言われるように、いろいろ理屈を付けながらも、所詮商業主義に踊らされているのである、とボクも思う。次々と目先を変えながらも、流行は巡るのである。本当によかったら巡りなどしないのである。と言いながらボクはどちらがいいとも言わない。所詮個人の好き嫌いの範疇である。


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