フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

コウノトリ

2010-10-18 20:14:40 | Weblog
和歌山県の古座川で、国の特別天然記念物のコウノトリの飛来が確認されました。好物の鮎が和歌山県の川にいるからではと推測されています。地元の人達もこのまま住み着いてほしいと願っていますが、コウノトリが幸せの鳥としてイメージされているからでしょう。
西洋とくにドイツでは童話などで赤ちゃんを運んでくると言われていることから、コウノトリは幸せの鳥と言われています。かつて日本にもコウノトリは沢山いたようです。よく昔の絵画に松と鶴の図柄がありましたが、実は鶴ではなくて、その鳥はコウノトリだということで、それだけコウノトリが多かったのです。それが開発が進んで、餌場が極端に減ったせいか、コウノトリはいつのまにか、日本の自然から姿を消して絶滅の危機もありました。
それでもその後の努力でようやく100羽余りのコウノトリが棲息するまでになりました。その一羽が和歌山にやって来たのです。このコウノトリに接する際には、保護する気持ちを忘れないように呼びかけています。
ところで少子化が進む日本としては、これからコウノトリの活躍に期待すること大です。ただ生まれた子供に対してはコウノトリとは違って過保護にならないように注意が必要です。