フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

モーニング戦争

2014-10-31 22:58:30 | Weblog
まるで戦国時代に各大名が京都にのぼって行ったように、名古屋の食べ物が東京を目指しています。名古屋めしと言われる数多くのメニューはすでに東京で市民権を得ていますが、今度は岐阜モーニングが進出しました。今朝のテレビ番組で取り上げられていましたが、コーヒー一杯分の値段で沢山の食材が付いてくるモーニングサービスのことです。
もともと尾張地方を中心にモーニング戦争は大いに展開されていました。とくに一宮市は喫茶店が多いので、コーヒー以外のサービスをつけて競争が激しかったのですが、これが愛知県岐阜県で、当たり前のサービスとして定着したものです。土日などは家族そろって朝食としてモーニングサービスを利用することが拡がっています。なんともお得感が良いのでしょう。メニューから見てこれで儲けが出るのかと余計な心配までしてしまいますが、とにかくこのモーニングサービスをきっかけに店と馴染みになって貰えればということのようです。
ちなみに全国で喫茶店に落とすお金の多いランキングは、一位愛知県、二位岐阜県だそうですよ。

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うそ寒

2014-10-30 23:02:11 | Weblog
うそ寒とはどんな寒さでしょうか。広辞苑に「秋になって初めておぼえる寒さ」となっています。うそという言葉に少し引っ掛かりますが、ある俳人の解釈では、うそは薄(うす)のなまりで、うすら寒く心の落ち着かない感じだと言っていて、わかるような気がします。肌寒さとは違うようです。
そのうそ寒というにふさわしい季節です。秋涼、初涼は初秋のさわやかさで快い寒さの表現ですが、この言葉にふさわしい季節です。お酒飲みの注文にも燗をつける注文が多くなるようですよ。このうそ寒の時期にこそ日向が嬉しいですね。日差しさえあれば、うそ寒のうそにぴったりの過ごし易さが訪れますが、曇り空の今日あたりは肌寒になってしまいます。
日差しといえば、日本的な風景の日向ぼっこを私は思い出しますが、最近は死語のようになってしまっています。同じように、日本の原風景の「縁側、番茶」などの言葉や風景が消えて行ってしまいましたね。慎ましやかな生活だったかもしれませんが、温かい交流は沢山ありましたねぇ。

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きめ細かさ

2014-10-29 22:02:54 | Weblog
よくニュースなどの締めの言葉に「きめ細かい対応が望まれます」が使われます。しかし、具体的にきめ細かさとはどういうものだろうと漠然と考えていました。そこに外国からやってきた日本企業のCEOがこんな表現を使っていました。「日本市場では高齢者にとっての飲料容器の蓋の開け閉めのしやすさが大切」。この言葉の中にきめ細かさの真髄があるのではないでしょうか。容器がこぼれにくい形体にするのが第一ならば、やはりこうした細かい配慮をすることがきめ細かさの思いやりにつながります。最近は海外に工場を造り製品化をはかっていますが、こうしたきめ細かさをも海外工場にも持ち込んで欲しいですね。
ただ商売に繋がる製品にはきめ細かい思いやりを持つことが出来るのに、実際に社会の中で他人に対するきめ細かい対応が出来ているかと言えば首をかしげざるを得ないのです。商品に気を配るのと同じように、接することを自分自身への反省を含めて心掛けないといけませんね。

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内閣改造

2014-10-28 22:02:46 | Weblog
巷では、「安倍さんも内閣改造なんかしなければよかったのに」という声がよく聞かれます。内閣を改造したら途端に新閣僚の不祥事が相次ぎ、野党の攻撃の対象になっているからです。全く波風が立たなかった前閣僚を代えて新内閣を造る内閣改造とはなんでしょう。
定義は内閣総理大臣が内閣を組織した後に、憲法68条で認められた国務大臣の任免権を使って自分を除く大臣の一部もしくは全員を入れ替えることです。さてそこで何故内閣改造をするのかと言うと、与党内には大臣になりたい人が大勢います。定期的に内閣を改造することでそうした人々に大臣ポストを与えることが首相の権力の源泉になるわけで、内閣改造が出来ないと逆に求心力を失います。というところで大過なく過ごしてきた大臣でも入れ替えて求心力を保つのです。今回はそれがいまのところ裏目にでた感じになっています。
この安倍内閣ピンチを乗り切るためには、拉致問題の解決に一歩でも近づかなくてはなりません。さあ北朝鮮からどんなニュースが飛び込んでくるのでしょう。

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観光地名古屋

2014-10-27 23:12:55 | Weblog
先日残念な数値を見ました。満足度の高い観光地というデータで、愛知県の観光地は50位以内に1つも入っていないのです。中部という括りにすれば、伊勢神宮が4位、高山の古い街並みが11位に入っています。ちなみに1位が沖縄、2位が京都、3位が札幌、小樽の北海道です。沖縄を除いて演歌の旅人が訪れるところですね(笑)。
ところでこうした残念なデータに対してほとんど話題にはこの地方ではなっていないのです。何故なんでしょう。恐らく名古屋を始め愛知県の人達は自分の県が観光地とは全く縁がないのだとその事に痛痒を感じていないのですよ。かつて私が京都に下宿していた頃、観光地巡りはいつでも出来るからとほとんどしませんでしたね。結局何も観光しないまま学生生活を終えてしまいました。つまり、身近な観光地の善し悪しを判断するほどの地元観光をしていないのです。意見なんて出て来ないのではないでしょうか。
こうしたデータが新聞の一面に大きく載って、行政ともども意識アップをはかっていかなくてはと思いますね。

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耐える季節

2014-10-26 22:56:58 | Weblog
今年も確実に冬に向かっています。朝晩は涼しく布団一枚では寒さを感じる頃になりました。これから私の仕事、演歌の季節です。日本の歌、とくに演歌は相変わらず北国指向です。それは演歌の持つ哀調を帯びたメロディーに北国が似合うからでしょう。今年の冬も傷心の男や女が北国に向かって一人旅に出るのでしょう(笑)。関西より西にはなかなか旅に出ないのです。そうだ、最近は島根や出雲などを訪ねる女性も歌の世界では登場しはじめました。それにしても圧倒的に北海道や東北が多いのです。
先日番組内で民謡の話をしていて気づいたのですが、優れた民謡には北海道や東北、それに北陸が際だって多いです。これこそ北国の寒さと関係があるのではないでしょうか。その土地に住む人達が寒さに震えながらの生活が昔からありました。つまり、冬は耐える季節でもあるのです。民謡も演歌もこの耐えるがキーワードなんです。耐えなければならない寒風や吹雪があり、その心情を曲に託すのです。
さあ、演歌の季節、頑張ります。

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日記

2014-10-25 20:17:06 | Weblog
テレビ番組でよく見るのは「鑑定団」の番組です。さすがにプロという解説によく出会いますが、それが楽しいですね。ところでその鑑定に出す物は陶器や絵画、書など、またオモチャ類もよく鑑定されます。なかなか出て来ないと思うのは、歴史的な人物の日記です。手紙類はけっこう鑑定されていますが、日記はねぇ。
というのは私は日本人は庶民に至るまで日記をよく書く民族だと思うからです。これから年末にむけて日記売り場は手帳の売り場と同様に賑わって来ますよね。これは日記をつける人が多いからです。また日本には日記として記された文学作品も数多くあります。それ以降、庶民レベルまで日記の慣習が根付いています。穿って考えるならば日本人の内向的、内省的な特性で怒りや悲しみ、日々の反省などを直接すぐ表にだすより日記の中に吐き出すのかもしれません。
と考えると昔の偉人達の日記は、表に出ることなく書き主がその年ごとに処分をしてしまったのではないかと推測するのですが、どうでしょう。

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ドラフト会議

2014-10-24 18:02:09 | Weblog
昨日、プロ野球の新人選択会議、いわゆるドラフト会議が行われ、数多くの選手が指名されました。ドラゴンズは高校生選手の指名はなく即戦力を期待する、大学生や社会人選手をすべて指名しました。いつも思うのは、このドラフト会議の中継をテレビで見ている先輩選手は何を考えているのだろうと言うことです。新聞での論評やコラムでは、ドラフト1位選手に対して5位6位の選手でも大いにチャンスはある。あのイチロー選手もドラフト4位指名だったよと激励のコメントが載ります。しかし、1位で指名されながら、なかなか芽が出ない選手、いや球界を去らなくてはならない選手にはどう言葉を掛けるのかとまで考えてしまいます。つくづく注目されるのは、活躍しない限りその年だけの厳しい世界なんですね。
ドラフト先輩選手よ、あの日の新聞を残していますか?是非いつも見えるところに貼って、期待されてドラフトされたあの日を思い出して下さい。世間の常識から見れば、まだまだこれからの年齢なんですから。

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リンゴ

2014-10-23 22:12:13 | Weblog
戦後の意気消沈した世相を明るい気持ちにさせてくれた歌と言えばなんと言っても「リンゴの歌」でしょう。戦後真っ先に制作した映画「そよ風」の主題歌でした。平成七年、阪神大震災復興応援歌としても、新バージョンの「リンゴの歌」が発売されました。この曲の持つ明るさに人々が勇気づけられたのです。
ところでこのリンゴの卸値が下がっているそうですね。豊作でもあるようですが、リンゴの需要も減っているのも影響しているようです。減少傾向の理由としては、まず、皮をむくのがめんどうだと思う人が多いこと、また家族を構成する人数が少なくなって、リンゴを一度に1玉食べるのが難しくなっているからです。リンゴ自体も小さい玉のほうが、売れ行きが良いそうです。
昔は果物と言えば、リンゴかみかんが中心で、バナナですら病気にならないと食べることができない時代でした。メロンなどはとんでもないわけですね(笑)。それが今や果物の種類も多種多様、あらゆる果物が食卓を飾ります。それだけにリンゴの影が薄くなっているのは、日本を救ってくれたリンゴだけに
残念です。

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釣り道楽

2014-10-22 19:30:15 | Weblog
この頃はいろんな分野で世界遺産という言葉が使われます。世界農業遺産というジャンルがあり、その日本の候補に長良川のアユ漁を中心とした「里川における人とアユのつながり」が入っています。これが清流の国の魅力が伝わると良いですね。日本の釣り人口は今や二千万人とも言われています。アユ釣りも人気があります。
ところで祝い事には赤魚が欠かせませんね。これは日本の伝統でもあります。マダイ、アマダイ、キンメ、カサゴなどは赤い魚です。ですから、自分の祝い事に自分で釣った赤い魚で膳を飾れば楽しいですね。私は全く釣りはやりませんが、最近は若い女性も釣りを楽しむ人は多くなっているようです。釣具店に女性がいることは珍しくないようです。
話が変わりますが、夜郎自大という四文字熟語があります。この意味は自分の力量を知らないで仲間内に威張ることですが、釣りを楽しむ人には自己評価が甘くなり、夜郎自大に陥ることが多くあるそうです。釣道に限ったことではないと思いますが、肝にめいじる言葉ですね。

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