フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

身だしなみ

2017-01-31 23:24:45 | Weblog
かつてのサラリーマン川柳に「一致せずラジオの君の顔と声」とありました。私はラジオ出身ですから同感と思ったものです。テレビで人気の方は町を歩くにも帽子を目深に被り、マスクをして一般の人の目を避けている感じです。それに比べるとラジオのアナウンサーは気楽なものです。
ところが先日、町を歩いていたら「松原さんですよね」と声を掛けられました。その方は、私がラジオで番組ツアーをした時に参加していただいた方でした。確かに番組ツアーは100回近く行いましたから、顔を見知っている方はいますよね(笑)。となると顔を隠すほど有名ではないのですが、普段の身だしなみはちょっと気を付けなくてはいけませんね。
それにしても有名人は大変でしょうね。いつも誰かに見られているわけですから、自宅以外では気を抜くことができませんから。まあ、しかしその状態に憧れて芸能界を目指す人も数多くいるわけです。気苦労が多いですのにね。

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付き合い

2017-01-30 23:38:53 | Weblog
新しい年になって、余り新年会を行ったという話を聞きませんね。忘年会もそうですが、集うことを敬遠する風潮になったのかもしれません。
人間は子供の頃から沢山の人と接することによって、つまり色々な人間の色々な考え方に接して多面的なものの考え方を学んでいく筈です。だからこそ、色んな会に顔を出すことは勉強になるものです。ですから昔のように新年会ぐらいは行われると良いのですがね…。
沢山の人と接することに馴れていないことも集うことが苦手になるのかもしれません。それは少子化の影響で伯父さん、叔母さん、甥や姪、従姉妹の減少が見られます。かつてはお正月にはそうした親類が集まって賑やかな宴会が行われ、大勢の人と過ごす時間が持てたのです。そうした経験が社会に出た時に役立つのです。また最近はスマホに向き合う時間が多くなり、生身の人間と接する時間が少ないと思えてなりません。これでは色んな意見に向き合う機会が奪われますね。

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サービス

2017-01-29 23:49:58 | Weblog
おもてなしの国、日本でもまだまだ他国に学ぶサービスが沢山ありそうです。アーティストならば一度はその舞台に立ってみたいというカーネギーホールでは、観客が咳をすると、係員がすぐに咳を鎮めるのど飴を持ってくるそうです。演者と観客、両方に素晴らしいサービスですね。またアメリカ、ロサンゼルスのレストランでは入り口で携帯電話を預けると勘定を5%割り引くサービスを行っています。そのサービスを4割近いお客様が受けて、携帯電話抜きで食事をしているそうです。お店のシェフは「気を散らすものを持たず目の前の料理と対話を楽しんで欲しい」という趣旨で始めたサービスだそうです。確かに料理だけでなく、会話を楽しんでいるとき、また真剣に商談をしているときなどに携帯がなったり、それによって話
が中断させられると、上手く運ばなくなってしまうことがありそうです。
先日もある劇場でお芝居の途中でなったそうです。どうなったかはご想像にお任せします。

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一コマ漫画

2017-01-28 23:49:36 | Weblog
日本のアニメは世界的に評価が高いですね。毎年一作はアカデミー賞の候補になるほどの実力です。
アニメ映画ほどの長編ではありませんが、新聞に掲載される一コマ漫画も大変興味深いですね。もちろん世界の新聞にも一コマ漫画は掲載されています。おそらくこのところの主役はトランプ米大統領でしょう。何をおかしいと感じ、何を見て笑うか、海外を含めてそれぞれにお国柄と文化を映していて面白いですね。ましてや一コマ漫画には説明文がついていませんね。たった一枚の絵が言葉も人種の壁を乗り越えていきます。そして笑いや共感を呼ぶのです。ですから私の希望でもありますが、アメリカやロシアなどの新聞の一コマ漫画を日本の一コマ漫画の横に並べて掲載して貰うと国情が良く見えてくると思うのですが。
保守系の新聞、あるいは革新系の新聞、中道的な新聞で漫画自体にも違いがあるでしょうね。特にアメリカでトランプ氏が新大統領に就任した後が興味がありますね。

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電器製品

2017-01-27 21:38:51 | Weblog
このところ、家族が増えたせいか(一時的に)電器製品の使用が増え、ブレーカーが落ちることが時々あります(苦笑)。昔はヒューズが飛んだと言って結構手間取ったものですが、今は簡単に元に戻りますから有り難いことです。
それはともかくとして、この電器製品の発達は、ある意味家族をバラバラにしたといっても過言ではありません。人間は感動を共有出来る唯一の動物ですね。ですから知らない同士が映画を見たり、スポーツを観戦して一緒に盛り上がることができます。テレビが出来ました。一家に一台の時は家族で時間を共有することが出来たのですが、テレビが増え、ビデオも出来ると家族の時間も空間もバラバラになっていくのです。
こうしてみると文明の進歩というのが、人間本来の感動の共有を失わせているような気がします。また、それと同時に家族が個室を持つことや、携帯電話が団らんを減らしています。昔はコタツのある部屋にテレビが一台ありそこで団らんをしたものですよね。

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技術の伝承

2017-01-26 21:45:34 | Weblog
稀勢の里が横綱に昇進し、日本中が19年ぶりの日本人横綱の誕生に沸いています。メディアでも中学校卒業後の激しい稽古ぶりが報道されています。
さて歌謡曲歌手も内弟子を経験して歌手となる人が多くいます。坂本冬美さんもその代表です。先日インタビューした走裕介さんも、昨年、文化勲章を受賞した作曲家の船村徹先生の元でかなり長い内弟子生活を続けました。途中で歌手になれるだろうかと不安になったことも再三あったそうです。その間は歌のレッスンばかりかと言うと、レッスンはなかったそうです。付き人として行動する間に師匠から歌の真髄を盗めというわけです。
歌手の道ばかりではなく、どこの職場でも「仕事のやり方は先輩から盗め」といって口では教えることはありませんでした。それで技術の伝承が出来ました。しかし現代では、じっくり観察するゆとりはなくなりました。ですから、先輩もちゃんとした言葉で教える努力が求められているのです。

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世界は広い

2017-01-25 23:11:14 | Weblog
今日の番組のゲスト収録は三田りょうさんでした。三田さんはかつて、命にかかわるような大病をされましたが、克服されて、今は元気に歌手活動を続けています。前作は中央アジアのキルギスがテーマの歌で、それが縁で何度もキルギスを訪れています。キルギスでは大変な有名人です。
キルギスはインドの北の方にある国で、日本の半分くらいの国の面積で人口は600万人ぐらいだそうです。日本人も140人ぐらいいるそうですし、キルギスからは400人くらい日本にいるそうです。天山山脈の向こうにある国という意識しかないキルギス、その国には彼の歌の日本語が教科書に載っているそうです。そうそうキルギスは中央アジアのスイスとも表現されているだけに、人種間の抗争などは無縁の国でしょう。
彼は今年もキルギスツアーをするようですが、キルギスの人が日本をどのように考えているかを知るすべとしてキルギスで出版されている世界地図をよく見て欲しいですね。

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訃報

2017-01-24 22:53:14 | Weblog
松方弘樹さんが亡くなられました。闘病生活を続けていられたようですが、やはり大病だったのですね。ご冥福をお祈り致します。
東映の時代劇ではお父さんの近衛十四郎さんの豪快な立ち回りに魅せられました。また、そのお子さんの松方さんも尊敬されていた中村(萬屋)錦之介さんの立ち回りを手本にされ見事な立ち回りをされていました。二代揃っての時代劇スターでした。いや松方さんは任侠ものから普通の現代劇まで幅広く活躍されましたね。私と全くの同世代ですから秘かに活躍ぶりが嬉しかったものです。
任侠ものといえば、鶴田浩二さん、高倉健さん、菅原文太さん、そして松方弘樹さんと主役を張った名優が亡くなられました。一つの時代が終わったのですね。子供の頃は、新聞、テレビで有名人の訃報が告げられるとよく「一つの時代が終わった」とコメントがあっても「ふーん」という程度ですが、この歳になると一つ一つの訃報が身に詰まされるようになりますねぇ。

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多言語

2017-01-23 23:50:29 | Weblog
アメリカでトランプ氏が新大統領に就任し、新政権がスタートしました。「米国第一」を柱とする政権運営になるのでしょう。そのトランプ大統領に外国の首脳の誰が一番に会談するのか興味深いですね。安倍総理も早い時期の会談を求めていますが、一番は無理でしょう。EUから離脱するイギリスのメイ首相が早そうです。
イギリスといえば、今回のEU離脱は域内の自由に往き来することに反対、つまり難民の受け入れを拒否する姿勢を示したものです。かつてロンドンが世界で最も国際的都市であると誇ったのは、ロンドンの子供達が話す言語は307種類に及び、ニューヨーク以上の世界最大の多言語都市だった筈です。もちろん普通に話すのは英語ですが、3分の1は家庭で英語以外の言葉を使っているからです。ということは文化と言語の豊かさを誇っていたのです。世界からイギリスの国情、文化に憧れて先祖がイギリスに定住したのでしょうが、今や門戸を閉ざしてしまうのでしょうか。

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言葉の矛盾

2017-01-22 23:21:15 | Weblog
時々、首をかしげるような言葉に出合います。探してみると結構楽しいですよ。まず、最初に出会ったのは「この急行列車は各駅に停車します。」各駅に止まったら急行列車になりませんからね。どうもこのアナウンスの意味は、ある駅まで急行で、その先が各駅停車ということです。「この入り口は出口専用です」これは笑えますね。「このゴミ箱にゴミを捨てないで下さい」デパートの家具売り場でした。こうした表示を探して歩くと散歩も楽しくなりますね。
私の職業はアナウンサーですから、言葉に敏感です。今年の年明けもちょっと言葉に反応してしまいました。元旦は元日の朝を言いますが午後にも元旦と話していた出演者もいました。また「新年、明けましておめでとうございます」という表現もおかしいのですよ。明けましておめでとうございますの場合は新年を先に付けてはいけないのです。明けるというのは終わるという意味があるからです。ですから、正解は「新年おめでとうございます」「明けましておめでとうございます」

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