梅雨のような天候が続き、畑や庭の残滓を燃やす機会を失っていた。その残滓もすっかり濡れていて燃やすのに数倍の時間がかかってしまう。とくに、キュウリの葉はウドンコ病などカビが付いているので焼却処分が急がれる。
枯れた薪を中心に入れてなんとか火をつける。抜根した茶の木の細い先端部分はよく燃える。何回かピストンして枯れた茶の木を補給する。太い根の部分は濡れているのが多いので、焚き火の上の所で乾かしながら燃やしていく。もちろん、濡れて溶け出し始めた雑草も乾かしながら燃やす。そんなこんなで時間がかかり、定番のホットコーヒーのお湯は焚き火ではできなかった。珍しいことだった。
消し炭となった茶の木の根っこをくたびれた七輪に集める。すると、いつものように七輪の聖火が点火していく。焚き火の残骸は灰までは到達できなかったが、山となった。これらはいずれ畑に散布され、肥料や土壌改良の役割を果たすこととなる。
七輪では、新島から取り寄せた「クサヤ」を焼いていく。消し炭と網との間にガス台の「五徳」が役に立っている。これがあると、火が強すぎるのを防御できる。火が弱いときは五徳を取ればよいというわけだ。
また、定番のダッチオーブンもいつもより時間がかかったが、ジャンボジャガイモとサツマイモの焼き芋が出来上がる。もちろんこれらは、夕飯の主役となった。本当は昼食になる予定だったんだけどね。でも、いつものコースメニューができてホッとしたが、蒸し暑い陽気にまさに滝のような汗がTシャツをぐっしょり濡らしてしまったサー。