山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「海賊とよばれた男」の「士魂」

2016-12-22 20:51:22 | アート・文化
 きょうは雨が予想されたので、久しぶりに車に乗って町に出かける。
 畑からは手に入れられない食料や日用品の買い出しだ。
 狙いのもう一つは、百田尚樹原作の映画「海賊とよばれた男」を見るためだ。
 撮影は「永遠のゼロ」で手腕を発揮した山崎貴監督とそのスタッフ。

                               (画像は中日スポーツから)

 出光興産の出光佐三をモデルにした主演の岡田准一は老齢の60代を熱演。
 飛行機の空中戦、満鉄の機関車、タンカーの進水式と甲板、イランのアバダン港、昭和・戦後の街並み等々、得意の「VFX」が見事に駆使されている。
 ちなみに、「CG」(Computer Graphics)は、アニメなどのコンピューター処理の画像。
 「SFX」(Special Effect)は、模型・特殊メイクを使った特撮。
「VFX](Visual Effect)は、実写映像にコンピューター効果を合作した映像表現。

                                (画像はよろず堂通信から)
 主人公が世界の石油メジャーの妨害工作に対して果敢に挑んでいく姿が見ものだ。
 それは今もって従属国家日本を暴く提起がこめられてもいる。
 今日の日本の歩みはこうした気骨のある(士魂商才)のサムライの魂があった。

 絶えないテロ事件もルーツをひもとけば、欧米の植民地支配の負の遺産のつけが回ってきたのを想わずにはいられない。
 世界の石油メジャーも日本の石油連盟も地球への恩返しに資本と魂をささげてもらいたいものだ。
 それこそ原作者や映画監督の限界を打ち破るものでもあると思うのだが。

 なお、脇役の國村隼が日本の石油のドン役を好演していたのが目立った。
 また、晩年の岡田准一の特殊メイクは一見の価値がある。
     
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする