たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

信濃美術館「触れる美術作品」と「映像作品」制作に寄付を!

2019年08月31日 | 長野県政
 現在、長野県信濃美術館本館は令和3年度開館を目指し、現在建替え工事を行っています。
 新しい県立美術館には、無料で作品を鑑賞することができる「屋根のある公園」ゾーン等に展示するコンテンツとして、触れる美術作品と映像作品を新たに制作し、開館時に展示することになっています。
 誰もがあらゆる感覚を使って美術を楽しむとともに、普段美術に関心のない方にも興味をもってもらい、アートが身近に感じられる場所へ皆さんと一緒に育て行くことが信濃美術館の目的の一つでもあります。
 そのため、「新美術館 みんなのアートプロジェクト」として、この委託制作に必要な費用を調達するため、クラウドファンディング型の寄付募集を行なっています。
 目標金額は2000万円で、募集期間は令和元年8月2日から令和2年3月31日までですが、私も県議中にこの取組みに熱意を燃やしたことから、新美術館に私の愛着の思いを寄せるため寄付をしたいと思っています。
 なお、特典として、1万円以上のご寄付の方には、寄付者銘板にお名前を掲出するとともに、開館後、委託制作者の解説付き見学会に招待すということです。
 寄付の募集は、次のサイトで行なっています。
 https://www.furusato-tax.jp/gcf/590
 
 私は、県議の時、信濃美術館の改築を県の貴重な文化財産の管理・継承や県内文化芸術団体の「聖地」、そして県民文化向上のための拠点として整備することを求め続け、実現したと思っています。
 また、その取組みの過程で、信濃美術館が整備された当初は、民間の熱意により整備された歴史的経緯を踏まえれば、民間や県民が愛する施設として、新たな施設の更新にあたり幅広く寄付を求めるべきであることを主張して来ました。
 そのため、私が現職中に行なった質問の概要を下記に報告しておきます。
 
2016年3月3日 県議会での一般質問での関連事項
 
【竹内質問要旨】
 信濃美術館は昭和41年10月に財団法人信濃館として開館し、今年で50年となります。
 信濃美術館の整備は、当初は民間資金により整備された歴史を考えれば、これから行う整備についても広く、民間からの資金援助を呼びかけるべきですが考えは。

【知事答弁要旨】
 信濃美術館は、指摘の通り、民間放送事業者が中心となって広く寄付を呼びかける中で整備され、その後、県に移管された経緯がある。
 その意味で県民の皆様の熱い思いで出来た美術館であると考えている。
 新美術館も、多くの県民、企業をはじめ、広く民間からの資金的な支援を頂く仕組みなど、様々な方策を検討したいと考えている。
 このことにより、信濃美術館が多くの方に一層愛されることになるよう県として取り組んで行く。
 
2017年10月28日 県議会での一般質問での関連事項
 
【竹内質問】
 信濃美術館の整備について、昨年の2月議会の一般質問で私は、県民に親しまれ愛される美術館とするためには、広く民間や県民に寄付等を呼びかける取組みも必要であることも申し上げ、この問いに知事は、「多くの県民、企業を初め、広く民間からの資金的な支援が得られるよう、他県あるいは海外の事例も参考としながら具体的な方策を検討したい」とされて来ましたが、今後の取組みについて伺います。
 
【青木県民文化部長答弁】
 信濃美術館は、民間事業者が中心となって整備され、その後、県に移管された経緯があり、県民の皆さんの熱い想いで出来た美術館と認識しております。
 新しい美術館においても、多くの県民、企業をはじめ、広く民間からの資金援助などの支援を得られるよう取り組んでまいりたいと考えております。
 現在は、寄付募集において目標を上回る実績を上げている他県の美術館の現地調査を行うなど、具体的な方策の検討に着手しているところでございます。
 先行している美術館からは、建物の姿がビジュアル的に見えた方が寄付を募りやすいといとのアドバイスをいただいたことから、県民の皆さんに新しい美術館の姿をイメージしていただける段階、すなわち設計が固まった段階におきまして、具体的な取組を進められるよう準備をしてまいりたいと考えております。
 なお、具体的な取組につきましては、多くの県民の皆様のご理解、ご協力が必要となりますことや、有効な取組となることが必要と考えておりますので、経済界や先進的な取組をしている美術館関係者に参画 していただいている信濃美術館整備委員会のご意見もいただきながら、検討を進めてまいりたいと考えております。
 
 以上、今整備されている信濃美術館が県民に愛される施設として末長く愛されるよう、民間や県民への寄付募集に至った経緯を報告しましたが、是非とも多くの皆さんにご協力をお願いするとともに、昭和41年の信濃美術館開館当初は民間資金により財団法人信濃館として開館し、その後県に移管された経緯を熟慮すれば、当初整備するため財団を設立した信濃毎日新聞や信越放送さんには、信濃美術館の更新整備について、もっと深く係わって欲しいと思います。

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