たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

青銅の蛇

2020-08-25 09:26:51 | 古代の出雲

<伝説の森公園 モーゼパーク>

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モーゼに導かれエジプトを発った
イスラエルの民たちが、
葦の海の途中までやってきたとき、
旅の苦しみに耐えかねた人々が、
神とモーゼに向かって不満をぶちまけた。
それを聞いた神は、民に向かって
炎のヘビ(毒蛇)を送り込んだため、
蛇にかまれた多くの人々が亡くなった。

民たちはモーゼの前で許しを願うと、
神はモーゼを通じて
「火のヘビを造り、それを竿の上に掛けよ。
ヘビにかまれた者が、それを仰ぎ見るならば
死なずにすむであろう」と告げ、
モーゼがその言葉通りに、
青銅でヘビを造って旗竿の先に掲げると、
イスラエルの民は生き延びることができた。

『民数記』21章4~9

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銅鐸と蛇との関わりについて考えているとき、

ふと頭に浮かんだのが『旧約聖書』

に登場する上記の物語でした。

「青銅の蛇(ネフシュタン)」と呼ばれる

これらのモチーフは、出エジプトの頃、

神の仕置きに対する救済策として、

ユダヤの民に与えられたものですが、

これらのエピソードから、

モーゼが存在していたとされる、

約4,000年前~3,500年前ごろには、

すでに「蛇」がユダヤ人の信仰対象

として崇められていたことがわかります。