治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

最高のほめ言葉

2010-05-24 08:06:55 | 日記
さてさて、土曜日、新宿で行われた神田橋研究会に出かけました。
全国からドクターや心理士の方が集まり、事例等について神田橋先生に質問をする会です。
それに神田橋先生が答えていきます。
参加資格も「臨床経験のあるプロ」ですから、かなりハイレベルの会です。
私はおみそで出させていただいています。

はじまりが6時からだったので、ついったー桟敷で大相撲観戦しながら会場に着くと
廊下で神田橋先生にいきなりお会いできました。
「このたびは大変お世話になりました。この本を作らせていただいたことは一生の思い出になりました」とご挨拶申し上げ、
自分用に確保した一冊にサインをいただきました。

書籍売り場の方々にご挨拶しようと思ったのですが、すでに黒山の人だかり。
とりあえず今回の責任者の方にだけご挨拶ができました。

講義が始まると、いきなり先生は本について触れてくださいました。
というより岩永先生その他、長崎大学の先生たちへの高い評価から話が始まりました。
最近長崎大学の発達障害の診断書を見る機会があったそうです、
そこには「治療につながる診断」があり、感銘を受けたそうです。
「発達障害の診断をきちんと受けたい人は、長崎大学に行くといい」とまでおっしゃっていました。

そして岩永先生のお仕事を評価し、会いたいと思ったことから今回の本「発達障害は治りますか?」が生まれたことを皆さんにご説明してくださいました。
「読みやすいわりに内容が高度な本です」
という先生の言葉に会場が沸きました。
専門家の方々にとってはおかしい言葉なんでしょうか?
花風社的には最高のほめ言葉をいただきました。ごっちゃんです。

神田橋先生の本が花風社から出る。
それは「高度な内容を読みやすく」するためだと私はずっと考えてきたからです。

「でももう今日の分は売り切れたそうですので書店で買ってください」
先生がそうおっしゃった瞬間
100冊もの本が講演が始まる前に完売したことを知りました。
ありがたいことです。

ついったーやメールでも続々感想をいただいています。
本当にすごい本ですね、とか
何回も読み返したい、とか
この本を作ってくださってありがとう、とか
うれしい評価をいただいています。
「最後の一冊」のつもりで作った甲斐がありました。

皆さん大変ありがとうございます。
書店売りは、早いところ(首都圏の大型書店等)で明日夕方くらいからです。
よろしくお願いいたします。

最新の画像もっと見る