治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

「非常に悪質」かあ

2016-07-27 10:11:02 | 日記
昨日は目まぐるしく情報が入ってきました。
事件の第一報を聞いたときは、ヘイトクライムみたいな報道のされ方。ひどいもんだと思いました。献花に行きたい。でもきっと今は混乱しているだろうから。同じ県内で起きたことだし、なんらかの方法で弔意を表したい。どなたか情報を持っている方がいたらください。

それにしても、ただのヘイトクライムならたった一人でこんな大規模な事件を起こすはずがなかったですね考えてみれば。

次に「解雇されて恨んでいた」という情報。一方で「自己都合の退職だった」という情報も。どっちにしろ自分の職場の不適応を弱い人たちにぶつけるなんてとんでもないことです。

そして

じょじょに入ってきたのは、事件現場となった入所施設が強度行動障害の受け入れ施設であり、容疑者が担当していたこと。
容疑者が「障害者を殺す」と発言し、問題視されて通報され措置入院していたこと。大麻検査で陽性だったこと。衆議院議長公邸にとんちんかんな檄文を渡しに行ってたこと。

こうなると、健常者が障害者を殺した、という構図が崩れてきました。容疑者が健常者だったら一方的にこぶしを振り上げていればよかった医療福祉の皆様におかれましても、混乱なさったのではないですかね。

そしてお決まりの「措置入院していたって報道しないでほしい。精神障害者への偏見が~」の文章が流れてきました。どっかの支援団体。ていうか圧力団体。当事者保護者から会費取ってなりたっているらしい、だからまあ、自分に都合のいいことしか言いません。無視してよし。

それにしても大麻使用を確認しながらそれを捜査しない神奈川県警どうなのよ。久々の大チョンボだな、と思ったら

なんと検査結果を病院が警察に伝えていなかったとか。びっくりぽんです。理由はじんけ~ん保護。

せめて大麻の件で捜査中だったら、この事件は起きたでしょうかね。かなり確率減ったと思いますが。まあ大麻使用が医療サイドで認知されたにもかかわらず、通報もされず12日間で措置入院終わり。リリース。そして事件。

それにしてもこの事件は歴史を変えるでしょうね。
重度の障害者が大勢虐殺された。そのことでいきりたってこぶしを振り上げた医療福祉の皆様の前につきつけられたのは、加害者もまた人間だったっていうことですよ。人間ってつまり、健常者じゃないっていうことね。福祉の世界では「健常者に人権なし」だからさ。

大麻について通報しなかった病院にとって、患者だけに人権があったのでしょう。措置入院について報道するなという圧力団体にとっては、自分たちだけに人権があるんでしょう。それより人が死なないことの方が大事だという発想がなぜかないねえ。

前から言ってるでしょ。「自分たちの都合だけ」考えている福祉のあり方が、一般社会との共存を難しくしているんです。

朝、「アスペルガー症候群の難題」の著者、井出さんのツイートが回ってきました。



そうそう。自分たちの耳が痛いことを「報道するな」と規制をかけて対処を遅らせる。これが本当に自分勝手、反社会的だと思うんです。それは私もさんざん言ってきたけど、井出さんは「非常に悪質」とまで言っている。なるほど「非常に悪質」ねえ。シンプルだけど適切な表現だな。

人権、を考えるときもうちょっと大きな構図で考えようよ、と思います。
それが共存へのスタート地点じゃないのかな。
圧力団体は、「自分たちの耳触り」だけじゃなくもっと大局的に社会のことを考えてほしいし、大麻使用を認知しながらそれを通報しなかった病院は患者だけの人権ではなくもっと広く社会の人々について考えてほしい。

まあとにかく、昨日は一日ざわざわしました。
この事件は他にもいっぱい考えることあるけど
続きはいずれ。
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治すのは差別!

2016-07-26 13:06:29 | 日記
衆議院議長公邸突撃して措置入院ですかそうですか。

危険がないと判断し退院させたんですかそうですか。

患者には人権あるもんね。でもさ

これでも「治すのは差別!」なんですかね。福祉の皆さんが健常者に人権を認めないのは知ってます。でも虎の子の障害がある人たちがこれだけ被害に遭ったんですよ。

以前もね、精神科医が患者に殺された時「だけ」大騒ぎでしたね。

身内が殺されなきゃどうでもいい医療福祉の皆さん。

虎の子の障害がある人たちが数十人被害に遭ったんですよ。

いい加減「治すのは差別!」はやめたらどうでしょう。

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みんな感謝した方がいい

2016-07-26 08:51:11 | 日記
朝から凄惨なニュースを聞いて、それぞれの思いがあると思います。
フラッシュバックも様々だと思う。
私なんかはやはり

「これ、逆に、利用者が元職員を何十人刺そうと『社会の理解ガー』で終わるんだろうな」ととっさに思い浮かべてしまうほどにはやさぐれていますね。福祉業界において、鴻毛より軽い健常者の命。さて、今日は久々に神田橋先生に習ったマヌケなあれをやりましょうかね。

それで先日から保存していたリンクを思い出しました。
支援級の先生が、傷害を負い、他害のある子の保護者と自治体を相手に訴訟を起こした話。

保護者の意見がギョーカイそのものです。たぶんペアレントメンターとかの世話になっているんじゃないかな。いや、ペアレントメンターだったりしてね。だってギョーカイの教科書読んで丸写ししたような回答だもの。

でもね、現場の人たちはこの提訴した先生に感謝した方がいい。
提訴って生半可な気持ちでやれるもんじゃないですよ。本当にめんどくさいしね。時間もお金もとられるしね。
少なくとも個人的な憤慨だけでは無理だと思う。そこに義憤がないと、とうていやれません。経験者は語る、です。

それに法治国家だからね。訴訟は正当な手段なんですよ。脅しでもなんでもないんです。
訴訟に訴えるのは、私刑はしませんよ、という表明でもあるでしょ。

いきなり私刑に訴えるより、ずっと穏当な手段ですよ、訴訟はね。

他害のある子に殴られている教師なんて全国いっぱいいるでしょう。そして保護者は、自分は労働者としての権利をあたりまえのように享受しながら、教師には労働者としての権利を認めていないかもしれない。
それは変えていかないと、制度が持ちませんよ。

そして支援者の役目は
他害をなくすことです。
それがギョーカイに与えられた使命のはずなんですよ。
昆虫採集みたいに当事者収集して並べて悦に入るだけじゃなくてさ。

せめてポケモン並みに進化させたらどうだろ。
今はピン刺しにして観てるだけだからね(ブ)。

だから時折、こういう訴訟が起きればいいと思いますよ。
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お里が知れる(ブ)

2016-07-25 09:46:59 | 日記
前記事

ポケモンGOの日本発売が遅れてよかった理由

に、色々な立場からコメントいただきました。支援者、同じように重度な子を持つ保護者。いずれも一致しているのは、自閉っ子の近辺にいるとこの「うちの子には無理なので報道しないでほしい」という声をよく聴くということ。でも誰かの役に立つ以上その情報は出そうよ、という意見と、うちの子も重度だけどできるようになったよ、そういうと「重度じゃなかったんでしょ」とか言われる、と言われる親御さんからの意見とが出されたわけです。

問題提起したえて公さんは「自分じゃなく想定」という落ちを付けられましたが、それが本当でもウソでもともかく、発達障害の子ども周りにいるといやというほどこういう言い方に遭遇しますね。ちょっとよくなると偽者扱い。そして心がかき乱される人がいるから情報を出すなと言われる。情報を出すとうるさいこと言われる。今日もこよりさんがブログに書いていますね。



ていうかそもそもそらパパの「ぼく、アスペルガーかもしれない。」叩き自体が「うちの子は将来自分でご飯を食べていけないの確定なのに許せん!」との大騒ぎだった。そして吉川徹(当時名大病院 今愛知コロニー)はじめ多くの支援者がそっちに賛同した。

そらパパんちのお嬢さんが食べていけるかどうか、そらパパんちの奥さんが専業主婦かどうかなんてたいていの読者には関係ないことです。大地君と同じように「障害があっても自分で働ける人になるんだ」と決意している親子のための本なのに、なんでそれをはなから諦めてっぽい人が騒ぎ立てるのよ、何卑屈根性さらしているんだよ、というのが一般的な感情だと思う。ところが障害のある子の親だというだけで卑屈になるその心根をさもしいと思わずおおよしよしする人たちがこのギョーカイにはいっぱいいるんだな、とそれが驚きでしたね。そしてその結果、裁判で離れたギョーカイをますます見限ったわけです。

その後私はさまざまな経験を通して、そして父を失ったときの周囲の反応から、私は愛着障害っていうやつからめったにないほど自由な人だったんだなあというある意味決定的な自己認識を得ました。そしてわりと謎が解けた。なぜ発達障害周りに卑屈な人が多いのか。なぜその人たちのことを私は理解してこなかったのか。そして灰谷さんの本を作って「恐怖麻痺反射」について知り、なぜ世の中には私にとって「ありえない」としか思えない恐怖感に支配されている人がこんなに多いのかもわかった。

さあ、では「卑屈な人には卑屈になるわけがある」と知った今、私が卑屈な人にどう対応するか、再考したわけです。

こよりさんの本を読んで「きっと軽かったんだ」「特別な成功例」とか言って、なおも「修行なんか残酷」「治すなんて差別」と唇かみしめている人にどういう態度を取るか。

数か月考えた結果

やはり私はそこでね、ギョーカイ系支援者のように「より卑屈な方」の肩を持つ気にはなれないのですよ。だってそんなことしたら全員で沈む。よくなった例はきちんと出していかなくてはいけない。

そしてそれで沈む人がいたらおろおろと腫物扱いするのではなく

「いい話聞いて沈むんなら状態よくないから金魚体操あたりから始めなよ」

って言ってあげたいですね。まず背面弛めたらどうだろう。

そして本当は一言言ってやりたい。

「お里が知れますよ」と。

はい、聴きようによっては差別発言ですね。差別ガーと騒ぎたければ騒ぎなさい。私は本当に「お里が知れる」って思ってるから。

自分より持っているものが多い人はたーくさんいるわけです。お金、家柄、社会的地位、外見、人脈、そして何より才能。

それを「うらやましい」と思うのは自然なことなのかもしれない。
でもそれを口に出さない、っていうのは人間として最低限の矜持じゃないのかね。

ましてや「持っている人を引きずり下ろすようなことは下賤なこと」

これって育ちの中で家庭教育の領域だと思う。それを習わなかったのかね?
それとも習ったけど「障害のある子を持った」という衝撃的な事件の前で、それを忘れてしまったのかね? そして忘れてしまったことを肯定してくれてしまう支援者に恵まれてしまう。これが悲劇だと思います。

だから私は、そういう状態にある人を肯定しません。
おおよしよししません。
「そう思えてしまうことは不健康ですよ」という情報提供をしてあげる。版元としては損? それはそれで結構。私は版元である前に社会人なので、本を売りたいばかりに社会全体を害するようなウソはつかないのです。

ギョーカイ人の先生たちだって、ギョーカイ人である前に社会人であるはずなのです。
でも自分の周囲の都合ばかり言う。だから「より治る人が増えて社会保障その他に寄与するかもしれない」成功例を語るより、いつまでも生きづらい当事者に当事者萌えして支援の必要性を訴える。

ムネオ的なんです。
利益の地元誘導。
地元が現実の地域ではなく「ギョーカイ」に置き換わっただけです。

でもその結果利益を得るのは、ついていった皆さんじゃないんですよ。

おからさんのツイートをお借りします。
前出のコメント欄を私がリンクしたことを受けてのツイートです。

=====

ありがち。本当にありがち。そしてありがちな考えがギョーカイ本質だと気づいて距離をとり始めたら、子どもは治って行けると思うの。お母さん頑張れ!←ご本尊に触れる快感(笑)

=====

そうなのです。「ポケモンGOでよくなった!」という記事に対し
「うちの子は無理だから報道しないでほしい」みたいな反応をそれを肯定する支援ギョーカイ。
そこから離れれば離れるほど、子どもは治っていくのです。
かつてローカルギョーカイメジャーだったおからさんの、それが実感なのでしょう。

そして私は、自分が主張し続けていることが一向に受け入れられていない、みたいな悲壮感はかけらももっていないのです。
これも誤解している人がいますけど。
自分が悲壮感のかたまりだと、そう見えてしまうのですかね。

ギョーカイの力は弱まっていると思います。
セグメント化していると思います。
そして治りたい人の多さを私は実感しています。
今週末もこんな写真が入ってきましたから。
灰谷さん、神田橋先生の本と栗本さんの本も持って行ってくださったそうです。
それも完売です。



本当は治りたいのに支援者にそれを否定されるから唇かみしめてガマンしてきた人。
もうガマンしなくていい時代が来ましたよ。

「発達障害者は発達する。その理由はここにある。その方法が今明らかになる」

という時代がやってきたのです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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想定いちゃもん追加

2016-07-22 15:43:25 | 日記


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ポケモンGOの日本発売が遅れてよかった理由

2016-07-22 09:27:05 | 日記
但し発達障害の療育的には、っていうことね。

というのは

こういう記事を見たから。
アメリカの自閉っ子ママが、「任天堂ありがとう」って言ってるらしい。



この記事はきっと、日本でも広く(ギョーカイ猿烏賊含めて)好意的に受け取られるんじゃないから。

そしてそれは、アメリカ発だからでしょ。

もし日本人がこういうこと言ったら

・エビデンスがありません
・トンデモです
・効果があるのならエビデンスを出せ! (じゃないと怖くてできないから・・・たとえ無料でも  ←注:ちょっとでも損したくないみみっちさゆえ)
・金儲けガー
・自閉症は生まれつきの障害です。ポケモンGOでは治りません
・治るなんて差別!
・ポケモンGOに効果があるとしても発表は控えてほしい。人心が安定しない
・スマホを買えるうちと買えないうちがあります。報道してもらうと困る

などのトンデモない反応が予測されるからです。

それを「アメリカ人が効果的だと言っている」というだけでがらっと態度が変わる。
自閉症治せないとしても欧米コンプレックス治せよ、と思います。
じゃないともともとこの国にあるいいものが見えないからさ。

私は興味なかったけど、五本指シューズで歩き回りたいので、きっとダウンロードすると思います。



効果があるかないか口角泡を飛ばすより、効果があると言っている人がいるのはなぜかを身をもって体験した方がいいんじゃないの? それはコンディショニングや原始反射を統合する遊びに関してもそうだけど。それをみんな驚くほどやらないねえ。

それに
「遊び」は最強だからね。

そして
たぶん歩き回ることも大きいよね、このゲームに効果があるとすれば。
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ギョーカイは敗れたのか?

2016-07-21 09:33:24 | 日記





昨日朝飛び込んできたニュース
アスペルガーの子(一部広汎性発達障害の記述もあり)が、下級生に飛び降りを執拗に命じ、やむなく飛び降りて重傷を負った被害者の保護者が加害者の保護者を訴え、1000万円の損害賠償という判決。

これ、リンク先には「アスペルガー」とはっきり書いてありますけど、大手新聞でも障害名は差し控えているところもあります。うるさい圧力団体(自閉症協会とかJDDとかね)からの抗議よけのための自主規制でしょうね。だったら、ギョーカイはついに勝利したのかな?

いや、ギョーカイ的にはこの事件と報道はむしろつらいんじゃないかな。
なぜならギョーカイが、子どもの未来より大事にしているギョーカイ神社のご本尊の青いお札
「親のせいではありません」に真っ向から司法がノーを突きつけたからね。






他人が思い通りにならないという「障害特性」(と司法が認めてしまった)に対するケアの義務が保護者にある(と司法が認めてしまった)という判決なのだから。

よくこういう事件が起きて報道がなされると
「障害に対する偏見が広まる」としたり顔で言う人たちがいますが、何度でも書きます。
事件が起きて、加害者になんかの診断が下ったとき、その診断名を知らせることによって広まるのは
偏見ではなく事実です。
だからそれをストップしてほしいと活動するのは(希望するのは自由だけど団体で圧力活動したりするのはね)「自分たちの都合で他人の自由を制限しようとしている」ということ。運動系の人はその自覚を持ってほしいですね。

一方で私があたかも「発達障害者は犯罪者予備軍である」という主張をしていると勝手に広める人もいますが、それこそ名誉棄損に相当しますね。私は人間として尊敬している発達障害の人とだっておつきあいを続けているのは皆さんご存知じゃないでしょうか。ニキさん、ちゅん平さん、こよりさん、南雲さん、その他多くの人たち。それぞれ自分の生をきっちり生きている尊敬すべき人たちです。その人たちの声を伝える私が「発達障害者は犯罪者予備軍」だなんて考えているわけないでしょ。

私は確かに自閉症者による犯罪被害にあい、支援者なら死んだふりするだろうけど、きっちり時間もお金もかけて民事・刑事と裁判を起こしました。そしてその途上で「なぜ自閉症者が犯罪に走るのか」「走らないためにはどういうすればいいのか」提言をまとめて書籍にしました。


その中で

・自閉症者特有の認知が、一歩間違えると不要なルサンチマンにつながる

という指摘もしているけど、一方で「支援」という名のもとにこれに輪をかけてしまう今の支援ギョーカイの問題を指摘しています。自閉症者は単独で犯罪者にはならない。そこに誤学習させる環境があると、不要に恨みを抱き、また「社会に理解がない!」と声高に叫ぶ周囲によって(つまりありがちな支援にがっつりはまることによって)かえっていつまでも社会を恨み続ける。支援が仇になっている現実を指摘しています。そして、だったら共存のために何をしたらいいかを提言しています。
私の立場(非支援者として発達障害にかかわり、その途上で被害を受けた)として、その一つの実践が「きっちり法的に責任を取ってもらう」「いくら嫌いな人間のことでも虚偽の情報を振りまけば有罪になる」と本人にも同じようなことをしそうな当事者保護者にもきっちり見せることでした。
「差別者」には程遠い行為のはずです。むしろ迷惑行為をしても「障害だから仕方がない」とほっておくギョーカイ系支援者の方がよほど可能性を低く見積もっていないですかね?

じゃあこの飛び降り強制事件の場合、どうすれば被害者加害者を助けられたんでしょうかね?

まず、私はこの事件の加害者に障害があるからと言って不問に付さず、民事提訴してくれた被害者の両親に感謝したい。だからこそ司法判断が問われたのだから。

加害者の両親は、義務を怠ったことになっていますが、だからといってこういう問題行動を見せる当事者をいわゆるギョーカイ系の支援者のもとに連れていったらどうにかなったかというと疑問符がつきます。せいぜい「受容と共感」「犬の曲芸」「環境調整」「ありのままを受け止めましょう」しか言われなかったら、この子が持っていた不全感は解消しなかったかもしれない。だからそういう意味では、司法はいかにギョーカイが使えないか知らない。知ったらびっくりするでしょうよ。税金泥棒ですから。

加害者の両親が障害特性を知っていたら、体罰に効果がないこと、むしろ体罰が誤学習を重ねてしまいこの種の事件を誘引しやすいことくらいはわかったかもしれない。

じゃあなんで多くの特性を持つ子の親が特性を認めたがらないのか。

そこにスティグマがあるからでしょう。

そしてここで潔く認めなければならないのは、大手新聞がギョーカイの圧力活動の結果不自然に障害名に言及しないほど「言論統制」が行き渡ってもなお、スティグマが消えていないということです。

つまりスティグマは「犯罪報道」が生み出すものではない。

何がスティグマを生み出すか。

「ありのままでいいんだよ」がスティグマを生み出すんです。
なぜなら我が子の将来を誰よりも案ずる親こそが、「ありのままでいい」とは納得できないからです。支援者がいくらそう言おうと、親が納得できない。

つまりね、スティグマを生み出すものは

「一生治りません」という宣告です。
発達障害となったら最後、諦めなければいけないのなら、その場に近づこうとしないでしょう。

一生治らなくて、ありのままを受け入れなければいけなくて、社会が理解しなきゃいけない。

そういうギョーカイの啓発活動の結果、発達障害に対するスティグマはどんどん大きくなっているのです。

認めようよいい加減。

ギョーカイの最高峰である超名門クリニックである「よこはま発達クリニック」で「どこに出しても恥ずかしくない立派な自閉症」という診断を受けた加害者を

手のひらを返したようにまた別のギョーカイ大大メジャーである杉山大先生が「いやあれはトーシツなんだよ。だって自閉の子は天使だから」とものすごいアクロバティックな言い訳をされ

天使じゃない自閉症者をいっぱい見ている人たちには総スカンされ

その後あまりの事件の頻出っぷりに「これはなんか手を打たなくては」と画策され神田橋先生にも学ばれたのは変わり身速くていいと思いますが(被害者だった私は不快だけどね)

もういい加減学ぼうよ。
スティグマを生んでいるのは犯罪報道じゃないんだ。

「一生治りません」というギョーカイ系支援者が手抜きのためにやってる宣言の方なんだから。

ああそれと、これも昨日飛び込んできたニュース

犯罪と発達障害を一番結びつけているのは死刑判決が出てしまうほどの極悪事件の原因として障害を持ち出す弁護士じゃないですかね。ギョーカイが本当に差別がいやならこっちに抗議すれば?

でもね

「ギョーカイは人権派弁護士には抗議をしない」に一万ペソ。

おっと賭けはいけないんだった。

でもさ、とにかくさ

耳あたりいいこと言ってくれる相手を選んで抗議するよね、ギョーカイ。

だから

私がどれだけ吠えようと無視してもらえてありがたい。
そういう意味でだけ
死んだふり万歳! です。

そして

スティグマをぬぐいたければ

「人間脳を育てる」を読もう!

発達障害者は発達する

までは「発達障害は治りますか?」で言いました。

そしてあれから六年経って

「発達障害者は発達する。その理由はここにある」

まで言えるようになりました。
これが花風社の発達です。

「発達のヌケなんだから取り戻せる」

というところまでたどりついたからです。

そして花風社が発達できたのは

ギョーカイと離れたからです。
主体性を発揮したから
ギョーカイでの適応より「資質の開花」を選んだからですよ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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世代間独立(愛着の問題に絡めて)

2016-07-19 10:39:13 | 日記




さて、今日は愛着の問題に絡めて世代間独立の話を。
というのは、ちょうどまーちさんからいいコメントをいただいたので。

=====

今の私だからわかること (まーち)
2016-07-17 14:12:37
少し前に、昔住まいしていた地域の知人から、地元に自閉症当事者への新たな支援団体を設立した旨の連絡が届きました。
メールはとても生き生きと綴られており、「一専業主婦の自分がこんなことまで始められるなんて!」と喜びが弾けている内容でした。
自己実現を果たされつつあるのだな、と感じました。(ブ)
どうか、保護者の皆さんがたの喜び以上に、当事者の皆さんがたが実社会の一員として活躍されますように、と祈るばかりです。(本音)

とは言うものの、私自身もその地域に住まいしていた頃は、親の会の中心として働き、「どうしたらいいのか」の答えを『知識』から得ようともがいていました。
その頃に得た知識は確かに役に立ってくれた部分もありましたが、根本的に本人の持つ困難を治していくものではなかったと、花風社さんの本やセミナーを知った今ではよくわかります。
私は親という立場なので、ギョーカイには何のしがらみもなく、気がついたときにハンドルを切り返すこともできますし、ただひたすらに息子の成長につながるホンモノを選択していくことが可能です。
そういう生き方にシフトできたことをとても幸せに感じています。

=====

私は女性が仕事を始められるのはいいことだと思いますし、それが障害のあるお子さんのためになって、しかも公金が降りるならその分つぶれる率も低くなり、雇用にもつながり、いいと思います。

専業主婦だった女性がお金を稼ぐようになって悪いことはないです。自分のためにも子どものためにも使えるお金が増えます。災害があったら寄付も送れます。夫の稼ぎだけで暮らしていたときより自由度が増えるはずです。
うまくすれば社会貢献もできます。

ただ愛着の問題を勉強していくと、「世代間独立」ってとても大事だと思うのです。なぜかすでに大人になっても親の顔色をうかがってしまう人たち。いつまでも主体性を発揮できない人たち。ゆえに資質が開花できず生きづらい人たち。そのときに経済的に親がかりだったら余計難しくなりますよね。

ここで「資質の開花」と「自分でご飯を食べていくための修行」がつながります。世代間で自立していることは大事。別に賃金だけで足りなかったら生活保護でも障害者年金でもいいと思いますが。

そして経済的な自立を他世代に頼らない、という意味では「障害のある子を持つ親が障害を事業化するかどうか、しかも公金を当てにするかどうか」は親子間の関係に決定的な影響を与えると私は思っています。

親の年金を充てにして生きるニートには眉をひそめる人でも、障害のある子どもがいる人が障害のある子どものために公金ビジネスを始めることには抵抗ないようですね。

私とて、それに反対するつもりはありません。
そういう制度がある以上、利用したければ利用すればいいと思います。

ただそういう人から出てくる「社会の理解ガー」を私は素直には聴かないというだけ。そこには自分の仕事も絡んでいるから。

そして本音を言うと、「いっちょまえの事業家」とは見なしていないというところです。なんというか、一生に一冊だけ訳書を出した人を翻訳家とは見なさないというプロ意識と同じですかね。

それにまあ、世代間独立が果たされていませんね。
親に食べさせてもらっていないかもしれないけど、子どもに食べさせてもらっているわけでしょ。

まあこれは、政治家でもなんでも二世が嫌い、という個人的な志向も関係ありそうですが。
世の中には親子で商店経営しているおうちなんていくらでもありますが、私はたぶん、そういう道を選ばない人のようです。
親子はどうしたって縦関係から始まるから、そこに食い扶持の問題が絡むとたぶん愛着方面はめんどくさくなりそうです。

あと、「気がついたらハンドルを切り返すことができる」こと。
これも大事にしたいことですね。
版元という商売はわりとそれができます。
支援者は切り返せないと思う。それぞれのたこつぼを必死で守らなきゃいけない。大変そうです。

でもね、橋下徹さんが「権力は使い捨てでいい」と言ったように
皆さんは支援者も使い捨てればいいんです。

版元はどうかって?

使い捨てればいいんですよ。

公金が入っていない私たちのような事業家は、つねに使い捨てられる覚悟でやっているんです。

私の意見が気に入らなくて「もう二度と花風社の本は読まない!」と脅しのように言ってきた人はこれまでも数多くいますが、そのたびに私は

「わかった。ぜーったい読むなよ。読みたくて読みたくて悶絶するような本を次々と出してあげるよ私は。それでもぜーったい読むなよ。自分の言ったことなんだから守れよ」と言ってきました。面と向かってこう言ってあげると、だいたい、泣きます。

ただ売られた喧嘩を買っただけなんですけどね。

それでもコンスタントに本を買ってくださる皆さんに対してだって私は、「いつ読まなくなってもかまいませんけど?」という気持ちで出していますよ。

すがりつくのはめんどくさいことだから。
すがりつくと、何かが減りますよね。何かはわかんないけど。

☆☆☆☆☆☆☆☆
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愛着障害と二冊の本

2016-07-16 19:33:24 | 日記




今日は準よそいきを来ました。川を二つ超えるので。
でも靴はどうしても五本指シューズで行きたい。
お洋服と靴、色がお揃いだからいいや、と自分で理屈をこさえて出かけます。
そして川を二つ超えたところで愛甲さんと出会い・・・

ランチはどこに? と言ったらフレンチを予約してくださってたのこと。
ひええええ。五本指シューズで大丈夫だろうか。
男性がサンダルと短パンで入ろうとしたときは断られたとのこと。
ビクビクしながら(当社比)入りましたが無事通過。昼間からおいしいフレンチをごちそうになりました。

それから愛着障害について打ち合わせ。
愛甲さんが、愛着障害が治る時代になってきた。
二冊の本が同時に出たのが本当に偶然だけどすばらしい

とおっしゃっていました。

二冊の本とは
もちろん
神田橋先生の新刊と
「人間脳を育てる」です。

アマゾンさんをお待ちの皆さま
「人間脳を育てる」増刷分、アマゾンさんについに増刷入荷しました。
今なら買えます。
これからも続々搬入していきます。
よろしくお願いいたします!






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すっきり目覚めて

2016-07-15 10:19:46 | 日記




今朝も忙しいです。
でも朝一にご注文とともにうれしいメッセージが来たのでご紹介。

=====

先日、栗本先生の本を二冊購入させていただき早速実行させていただいております。子どもの寝つきがよくなり睡眠の質もいいようで毎日子供にせがまれます。ありがとうございます。今回購入させていただく本もどのような内容が書かれているのかとたいへん楽しみにしております。よろしくお願い申し上げます。

=====

先日芋本と黄色本を買ってくださったのね。
今回は人間脳と「発達障害は治りますか?」をお買い上げ。ありがとうございます。

こういういかがわしいおっさんたちの本が売れて何がうれしいかって
まず皆さんが治ること。そして
私独自の事情を言うと
ギョーカイとつきあわずに商売できるのがうれしい。

だったらトンデモでもいいよ。

またトンデモなく治っているというご報告が入ってくるでしょ。

何しろギョーカイ系の睡眠障害セミナー行ったら、精神科医の先生が真顔で

・スケジュール作ってちゃんと寝られたらトークン

という方法を提唱されていてびっくりしました。

・医師に不眠の相談をしたらただメラトニンの買い方を教えてくれた

という体験談を持つ方も。

でも黄色本芋本で眠れるようになるもんね。

あ、それと

睡眠だけではなく、芋本は今の季節、本当に参考にした方がいいと思いますよ。
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