昨日の朝、愛甲さんの質問会の当日、皆さんの質問に愛甲さんが答えたメモ書きを足したもの(ワードA4で37枚
)を見直してみました。
そうしたら第一問の方が、前日の大久保さんの講座をきいたかどうかが気になりました。
まさに大久保さんの実践に答えがあったからです。
名簿を見てみると、大久保さんの講座は取っていない。
押し売りになってしまいますが、後日配信でもいいので、きいてみていただきたいと思いまして営業しました。
そしてお申込いただきました。
なぜかというと
個人情報もありますので詳しいご説明はこの場では控えますが
重度の方で、成人の方
きちんと学校時代に学校現場に「大人になるまで少しでも伸ばせるところは伸ばそう」という発想があれば、これほどの苦労を親も子もなさらなかっただろうと思ったからです。
大久保さんはまさにそういう「消化試合の現場」を見て、御自分の進路をスイッチしてこられ、今ここに至っています。消化試合で終わらせようとする教育現場にできないことをするために独立の道を選んで家庭に介入されています。「凹を育てなおす」ヒントをご家庭に伝授しています。その発想と知見があればこの親子さんはラクになるだろうと思ったのです。
少し資料を公開します。
これは、昨年の9月に大久保さんと栗本さんが対談したときの音声を私ではない人がべたっと文字起こししたものです。出版するものではなく資料です。大久保さんが見てきたものを伝えるためにここに貼ります。
=====
大久保 その後、大学生なので養護学校とかの授業の補助で入ったりする時期もあって、学校を見たりしていると、「本当にこれでいいのかな」と、正直、思いました。
浅見 どういうところですか。
大久保 結局、45分授業があったとしても、最初の5分間、ねじを回すとか、ちょこっとやって、あとはビデオとか。体育というのも、体を動かすというけれども、ただマラソンをさせているだけ。10週走っておしまいにしているだけとか。あとは、ずっと横になっていたりしていて、この子たちの学びは本当にこれでいいのかな。片や、違う小学校とか行けば、朝の8時からちゃんと勉強して3時ぐらいに帰って来るのに、この子たちは勉強しなくていいのだろうか。純粋に、分からないから、そう思っていました。親御さんたちに聞くと、そういう情報はあまり知られていなかったりして。
浅見 そういう情報って何ですか。
大久保 学校でそんなふうに過ごしているのを知らない。
浅見 もっとちゃんと教わったりするとか。
大久保 個別支援計画はきれいに書きますので、知らないと。親御さんたちは、たぶん、学生に対してそういうのも聞きたいというのがあったのだと思います。自分は学校に見学に行けないけれども、学生は授業の補助とかで入っているので、大久保はどうなのだというのを聞いて、そういう話をするとか。で、学校の先生に対して、家庭でこういう問題がある、さっきのトイレで流す問題があるのだけど、どうしたらいいだろうと相談するけれども、先生は「もにょもにょ」と言って返ってこない。なぜ返ってこないのだろうかと相談されたりする。
僕は学校に入っているから、「こういう話がありますが、先生はどう思われますか」と言ったら、「それは家の問題だから、僕たちは責任とれないでしょう」と、ボンと言われてしまったのですね。「僕たちはやらないじゃん。だって、それは学校の話でしょう」。で、親御さんはどうするかといったら、トイレにモノを流すとか壁をはがすとか、いろいろ問題は残る。でも、学校に相談しても返って来ない。支援何とかセンターに行って相談しても、よく分からない構造化の話をされて帰って来る。子どもは苦しい。親も苦しい。どうしようもない。じゃあ薬に頼るか。そういうのをずっと見てきたので、あまりにも。僕はもともと小学校の先生になって働きたいと思っていたのに、あまりにも現実とのギャップがあり過ぎて衝撃だったのですよね。
浅見 なぜ、そういう体制になってしまったのですかね。要するに学校が教育をしていないわけですね。
大久保 そうですね。結局は、僕も函館に住んでいるからだいたい想像がつくのですが、そこの地域に大きな福祉の施設があったりすると、どうせそこに行くだろうと、先生たちの目も親の目も全部そちらに向いてしまうのですね。子どもを見ていない。
=====
そして皆さんにお願いしたいのは
これをただの悪口で終わらせてほしくないのです。
花風社は「NEURO」発行時「凡医を問い詰める会」を作りました。
凡医が思考停止で「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」等の決まり文句を使うとき、逆質問してあげましょうという会です。
花風社周りの情報もそうだし、もちろん廣木道心さんの「発達障害・脱支援道」もそうだし、党派の違う方ではありますが「発達障害バブルの真相」の著者の調査力もそうですが
情報として利用していただきたいのです。
思考停止で決まり文句として介入してこようとする医療や福祉や教育に対して。
「こういう情報ありますが、これなら我が子は任せられません」等の交渉道具に使っていただきたいのです。
その結果過剰な支援が引き下がるのもよいし、支援現場が意識を改めるのならいいことですし。
彼らに自浄能力がないのなら利用者が突っ込めばいいのです。
今回本にするかどうかもわからない編集の手が入っていないとりあえずの一次資料をここに公開したのは
こういう「支援校の消化試合の現場」を見たからこそ大久保さんは家庭への介入をお仕事にされたということ。
そして神田橋先生や栗本さん、灰谷さんに学び身体を徹底的に勉強して、たとえば字が書けるように至るまでの育て方を編み出したこと。
それをお伝えするためです。
だからある意味、大久保さんの実践は重度の方にとても強いと思います。
日本で一番重い方をみている施設で利用者さんと寝食を共にしてきた方ですしね。
重度の方で諦めたくない方、よかったら今からでも大久保さんの講座を見てみてください。
)を見直してみました。
そうしたら第一問の方が、前日の大久保さんの講座をきいたかどうかが気になりました。
まさに大久保さんの実践に答えがあったからです。
名簿を見てみると、大久保さんの講座は取っていない。
押し売りになってしまいますが、後日配信でもいいので、きいてみていただきたいと思いまして営業しました。
そしてお申込いただきました。
なぜかというと
個人情報もありますので詳しいご説明はこの場では控えますが
重度の方で、成人の方
きちんと学校時代に学校現場に「大人になるまで少しでも伸ばせるところは伸ばそう」という発想があれば、これほどの苦労を親も子もなさらなかっただろうと思ったからです。
大久保さんはまさにそういう「消化試合の現場」を見て、御自分の進路をスイッチしてこられ、今ここに至っています。消化試合で終わらせようとする教育現場にできないことをするために独立の道を選んで家庭に介入されています。「凹を育てなおす」ヒントをご家庭に伝授しています。その発想と知見があればこの親子さんはラクになるだろうと思ったのです。
少し資料を公開します。
これは、昨年の9月に大久保さんと栗本さんが対談したときの音声を私ではない人がべたっと文字起こししたものです。出版するものではなく資料です。大久保さんが見てきたものを伝えるためにここに貼ります。
=====
大久保 その後、大学生なので養護学校とかの授業の補助で入ったりする時期もあって、学校を見たりしていると、「本当にこれでいいのかな」と、正直、思いました。
浅見 どういうところですか。
大久保 結局、45分授業があったとしても、最初の5分間、ねじを回すとか、ちょこっとやって、あとはビデオとか。体育というのも、体を動かすというけれども、ただマラソンをさせているだけ。10週走っておしまいにしているだけとか。あとは、ずっと横になっていたりしていて、この子たちの学びは本当にこれでいいのかな。片や、違う小学校とか行けば、朝の8時からちゃんと勉強して3時ぐらいに帰って来るのに、この子たちは勉強しなくていいのだろうか。純粋に、分からないから、そう思っていました。親御さんたちに聞くと、そういう情報はあまり知られていなかったりして。
浅見 そういう情報って何ですか。
大久保 学校でそんなふうに過ごしているのを知らない。
浅見 もっとちゃんと教わったりするとか。
大久保 個別支援計画はきれいに書きますので、知らないと。親御さんたちは、たぶん、学生に対してそういうのも聞きたいというのがあったのだと思います。自分は学校に見学に行けないけれども、学生は授業の補助とかで入っているので、大久保はどうなのだというのを聞いて、そういう話をするとか。で、学校の先生に対して、家庭でこういう問題がある、さっきのトイレで流す問題があるのだけど、どうしたらいいだろうと相談するけれども、先生は「もにょもにょ」と言って返ってこない。なぜ返ってこないのだろうかと相談されたりする。
僕は学校に入っているから、「こういう話がありますが、先生はどう思われますか」と言ったら、「それは家の問題だから、僕たちは責任とれないでしょう」と、ボンと言われてしまったのですね。「僕たちはやらないじゃん。だって、それは学校の話でしょう」。で、親御さんはどうするかといったら、トイレにモノを流すとか壁をはがすとか、いろいろ問題は残る。でも、学校に相談しても返って来ない。支援何とかセンターに行って相談しても、よく分からない構造化の話をされて帰って来る。子どもは苦しい。親も苦しい。どうしようもない。じゃあ薬に頼るか。そういうのをずっと見てきたので、あまりにも。僕はもともと小学校の先生になって働きたいと思っていたのに、あまりにも現実とのギャップがあり過ぎて衝撃だったのですよね。
浅見 なぜ、そういう体制になってしまったのですかね。要するに学校が教育をしていないわけですね。
大久保 そうですね。結局は、僕も函館に住んでいるからだいたい想像がつくのですが、そこの地域に大きな福祉の施設があったりすると、どうせそこに行くだろうと、先生たちの目も親の目も全部そちらに向いてしまうのですね。子どもを見ていない。
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そして皆さんにお願いしたいのは
これをただの悪口で終わらせてほしくないのです。
花風社は「NEURO」発行時「凡医を問い詰める会」を作りました。
凡医が思考停止で「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」等の決まり文句を使うとき、逆質問してあげましょうという会です。
花風社周りの情報もそうだし、もちろん廣木道心さんの「発達障害・脱支援道」もそうだし、党派の違う方ではありますが「発達障害バブルの真相」の著者の調査力もそうですが
情報として利用していただきたいのです。
思考停止で決まり文句として介入してこようとする医療や福祉や教育に対して。
「こういう情報ありますが、これなら我が子は任せられません」等の交渉道具に使っていただきたいのです。
その結果過剰な支援が引き下がるのもよいし、支援現場が意識を改めるのならいいことですし。
彼らに自浄能力がないのなら利用者が突っ込めばいいのです。
今回本にするかどうかもわからない編集の手が入っていないとりあえずの一次資料をここに公開したのは
こういう「支援校の消化試合の現場」を見たからこそ大久保さんは家庭への介入をお仕事にされたということ。
そして神田橋先生や栗本さん、灰谷さんに学び身体を徹底的に勉強して、たとえば字が書けるように至るまでの育て方を編み出したこと。
それをお伝えするためです。
だからある意味、大久保さんの実践は重度の方にとても強いと思います。
日本で一番重い方をみている施設で利用者さんと寝食を共にしてきた方ですしね。
重度の方で諦めたくない方、よかったら今からでも大久保さんの講座を見てみてください。