治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

賢ママさんって鋭い

2010-07-16 08:31:24 | 日記
さてさて、大相撲中継の中止が決まった日の夕方
私は悲しみのあまり、行く予定がなかった名古屋場所の切符を予約してしまった。
そうしたらその夜、賢ママさんからメールが来た。
「今年は名古屋にいらっしゃいますか? だったらお会いしたいです」

おおおおお。
そう、私もお会いしたかったんです。ほんとは。
でも多くのアスペルガー当事者にとって辛い季節。出てきていただくのも大変かも。
お誘いしようかどうかためらっていたんですよね。
賢ママさんからお声がけいただいたので、ありがたく、ランチをご一緒させていただくことにしました。

アスペルガー当事者で二人の発達障害の母でもある賢ママさんとは長年のメル友。
ようやく初めてお会いしたのが、やっぱり去年の名古屋場所を見に行ったときでした。

それからもメールでいっぱいお話していました。
てんかんや書字障害のある上のお子さんは今や大学生。
ちゃんと字を書いて課題を提出しています。
自閉症の下のお子さんは足が弱く、まっすぐ走れなかったのに
賢ママさんの地道な自家製トレーニングの成果があり、いまや交流級のリレーの選手として優勝に貢献したそう。
校長先生から表彰されたそうです。

こんな楽しいお話を伺いながら、二時間弱のランチ+お茶タイム。
そして私はタクシーに飛び乗り、愛知県体育館に向かったのでした。
ここでは「稀勢の里母の会」のメンバーとジョイン。
なぜ「稀勢の里母の会」と呼ぶかというと、私たちは母の気持ちで稀勢の里を応援しているからです。
もちろん勝ってほしい。でも私たちは相撲取りとしての稀勢の里が好き。
「私たちは稀勢の里を見捨てない。どんなに勝てなくても。だって母だから」というノリの会。

相撲はやっぱりダイジェストじゃだめ。
久々に仕切りごと取組を幕下から楽しんで、稀勢の里が合口の悪い相手を倒したとき大歓声をあげ
楽しい相撲観戦をして、家路についたのでした。
もちろん新幹線の中でもずっとお相撲の話。
九月場所での再会を期して別れました。
いやあ、楽しかったです。

そういえば賢ママさんは単独でも講演されることが多いですが
佐々木正美先生の対談相手として呼ばれることも多いですね。
だから佐々木正美先生のMLに入っているそうですが
そこであるとき佐々木先生が手に入れた稀勢の里の手形とサインの写真が送られてきたとの事。
佐々木先生も稀勢の里がご贔屓だそうで
これは意外な共通点とうれしくなりました。

写真は賢ママさんにいただいたキティちゃんのポーチ。
夏らしいさわやかな青です。夏休みの旅行に重宝しそうです。

ありがとうございました!