治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

家事と発達

2010-07-04 12:10:46 | 日記
さてさて、W杯モードで暮らしています。
夕食後、ジムに行き汗を流し
帰ってきてビールを飲みながらサッカー観戦という至福の時。
ジムから帰ってきて枝豆なんかをゆでたりします。

安い居酒屋で出てくるような冷凍枝豆は好きじゃないので
なるべく枝についているものを買うようにしています。
国家斉唱を聞きながら、枝から豆をはずしていることが多い。

で、そのとき思い出すのは「発達障害は治りますか?」に出てくる神田橋先生のこのお言葉。

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人類の脳というのは直立して手首から先を使うようになってから発達したので、手首から先を複雑に使うような仕事は健康にいいし脳を発達させるんです。で、どんな作業があるかね、っていうと、ほとんど家事なんです。

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こう考えると苦になりませんね。枝豆をぶちぶち枝からちぎるのも。
枝つきの枝豆はおいしいし、手を使うと脳にもいいらしい。一石二鳥。

大地君のおうちでは、休日の昼ごはんもまた楽しい修行の時間に決めているそうです。
おそうめんとか、ホットケーキだとか、サンドイッチとか
子どもが作れるようなものしか作れないけど
妹ちゃんたちもちゃんとお手伝いするそうです。

私も小さいころの休日は母に、おそうめんとかおそばとか作ってもらいましたが
食べるだけだったなー。

ただ中学・高校生になるころには、結構家事負担してましたね。
トイレ掃除。靴磨き。夕食の後片付け。私の役目でした。
うちは受験生でも免除されませんでした。それが親の方針でした。文句を言ったこともあったのですが
「この家にいる以上は親の方針に従ってもらう」と言明されていました。
「家事をやって落ちる程度なら、大学なんて行かなくていい」と言われていました。
勉強に専念させてもらえる友だちが羨ましかったりしましたよ。

でも、今考えれば
家事をやらされていたことも、お勉強方面にちょっとは役に立ったのかもしれません。

と思うとちょっとは家事をやる気にもなるかな?