桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

大崎事件集会

2017-09-24 | Weblog
昨日は、宮崎市で原口アヤ子さんの命あるうちに再審裁判を開かせて、無罪判決を出すようにと求める集会が開かれた。
先の再審開始決定に対する弁護人の説明、学者の解説と判断、何れも判りやすくて、これで勝てないはずはないと思う内容だった。
俺や東住吉事件の青木恵子さん、袴田秀子さん、周防監督、東住吉事件弁護人の青砥弁護士などのパネルディスカッションも、前列に座る記者さんたちが、笑ったり、頷いたり、目頭を押さえるなどしたり、共感を持って聞いていたし、皆さんに想いの伝わる内容だった。
定員オーバーの217名が参加する熱気溢れる集会になったが、この思いが裁判所に届いて、1日も早い裁判所の判断を祈るばかりだ。
青木恵子さんには、ドキュメンタリー番組を作るNHKの取材班が付いていたが、懇親会には、そのNHK班を含めて8名ほどの記者も参加して、布川の闘いの終盤を思い出した。あのときも記者は味方だった。必ず大崎も勝つ!