行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

今季ワースト内容で惨敗。勝利への意志を見せられず ガイナーレ鳥取戦

2022-08-28 11:12:02 | カターレ富山
0-3で敗戦。
上位戦線に喰らいついていくために、3-0で勝たねばならない試合ではなかったか?
もちろん、下位だからといって必ず勝てるわけではない。
けれども。
相手ではなく、自分たち自身の至らなさが起因しての敗戦。しかも、これまでの敗戦、とりわけ最近の松本戦や長野戦の悔しさを忘れていなければ、同じ轍は踏むまいと、奮起せねばならなかったはずなのに。
勝利への意志、絶対に勝ち点3を奪うんだ!という気迫が見せられたかといえば、さにあらず。
これまでの敗戦でも指摘してきたこと。悔しかったら、石にかじりついてでも勝ちにいけ!と。
また、同じことの繰り返し。
勝ちたくないのか?と。優勝したくないのか?と。
失点数だけなら4失点した鹿児島戦のほうが多いけれど・・・これまでの失点パターンを繰り返すようなまずい失点の仕方、そして相手の攻勢をこらえきれずにさらに失点を重ね。挙句、意地を示せず無得点負け。
間違いなく、今季ワーストという内容での敗戦。
この大事な時期に、いったい何をしているのかと。
せっかくアウェイの地にまで駆け付けたファン・サポーターの期待を大きく裏切る、ただの1敗以上の重みを伴った、ガッカリな敗戦となってしまったのでした。

累積警告によって姫野が出場停止、代わって末木がスタメンとなった以外は、前節と変わらないメンバー編成となって挑んだ今節。
17位と低迷しつつも、ここ最近は複数得点を挙げて攻撃に手応えを感じている鳥取。そんな相手をいかに封じつつ先制し、試合の主導権をにぎりつつ、さらには得点を重ねていかねばならないかーーーそんなことが問われる試合だったのですが。
結果は、まったくの真逆。
やりたいこと、やらねばならないことを、そっくりそのまま相手にされてしまうことになってしまいました。
開始10分という良い時間帯に先制、後半開始早々に追加点、さらには終了間際にはダメ押し点で3得点。
守っても無失点で切り抜け、連勝を期して臨んだ試合を見事に制し、ホームの期待に応える勝利を挙げるーーー4-0勝利もある鳥取ですが、それでも内容としては今季ベストゲームであったかもしれません。

一方の、カターレ。やられた側としては、たまったものじゃありません。
攻守の切り替えのときに後れを取って、隙を見せてしまったところを突かれての失点。これまでも繰り返してきた失点パターンというものを、また繰り返してしまいました。対策を講じていないのか?普段の練習で、いったいなにをしているのか?とつっこまれてしまうところ。
それでも・・・「1点くらい、ハンデだ!絶対に逆転勝ちしてやるぜ!」という気概でもって、逆襲に転じられたら良かったのですが。
後半開始時に大野とシルバ、56分という比較的早い段階で柳下と高橋を、それぞれ同時投入。反攻への意志を示す交代策で、実際にも前半に比べたならばチャンスの回数も増え、ゴールに迫る勢いも見せたのですが。
ハッキリ言って、甘い。
なんで、ゴール前まで迫って無理やりにでも押し込むようなシチュエーションで、シュートを選択せずにパスしてしまうのか。
1度で決められないなら2度3度、なんなら決まるまで続けねばならない攻勢で、なぜ息切れしてしまうのか。
本当に逆転勝ちを目指してプレーしているのか、正直、伝わってきません。
相手の寄せの速さや勢いというものもあったでしょうが・・・なぜ、それをバカ正直に受けて立っているのかと。
「そんなもん知らん」とばかりに、自分たちのやりたいことをやりたいように貫き、ゴールを挙げねばならなかったのではなかったのかと。
勝利の前には、なにもかもが優先するーーーそれは、無理やりにでもゴールを挙げるという執念にもつながること。それを詰め切れずにパスしているようなプレーに、納得などできようはずもありません。

敗因は、相手の強さ云々ではないところ、自分たちの弱さ。
これまでの勝てなかった試合の反省を活かせず、同じような失点。そして、攻め手にも厳しさを欠いて日和った挙句に無得点では、擁護のしようがありません。

今節もまた、遠く鳥取にまで駆け付けたファン・サポーター。ホームクラブである鳥取以上の応援を繰り広げていた、と自負しています。
そんな応援に、期待に応えるどころか、裏切ったと断じざるを得ない内容で惨敗。
いったい、なにをしているのかと。
優勝したくはないのか?
優勝したいチームが見せていい内容ではないです。断じて。
一戦必勝、毎試合が決勝戦のような気迫でもって、絶対に勝つ!という凄みをプレーで体現できているのか?
遺憾ながら、そうは見えません。
いつまでも、同じ失敗の繰り返しで失点し、同じ甘さで得点できない。

また、優勝が遠のきました。
そんな不甲斐ないカターレを、対戦する各クラブは見逃しはしないでしょう。
球際厳しく喰らいついていけば、カターレは守備のもろさをみせてボロを出すーーーそんな弱点が共有され、対戦相手は遠慮呵責なく突いてくることでしょう。
優勝どころか、目先の1勝ですら怪しいと言っても、過言ではない。
期待しているのは、勝ってほしいのはファン・サポーターだけなのか?と。
本気で優勝してほしいと願っているのに、当の選手たちに、その気がないのか?
そんな不躾な問いに、どう答えるのかと。
もちろん、全身全霊でもって否定し、懸命に勝利を追い求めている!と・・・そう、言ってほしい。そして、それを勝利で証明してほしいわけです。

今のままでは、なにを言っても口先だけにしかならないでしょう。
失望を汚名返上したいならば。
内容と結果が伴った、気迫あふれる全力ブレ―からの勝利でもって、信頼回復する以外に道はないのです。

あきらめるようなことは、したくありません。
まずは、次のホーム福島戦。
「それだけ出来るなら、前節の鳥取戦からやればよかったんだよ!」と文句のひとつも言われるほどの勝利を。
期待に応えるだけの勝利のために。
ワースト更新ではなく、ベスト更新となる勝利を、期待します。
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